受験算数は、学習順序を変えれば、自然と理解が深くなる。
「解き方を覚える算数」から抜け出すために、教え方ではなく、学ぶ時期そのものを組み直しました。3・4年生は場合の数・角度・面積・暗算に絞って準備し、受験算数のカリキュラムは新5年生の2月から。公立小学校と同じ進度で、受験算数の深い内容を学びます。
塾講師22年・家庭教師14年の著者がつくった、家で・自分で・AIと一緒に進める対話式の算数教材です。
進学塾でも難度が仕上がるのは6年生の夏。そこで、難問まで扱った状態で並びます。
それはある意味、
当然とも言えます。
受験算数は4年生から始めるのがスタンダードです。けれど、それでは学習の内容が高度すぎて、子どもたちの理解を上回っています。ほとんどの子は、理解して身につけたいのに、それができません。かといって、できなければテストで厳しい点数になってしまうので、解き方を覚える勉強になります。必然的に、質の低い学習になっているのです。
5年生からで立て直せます。
4年生のときに塾でうまくいかなかった子も、塾に通わなかった子も、不安になったり恐れたりする必要はありません。塾に通う多くの子は、質の低い学習になっています。点数の上ではリードされていると感じるかもしれませんが、本質的には、まったく遅れていません。ここで質の高い学習スタイルを身につければ、学力はしっかり伸びていきます。もちろん点数でも、追いつき、追い越していきます。
塾との関係で見る、向き・不向きへ難しいから、覚える。
覚えるから、捻れない。
捻りのない基本問題を、どれだけたくさん解いても、一部の優秀な子を除けば理解は深まりません。
それは、理解不足のままでも、なんとか解ける問題だからです。
解き方を覚えた子が、少し捻られた問題に手が出なくなるのは、これとよく似た現象です。
「理解すれば、捻りのある問題も解けます」
――それは、解決策ではありません。
理解できないから、解き方を覚えて、それで通用する問題だけを解いている。その子に「理解すれば解けます」と言っても、何ひとつ解決していません。
間違いではありません。
間違いではありません。
間違いではありません。
ただ、そこで理解できるのは、ほんの僅か。受験算数に必要な、十分な理解には届きません。
答えは「教え方」ではなく、「時期と順番」にありました。
学習時期をずらす。テストはしない。
進度は、公立小学校と同じに。
深度は、受験算数のままに。
公立小学校の算数は、深度が浅いので、簡単で遅いと感じる子が多くいます。けれど、進度そのものは決して遅くありません。
一般的な受験算数は、公立小学校の1年前倒しが原則です。深いうえに速いので、理解が追いつかず、解き方を覚える勉強になりがちです。
対話式算数HOPは、深度は受験算数のまま、進度を公立小学校と同じ水準に戻します。それだけでも、公立小学校の算数よりずっと難しい。そのくらいが、ちょうどいい塩梅です。
理解できることに、
テストは要らない。
野球やサッカーの選手名やルール、成績。好きなタレントの名前や曲名。子どもたちは本当によく覚えています。それは、テストに出るから覚えたのでしょうか。
順序が逆なのです。理解できないから、テストで解き方を覚えさせる。理解できることなら、テストは要りません。
「受験算数のカリキュラムを5年生から?
