5年生はどこまで学習したらいいか:予習シリーズ編

できるだけやる?

四谷大塚の教材はとても充実しています。

何を重点的に学習して良いか迷ってしまうほどです。

情報を探しても、その情報が、我が子にぴったりかどうかも分かりませんし、四谷大塚の公式アナウンスも歯切れの良いことを書いていないので、よく分かりません。

優秀な子はやりたいだけやれば良いと思います。

適度が負荷がかかっていたら、何をやっても血となり肉となると思います。

優秀な子というのは、偏差値70超の子です。

注:必ずしも思考力があって応用に強い子が高偏差値とは限りませんので、高めの数値にしました。

偏差値45~69までの子は、レベル差はとても大きいですが、必修例題と応用例題を100%身につければ十分です。

例題とはいえ、レベルが高くて身につけられない場合があると思いますので、偏差値が65くらいならば全部、偏差値58くらいならば応用例題は不要、偏差値50くらいならば、例題の3/4というように捉えると良いと思います。

同じ偏差値でも、応用力、理解力は人それぞれですので、偏差値だけでどこまでやるかを決めるわけにもいきませんし、単元によって、相性が良い悪いがあります。

例題を完璧に身につけることが大切

例題だけで良いと書くと、甘すぎるのでは?と思われがちですが、逆から考えていきたいと思います。

塾講師をやっていますと、新6年生の話で「この生徒凄いよ!どの単元も例題レベルが出来るよ!」という声が職員室で飛びます。

つまり、例題が100%出来ていたら、凄い子になるわけです。

予習シリーズは何年おきかで改訂され、現在の教材は、例題が100%身についていたら、優秀というレベルのものになっています。

ちょっと横道に逸れますが、予習シリーズの6年上は、5年の予習シリーズの例題に出ていた問題の比率がとても高いです。

つまり、予習シリーズの企画者は、上記の偏差値70超の子以外は、5年生でこの例題は身につかないだろうということを前提にしているわけです。

そういうことなら、やるべきことは自ずと決まります。

徹底的な例題の反復練習です。

練習問題集や演習問題集や週テスト集をやることで、例題が100%身につく子もいると思いますが、例題をしっかりやって100%身につけることの方が自然の考え方だと思います。

「徹底的な」と書くと、「何回?」というように回数が気になるところですが、回数ではなく、時期です。

学習した週は1回でも良いです。

総合回までの間に1~2回、それからときどき扱って、もうこれ絶対に間違えないよ!というレベルまでやり続けます。

モデルケースとして、例題ごとに、下の4つに分類するのも良いと思います。

  1. 今後も絶対出来る…やらない
  2. 絶対とは言えないけど、自信はある…3か月後
  3. 出来ると思う…1か月後
  4. 理解は出来た…1週間後

このように、扱ったときの感想をもとに次はいつやるかを決めて、どこかに記録を残し、その時が来たら、反復するというものです。

ポイントは一定期間をおいて全部解き直すというような杓子定規にならずに「ここで出来るようにしてピリオドを打つ!」いう意欲が高まる学習スタイルを作ることです。

基本問題や練習問題や演習問題集の扱いにつきまして、少々書いていきたいと思います。

  • 基本問題は間違って身につけていないかの確認
  • 練習問題は、融合問題もあるため、組分テスト対策
  • 演習問題集は、いろいろの問題を解きたい人向け

つまり、基本問題はやった方が良いと思いますが、練習問題は組分テスト対策で、塾のシステムに乗るための勉強となります。

システムに乗るのは、メリットもあればデメリットもあります。

演習問題集は、子どもの性格によります。

例題を軽く見ない

今回のブログを書くきっかけになりましたのは「予習シリーズの例題は無料で解説を公開していて、練習問題は有料で解説を販売しているサイトがある」とのお話をお客様から伺ったからです。

おそらく、予習シリーズは例題は導入から丁寧に解説されているので、そこはニーズがなく、練習問題で丁寧な解説を書けば価値があるという狙いだと思います。

そのあたりは販売する人の考え方で、何が正解というものはありません。

私は、例題を100%身につけることが重要で、例題で、身につけやすい考え方、書き方を構築して、それをときどき反復して忘れないように身につければいいという子が受験生のほとんどを占めると思っています。

その視点に立つと、例題の解説が最重要で、練習問題のマスターは二の次だと思っています。

そして予習シリーズの例題の解説では全然足りないと思っています。

それも個人の感覚ですので、十分と思われる人もいれば、私のように足りないと思う人もいるわけで、どちらが正しいことを言っているというものではありません。

例題から、考え方、糸口の探し方、書き方、どうしてそういうことをするか、などを身につけ太らせていくという感覚が重要だと思っています。

木の幹と枝葉に例えると、5年生は木の幹だけに拘れば良いという考えです。

例題を覚える算数にならずに、どうしてそうするのかを納得していく学習さえ出来れば、練習問題が手つかずでも、良い状態で新6年生を迎えられると思います。