読んで本物の学力をつける「対話式算数」

難関中学入試対応の算数教材を販売しています
https://tai-san.net

教材で生徒は変わる

私が子供のころは、自分に合う学習法を常に探していました。

学校から出される宿題は、自分に合わないと思うものはあまりやらなかったと思います。

私が塾講師を始めたのは1990年代で、サピックスで働いていましたが、学生時代と同様に、どういう指導スタイルで行ったら生徒の成績が上がるかを考え、実行しては修正したり変更したりをくり返していました。

サピックスの教材が悪いというわけではないのですが、もっと良い教材や学習システムを提供すれば、もっと成績は上がると考え、いろいろな教材をつくり、課題の出し方を工夫しました。

その気持ちは衰えるどころか、ますます強くなり、教材やテストを自分でつくって良いという川崎の塾に転職しました。

ところが、転職したらビックリで、サピックスの学習システムとくらべて、劣っているというか、そもそもシステムというものがなく、各々の講師が新演習に沿って授業をし、それぞれ自分のクラス専用のテストをつくり、解かせて、採点するというものでした。

組織で仕事をしていないので役割分担がなく、みんな似たような仕事になり、生産性が低く、進化とか発展とか成長という雰囲気がありませんでした。

すぐにサピックス以上の学習システムに変更し、組織的に動かしたいと思いましたが、新入社員にそんな権限はなく、2年間は、自分の担当クラス(4クラス中3番目のクラス)の教材と学習システムを試行錯誤してつくりました。

やり残したこともかなりありましたが、なんとか3番目のクラスでは前例のなかった「早稲田」「芝」「市川」「大妻」に進学者を出し、例年1~2人受かれば良いという学校群に10人以上(約30人のクラス)の進学者を出すことができました。

そこからいよいよ、担当クラスだけでなく、塾全体のカリキュラムやオリジナルテキストをつくることを許されましたが、いきなり劇的に変えると問題が生じるので、新演習はすぐに止めましたが、カリキュラムやテキストは何年もかけてじわじわ変えていきました。

オリジナルテキスト初年度に、塾の算数のトップ講師に総括で「古川君(私です)のテキストは、最初は『こんなの使えるか!』と思ったけど、使ったら最高に良くて、生徒も凄く伸びたよ」と、重鎮らしい言葉で、最終的には褒められ認められました。

塾生の偏差値を上げたいの一心で、カリキュラムやテキストだけでなく、テストの方針や狙い、課題の出し方、講座内容など改良を重ねました。

変えていく中で失敗もありましたが、成功は継続し、失敗は改善するというスタンスで、効果的なもの、やってはいけないものはどういうものか、つかめたつもりです。

川崎の塾で、教材やカリキュラムや学習内容が、生徒の成績を大きく左右することを経験しました

余談ですが、川崎の塾の算数の状況はとても良くなり、他の教科を圧倒していましたが、文系講師もそれに触発されたのか、偏差値を上げ、各教科のバランスが良くなり、上から下までよく受かる塾になりました。

「率」ではサピックスの次点というところまで行きました。

応用力は上げられる

2012年1月に川崎の塾を退職し、フリーランスとして、1人で教材をつくって販売するというスタイルにしました。

普通のテキストをつくっても、私が直に教えるわけではないので、自学自習で取り組める教材にしました。

採用したのは対話式の教材で、対話式算数と名付けました。

飽きずに楽しく教養のある会話にしたいと考え、キャラクターに個性を与え、奥深い内容を目指し算数論の会話を多く取り入れました。

例えば、つるかめ算は「表で規則性で解く方法(計算式のみでも解ける方法)」と「面積図で解く方法」と「消去算(方程式)で解く方法」がありますが、「範囲を考える問題は面積図の方が分かりやすいから面積図で解きました」というような理由をつけて解法を選ぶ力を算数論と呼んでいます

オンライン指導をやっていますが、指導開始前に、対話式算数を取り組んできた子は、他の教材を取り組んできた子よりも、算数論があり、解くときの書き方も良いため、典型題が解けるだけではなく、応用問題や捻りのある問題にも対応でき、学力が高いと感じることが多かったです。

塾講師を20年やってきましたが、生徒全員に、できるだけたくさんの解き方を身につけてもらい、算数の素質のある子は応用問題にも通用するというスタンスで、それは先天的なものだと思っていました。

対話式算数を取り組むと応用問題に強くなるのは意外でした。

自学自習で勉強しやすい教材をつくりたいという想いで作成しましたが、学力を高めることはあまり意識しませんでした(応用問題に強いかどうかは先天的なものだと思っていましたので)。

対話式で、算数論が読みやすい教材だと、学力が高まり応用問題に強くなるという情報のアップデートができました。

成績と学力は違う

「地頭が良い」「素質がある」「資質がある」「頭が良い」「賢い」「学力が高い」「能力が高い」「思考力がある」「優秀」「センスが良い」「理解が早い」というような定義が難しい言葉があります。

その違いを考えても意味がありませんので、私は、シンプルに「受験勉強で大切なものは学力」としています。

学力なら、やり方によってかなり変化しますが、成績と区別する必要があります。

よく、失速とか後伸びという言葉が使われ、新5年生の偏差値と、中学入試本番時の偏差値が大きく乖離する子がいます。

これは、成績と学力が比例しているかどうかです。

中学入試の本番では学力の影響がとても大きいです。

偏差値と学力が一緒に上がっていくような学習をすることが大切です。

目標が成績(偏差値)なのか学力なのかは案外重要です。

「学力」は、上記の通り、算数論を読むことと、対話式算数でフル活用している表を利用した解き方で、高くなります。

成績は知識と置き換えてもいいかもしれません。

「Aを知っていればBも分かるでしょ?」という問いに、Bを求められる人は学力が高い人で、Bを求められず、Bも覚える人は学力が低い人です。

Bができていれば成績は良い(知識はある)となりますが、「Bを覚えないで求めた人」と「Bを覚えた人」で学力の高低が決まります。

つまり、成績も良く学力も高い人もいれば、成績は良いけど学力は低い人もいます。

AやBは算数では話が高度で難しくなるので、理科で考えてみます。

A:地球は太陽のまわりを反時計回り(北極の上から見て)に1年で1周し、太陽などの恒星は動きません。
B:星(太陽以外の恒星)を毎日観察すると、毎日1度ずつ西にずれ、4分ずつ早くなります。

図を描いたり、1年で360度だから1日に約1度まわると考えると、Bを知らなくてもBが分かります。

Bが出てくるごとにBを覚えていけば成績は上がりますが、それでは限界があります。

Bを覚えるのではなく、Bを求める学力をつけられるような学習で進め、成績を上げることが大切です。

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※偏差値はいずれも四谷大塚偏差値です。

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