そんなクレイジーな」と思われた方へ。
5年生まで何もしない、という意味ではありません。3・4年生でやることは、下の「学年・状況別のご案内」にまとめています。
入試の算数は年々難しくなり、「2年ではありえない、3年でも足りないかもしれない」という風潮があります。けれど、家庭教師として一人ひとりの生徒を見てきた現実は、まるで違いました。
受験算数のカリキュラムを4年生から始めても、多くの子は、4年生の1年間、理解する勉強ではなく、解き方を覚える勉強で進みます。覚えた解き方はすぐに忘れ、捻りにも応用にも対応できない。3年生から始めても、同じことです。
早くから始めた子に、実はすぐに追いつきます。多くの家庭教師が、同じように考えています。
優先順位の高い学習から取り組むなど、取捨選択の判断が必要になり、プロの指導者なしでは厳しくなります。国語・理科・社会がどれだけスムーズに進むかも影響します。
6年生から始める場合は、教材の作成者によるオンライン個別指導もご相談ください。
家庭教師14年間の指導で、そう感じた生徒は、一人もいません。
では、なぜ進学塾は4年生から、あるいはそれより早くから始まるのか。それは学習上の必要ではなく、塾経営の側の事情です。家庭教師として一人の生徒と向き合っていると、早く始める必要がないことが、はっきりわかります。
新5年生の2月に始めて、
6年生の夏に終える。
5年生から始めるのが理に適っていても、カリキュラムと教材がなければ絵に描いた餅です。まず、そのカリキュラムをつくりました。
比が先、割合があと。
一般的には、割合を学んでから比を学びます。対話式算数HOPはこれを逆にし、比を学んでから分数の割合を学びます。
比が絡む単元は、比のあとで。
比が絡む問題の多い単元は、比を学んでから、比と一緒に扱います。比の前には扱いません。
数の性質は、最後の最後に。
高度で理解が難しく、「解き方を覚える算数」になりがちな数の性質は、最後に力を入れて学びます。
5年生の夏頃。そこを軸に、前後の単元を並べ直しています。
大手進学塾は、5年生のうちに全単元に一通り触れ、6年生の1学期、夏と難度を上げていきます。実質的に仕上がるのは6年生の夏。対話式算数HOPは、その時点で難度が上がった状態に並びます。難問も扱います。
家で、自分で、AIと一緒に。
教材は、カリキュラムの思想に合わせてできるものです。比より前は大手塾のテキストと同じようなものでも成り立ちますが、比から先は、まったく別物でなければ成り立ちません。
キャラクターが登場する対話型の教材「対話式算数」をつくり始め、数年かけて完成させる。
AIをフル活用できる教材を目指し、「AIと併用するならシンプルな構成のほうが身につくのでは」と考えて、対話型を卒業した第二世代の制作を始める。
改めて比べると、対話型のほうが勝っていた。元に戻すのではなく、家庭教師14年間の指導ノウハウを詰め込み、AIをフル活用できる形に「対話式算数」をつくり直しています。
大人なら、シンプルで見やすい教材がいちばんです。
でも小学生は、ストーリー仕立てのほうが興味を持ちやすく、集中が続きます。一人で家で学ぶなら、なおさらです。
子ども1人で進められる。
それでも、1人にはしない。
対話式算数HOPは、子どもが1人で学習を進められることに、とことんこだわってつくりました。そのうえで、つまずいたときに頼れる先を、何重にも用意しています。
対話で進む教材
先生と2人の生徒の対話で進むので、解説を読むというより、授業に参加する感覚で読み進められます。子どもがつまずくところで、茶くま君も同じようにつまずきます。
リンク式解説と、テーマごとのまとめ
例題は「まず、どこに注目?何を書く?」から始まり、❶❷❸と手順をたどるリンク式解説で進みます。テーマごとに「ACTのまとめ」と「受験算数のアドバイス」があり、要点を1人で振り返れます。
AI家庭教師(Google NotebookLM)
教材のPDFをNotebookLMに読み込ませると、付録の練習問題や実力問題でわからないところを、教材と同じ考え方でAIがフォローします。実力問題の解説も、AIがフォローしやすい形で書いています。
NotebookLMはGoogleが提供するサービスです。ご利用にはGoogleアカウントが必要です。
作成者によるオンライン個別指導
もっと手厚く見てほしいときは、教材の作成者によるオンライン家庭教師で、個別指導を受けることもできます(別料金)。
1時間 5,500円(税込)
お申し込みは、公式LINEで「個別指導希望」とお送りください。専用ページのアドレスをお伝えします。
保護者のフォローで、さらに確かに
保護者が教える必要はありません。ただ、対話式やリンク式の解説は、算数に不慣れな保護者でもフォローしやすい形です。フォローの仕方は、ブログ・LINE・LINEグループチャットでお伝えします。
