受験算数OSは、中学受験算数を「解き方の暗記」で終わらせないための教材です。
算数が得意な子は、問題を見たときに、自然に考え始めることができます。
どこに注目するのか。
何を書けばよいのか。
次に何を求めればよいのか。
答えまで、どのように進めればよいのか。
こうした流れが、頭の中で自然に動いています。
しかし、算数が苦しくなる子は、そこが見えません。
問題文の数字を見て、すぐに計算してしまう。
図や表を書かずに考えようとする。
解き方を覚えようとする。
少し条件が変わると、手が止まってしまう。
これは、学力が低いからではありません。
考え方の動かし方を、まだ身につけていないだけです。
受験算数OSは、その部分を教材にしたものです。
単に解法を並べるのではなく、何を見て、何を書き、書いたものを見てどう考えるかを身につけることを目指しています。
塾に通っている子にも使えます。
塾なしで中学受験を目指す子にも使えます。
4年生で算数が苦しくなった子の立て直しにも使えます。
そして、これからの時代は、AIと組み合わせることで、家庭学習の形は大きく変わります。
教材に書かれている考え方をAIに読み込ませ、子どもが分からないところを対話しながら学ぶ。
親が毎回すべてを教えるのではなく、AIと教材が学習を支える。
親は学習環境を整え、進み方を見守る。
受験算数OSは、そういう新しい家庭学習にも対応しやすい教材を目指しています。
教材作成者について
私は1998年まで、サピックス小学部で専任講師をしていました。
主に西船校で授業を担当し、当時の中学受験算数の現場で、多くの子どもたちを指導してきました。
その後、神奈川の川崎予備校という塾で、算数の授業だけでなく、小学4年生から6年生までの算数カリキュラムを決め、メインテキストを作成しました。
市販教材の併用や、授業ごとのプリント配布ではありません。
4年生から6年生まで、全学年・全単元のメインテキストを、1人で作りました。
これは、かなり珍しい経験だと思います。
難関中学受験に対応する塾で、実際に授業を担当しながら、全学年・全単元の教材を作る。
そして、その教材を授業で使い、子どもの反応を見ながら、毎年手直しをくり返す。
この経験が、現在の受験算数OSの土台になっています。
教材は、机の上だけで作るものではありません。
子どもがどこで止まるのか。
どの説明で分かるのか。
どの順番なら無理なく進めるのか。
どの書き方なら、次の一手が見えやすいのか。
そういう現場での反応を見ながら、少しずつ磨いていくものだと思っています。
「分かりやすい解説」だけでは足りない
私は長年、教材を作ってきました。
昔作っていた教材も、自分ではかなり整っていたと思います。
解説も見やすく、授業をする講師にとっては使いやすいものでした。
しかし、今は、それだけでは足りないと考えています。
見やすい解説。
きれいな解法。
正しい説明。
それだけでは、算数が苦手な子は伸びにくいことがあります。
なぜなら、子どもが真似をするだけで終わってしまうことがあるからです。
大切なのは、解き方を見せることではありません。
子ども自身が、「ここを見る」「これを書く」「これを求める」「次にこれを使う」
と考えを進められるようになることです。
そのために、受験算数OSでは、解説の美しさだけでなく、思考の流れを重視しています。
これからも、最高の教材を目指します
私は、自分の教材に強い自負を持っています。
ただし、それは「自分はすごい」と言いたいからではありません。
中学受験算数で苦しんでいる子は、たくさんいます。
本当は力があるのに、合わない教材や合わない進め方で、算数が嫌いになってしまう子もいます。
解き方を覚える勉強になり、自分は算数が苦手だと思い込んでしまう子もいます。
そういう子を減らしたい。
そのために、受験算数OSを作っています。
算数は、正しく学べば変わります。
何を見て、何を書き、どう考えるか。
そこが整えば、問題への向かい方が変わります。
受験算数OSは、そのための教材です。
これからも、最高の教材と呼ばれるものを目指して、改良を続けていきます。