対話式算数第28話:消去算

和と差の問題の第4週目は「消去算」です。

これで、4年生で学習する和と差の問題「和差算」「つるかめ算」「平均算」「消去算」の4部作が終了です。

難攻不落のイメージの過不足算は、半年以上先の小5対話式算数第62話になっています。

過不足算は、「あまりと不足をたして、○で割って~」という理解を伴わない覚える算数になりがちなので、4年生時には扱わないようにしています。

 

 和と差の問題は教え方次第で身につきます。

「塾でよく身につかなかった」という場合でも、他の単元と違い諦めてはいけません。

そういった方にはこの4単元だけでも単品購入をお勧めいたします。

 消去算は、そろえて消去するだけですが、講師によって、書き方の癖が現れる単元です。

線分図にしたり、○や△を使ったりです。

対話式算数では、代入法も消去法も同じ書き方で解きたいので、兼用できる解き方にしています。

 

興味のある方はこちらにどうぞ

 

第28話:消去算の概要

 

28・1

簡単な問題から導入したいので、片一方が最初から揃っているタイプから始まります。

次に片一方を何倍かする問題です。

可能な限り詳しく書きました。

A4で5枚以上です。

消去算のこの1つのテーマにこれだけの分量を取っている教材は他にはないでしょう。

 

28・2

いよいよ両方何倍かしてそろえるタイプです。

このタイプを数多く練習する必要があると思っていますので、早めの登場です。

どっちをそろえるかというテクニック的な話も入れています。

 

28・3

表を書いて、工夫をして解く問題を扱っています。

工夫の仕方も説明しています。

余談として、芋づるの話を入れました。

今回の画像はそこからきています。

 

28・4

代入の問題も消去法の問題と同じような解き方にしています。

対話式で分かりやすくなっていると思います。

しっかり定着できるまでくり返して欲しいです。

別解で面積図でも説明していますが、代入の練習に励んだ方がいいと思います。

 

28・5

最小公倍数で個数をそろえて代入する問題です。

レベルは高いです。

丁寧に解説していますが、5年生になってから学習しても良いと思います。

 

練習問題

 

番号 講評
1 A   消しゴムをそろえましょう。
2 A   小説を求めますが、小説をそろえましょう。
3 C 初めて解くときはなかなか正解にならない問題です。この経験で、次回は解けるようにしましょう。
4 B ハンバーガーをそろえましょう。
5 B どちらをそろえてもいいですが、大人も子供も求めましょう。
6 B 消去算で解けますが、対になっているので、規則性を利用することも可能です。
7 A   先週の平均算でもやりましたが、全部たす習慣を身につけましょう。
8 A   これも全部たす問題です。
9 C 問題文を変えて考える問題ですのでレベルが高いです。こういう考え方に慣れて欲しいです。
10 A   表にまとめれば、いろいろな考え方で解けます。
11 A   表にまとめます。リンゴとミカンは簡単に求められると思います。
12 C リンゴとカキ3個ずつ615円という条件を柔軟に変更します。
13 B ノートを鉛筆に買いかえましょう。高くなるか安くなるかをしっかり考えましょう。
14 C クッキーをチョコレートに買いかえましょう。個数をそろえるときに値段も変えましょう。
15 C ミカンを求めますが、ミカンをそろえて、ミカンをリンゴに買いかえた方がいいです。

※「難」は難度は以下の基準です。

A:確実に解けるようにしたい問題
B:サピックス偏差値50以上を目指す人向けの問題
C:サピックス偏差値60以上を目指す人向けの問題
D:特に難しい問題  

 

※「要」は重要度で以下の基準です(B・C・Dのみ表記)。

ゼ:絶対に解けるようにしたい重要な問題
テ:よく出る典型題
ヒ:捻りのある問題
サ:地道な作業が必要な問題

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