対話式算数についての生の声

前々回ブログで、対話式算数は自宅学習の最強の助っ人になるものなので、是非ご検討くださいということを書きました。

そこでも、対話式算数の感想ということで、よくいただく内容を書きましたが、今回は、新たに対話式算数の良さを書いてくださる方がいらっしゃいましたので、ブログ掲載のお願いをし、許可をいただき載せることにしました。

ありがとうございます。

食塩水については、本当に対話式算数に出会ってよかったと思います。
四谷大塚のカリキュラム上ちょうど今週が食塩水の回でした。
予習シリーズをサッと見せたところ、我が子レベルには難解だったのが分かったので「しみこし」でしっかり予習させていきました。
塾ではビーカーの図をかいていたとのことで、「それもわかるはわかるんだけど、複雑になってきたときビーカーはわかりにくいし、描くのが面倒だし、しみこしがいちばんいい」と申しておりました。
食塩水は本人の中で苦手意識が芽生えなかったようで、本当に感謝しています。

春期講習の後はいよいよ損益算です。予習シリーズをサッと見せたところ、食塩水以上に予習シリーズのテキストは難解でした。
割合が四谷のやり方になってしまっているので、どこまでタイサンのエッセンスをくみ取れるか不安ですが 春期講習中に活用して苦手意識をなくしてやりたいと思います。

現在わたしが売買損益について読んでいるところです。想像ですが、タイサンの割合と比をやっておらず四谷の割合のみの学習状態で、かつ「割合の割合」に苦戦したわが子にノーヒントでやらせると、定価を1にする例題5が1番とっつきやすそう(割合の元になるのが定価1つだから)に思えます。
なので、原価1とする問題の前にタイサンの割合と比でやり直してからここを予習させようかどうしようかとぼんやり考えておりました。

 

この手のものは恣意的にある部分だけ抜き出すことがありますが、これはほぼ全文掲載です。

冒頭で、「食塩水については」とありますが、メールを書いてくださったお客様は、最近、対話式算数をご購入なさった方ですので、ご承知おき願います。

私の書く計算し尽くした宣伝めいた文章ではなく(笑)、お客様の生の声が伝わったと思います。

 

メール文を改めて見ますと、4・5年生の間は、保護者様のフォローが大切で、ときには予習をし、ときには復習に力を入れといった変幻自在の柔軟な作戦を練る必要があると実感します。

こういうことに関しましては、塾講師は鈍感だと思います。

「(この子がここまで順調に学力をつけたのは、塾のおかげだから)保護者様は口を出さないでください」と平然という講師がいますが、まるで正しくないアドバイスです。

無知は怖いと思うばかりです。

 

大切なことは、時間を無駄にしないことです。

思考力問題を粘って考えることなど、無駄に思えることが実は無駄ではないということもありますが、たいていの場合は、無駄に思えることは無駄です。

「授業の吸収が低い」「復習の質が低い」「予習の質が低い」

これらの「低い」が時間の無駄になっていますので、それがなくなるように改善することがポイントです。

 

スカイプ指導では、授業の吸収の良くないと思われる生徒さんや希望者には予習指導をしていますが、それは「1対1ならば予習の質は高くなる」→「予習をすれば授業の吸収が高くなる」→「復習の質も自然と高くなる」というように、時間の無駄遣いがなくなるからです。

 

家庭教師などを付けていないスタンダードなパターンの場合は、どうしても予習の質が低くなりがちです。

数年前から予習主義にキャッチコピーをかえた四谷大塚では、予習とは「どんなことをやるんだろう?というところまででいい」と言っていますが、それで終わりでは効果があるとは思えません。

もちろん四谷大塚もそんなことは百も承知で、「予習が上手くいかないから困っている」というクレーム対策としてそのようなことを言っていると思われます。

 

塾講師をやっていますと、予習制は結構厳しいです。

個々の生徒さんによって、到達レベルが違いすぎるからです。

「そんなこと知っているよ!」という生徒さんから「実は予習していません…」という生徒さんまでいる教室で授業をするのは、かなりしんどいです。

生徒さんの立場からすると、そんなこと知っているよ!という状態で授業を受けた方が、授業の吸収は高くなります。

そこで、対話式算数がお役に立つと思います。

 

今回のブログは、対話式算数の良いところという内容のつもりでしたが、やや予習について熱く語りすぎてしまったかもしれません。

対話式算数は、塾に行かない生徒さんの自宅学習用の教材ですが、通塾生の予習用にも復習用にも使える教材だと思ってくださると幸いです。

ぜひご検討願います。

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