教材 → AI → 作成者 → 個別指導 → 保護者。
「わからない」をそのままにしない仕組みを、何段階にも用意しています。
表を書く。
それで、解き方が洗練される。
これらは、表を書く習慣で解消できます。
面積図、速さの線分図、容器を真正面から見た図なども使いますが、多くの単元で表を書きます。著者自身、家庭教師の指導で表を積極的に使うようにしてから、生徒の偏差値の伸びがはっきり変わりました。
大人から見れば、シンプルな解き方がいちばんです。でも子どもにとっては、考えた足跡がわかりやすく残る解き方のほうが解きやすい。表は、その足跡を整えて残すためのものです。
=考える
=計算する
表の基本は、縦型です。
数字の位が縦にそろうので、桁を取り違えるようなイージーミスが起きにくくなります。
位がそろった表は、そのまま筆算として使えます。別に筆算を書く一手間が省けるので、解くスピードが上がります。
筆算を別の場所に書くと、数字を写し間違えることがあります。実は、意外と多いミスです。表の中で計算すれば、写す必要がありません。
算数が得意な子ほど、こうした負担を減らす工夫を上手に取り入れています。一つひとつは小さく見えても、積み重なれば決して小さな差ではありません。
縦だけでなく、縦と横を使い分ける。
縦型を基本に、問題の形に合わせて、縦と横の両方を使った表を書きます。横はほとんどの問題で3列までに収まり、縦は問題に合わせて増えていきます。
横に「初め・変化・結果」、縦に兄・弟のような登場人物を並べます。誰が、何が、どれだけ変わったのかが、ひと目で追えます。
横に「単価・個数・合計金額」、縦に定価・値引のような場面を並べます。同じ形で、速さ×時間=距離、食塩水×濃度=食塩なども整理できます。
縦だけでなく、縦と横を上手に使った表。これらを使いこなせるようになることを目指しているのが、対話式算数です。
この使い分けは、実はそれほど難しくありません。トレーニングを重ねれば身につくことは、家庭教師の指導で確かめてきました。
ただし、表は魔法の道具ではありません。
ハウツーも、鉄則も、定石も、使いこなす活用力があって初めて役に立ちます。表も同じです。
表を使う解法を練習し、それを少しずつ加工する経験を豊富に積んで、表を使いこなせる力を身につける。
そのための教材が、対話式算数です。
先生は、答えを渡しません。
登場するのは3人。子どもがつまずくところで同じようにつまずく茶くま君、冷静な理屈派のシロ君、そして答えではなく考える方向だけを示す先生です。

お子さんと実際に使ってみたい方に。1テーマ分を、本編・練習問題・実力問題・解説まで、製品版と同じ形でお届けします。NotebookLMでのAIの使い方も、そのまま試せます。ダウンロード・印刷もできます。
遅らせるのではなく、順番を組み替える。
4年生までに、受験算数のカリキュラムを急いで始める必要はありません。そのかわり、解き方を覚えるのではなく、きちんと理解して解くことが身につく場合の数と図形を、先にやっておきます。
書き出しに特化して取り組みます。
特別なことは要りません。ただ、この4つはやっておきましょう。場合の数を続けながら、図形の土台と計算の足腰をつくります。
場合の数を極めましょう。5年生の夏までに、場合の数を大手進学塾の6年生夏くらいのレベルまで仕上げることをおすすめしています。
塾との関係で見る、向き・不向き
対話式算数は、単元をはじめから理解し直すための教材です。使い方によって、効果の出方が変わります。
先生に聞ける安心感と、
先生に聞かずに理解できる納得感。
教材に掲載されている問題について、わからないことがあればLINEで質問できます。ただ答えを教えるのではなく、自分で考え、解き進める力を育てることを大切にしています。
どこまで考えたか、どこで止まったかがわかるように送ってください。
原則24時間以内(最大48時間)に返信します。教材のすべてを読み込ませたGoogle NotebookLMによる講評も添えます。
それでもわかりにくいときは、何往復かのやりとりで対応します。
それでもわからないときは、きちんと応えます。
対話式算数HOPは、自学自習のための教材です。子どもの「わからない」を前もって予測し、その言葉が出る前に解決できるように組み立てています。
それでも、わからない、質問したい、難しい、という子は必ずいます。そのときは、遠慮なく質問してください。
質問は月額料金に含まれていて、追加料金はかかりません。ただ、気軽に聞きすぎると、考える力が育ちません。しっかり考えて、それでもダメなら、遠慮なく質問してください。
1か月ごと、PDFでお届けします。
始める時期と順番を、
もう一度考えてみませんか。
まずはサンプルを読んでみてください。対話の進み方と表の使い方は、説明を読むより、読んでいただくほうが早く伝わります。