- 2022年7月5日
第101話です。
来週でラストです。
先週から数系の問題で、今週はN進法です。
N進法はあまり早い時期に学習しますと、覚える算数になりがちです。
ほぼ全単元を学習した5年生終盤に学習した方が、理解を伴って身につけていきやすいと思います。
興味のある方はこちらにどうぞ
第101話:N進法の概要
101・1
位取りの問題です。
お金で考えるようにしていますので、N進法は意識しないと思います。
教養の話も入れています。
101・2
N進法になっている図形の問題です。
図のときは、機械的に身につけずに、この場所はいくつを表すというように考えていきます。
101・3
いよいよ普通のN進法の数を考えます。
十進法は、○番目や○個というようにイメージすることが大切です。
日常で無意識に使っている「十の位」「百の位」という名称を、どうしてそういう名前なのか納得することがN進法をマスターするポイントです。
101・4
N進法を他の進法に変換する問題です。
101・3が十分身についたことを前提に、比較的、機械的に進めていきます。
101・5
使える数字だけを小さい順に並べていく問題です。
変則N進法と呼ばれています。
6年生向けですが、理解できたら身につけましょう。
解き方を覚えるのではなく、できるだけ手作業をして実感していくことがポイントです。
0が使えないときは、ずれる箇所があって難しくなります。
5年生では、そこまでは扱いませんでした。
練習問題
番号 | 難 | 要 | 講評 |
1 | A | ○が1円玉という感覚で考えます。 | |
2 | A | 1番の類題です。 | |
3 | A | 設定はお金ではありませんが、犬を1円と考えます。 | |
4 | A | 各場所がいくつを表すかを考えます。 | |
5 | A | 4番とほぼ同じ問題ですが、これは三進法です。 | |
6 | A | 3・4番と形は異なりますが、本質はまったく同じ問題です。 | |
7 | A | N進法に慣れるための書き出す問題です。 | |
8 | B | ゼ | 二進法を十進法に、十進法を二進法に直します。 |
9 | B | ゼ | 三進法を十進法に、十進法を三進法に直します。 |
10 | B | テ | 六進法に変えます。十進法は301個というようなイメージをしましょう。 |
11 | B | ゼ | いったん十進法に直してから、二進法に変えます。 |
12 | B | ヒ | 十進法に直してからたしてもいいですが、三進法のままたすことも可能です。 |
13 | C | ゼ | 3つの数字が使えるので、三進法で考えます。 |
14 | C | ゼ | 3つの数字が使えないので、七進法で考えます。 |
15 | C | ゼ | 2つの数字が使えないので、八進法で考えます。 |
※「難」は難度は以下の基準です。
A:確実に解けるようにしたい問題
B:サピックス偏差値50以上を目指す人向けの問題
C:サピックス偏差値60以上を目指す人向けの問題
D:特に難しい問題
※「要」は重要度で以下の基準です(B・C・Dのみ表記)。
ゼ:絶対に解けるようにしたい重要な問題
テ:よく出る典型題
ヒ:捻りのある問題
サ:地道な作業が必要な問題