夏期講習は本当に参加した方が良いのか?

3年前のブログです。

タイトルが衝撃的ということもあり、3年間でPV数6691で、昨日も19のPVを記録しています。

どれくらい手直しをするか、まだ分かりませんが、3年前よりも良い内容にはしたいと思います。

 

夏期講習はどこの塾も高額です。

授業はどの塾でも1時間あたり1000円~1500円くらいです。

中には、もっと高い塾や、工夫して安い塾もありますが、大抵はその範囲に入っています。

夏期講習だけ単価が高いというわけではなく、授業時間が長いということです。

高額だけど学力が十分に上がったのならば、とても良い夏だったと満足するでしょう。

現実には夏期講習で学力を下げる生徒さんが3割くらいはいると思います。

夏期講習で支払う金額と学力は全く比例しません。

そのような残念なことにならないように、このブログが少しでもお役に立てばと考えています。

夏期講習機関の心得というブログも今後書きますが、今回は夏期講習に参加するかしないかという視点中心で書きます。

 

塾側から見たら、様々な思惑で「100%参加!」と意気込んでいることでしょう。

このブログは、塾側の目線ではありません。

塾が職員に夏のボーナスを払うためなんてことは、ここではまったく考慮しません。

学力が上がるかだけです。

塾生からの目線で、夏期講習に参加した方が良いか、しない方が良いかということを考えていきます。

仮に、塾の担当講師に「夏期講習参加した方が良いでしょうか?」と聞いたら、回答は火を見るよりも明らかです。

相談になっていません。

背中を押されるだけです。

 

不思議なのは、私のようなフリーの立場の人間も、なぜか塾と同じ視点のアドバイスすることが多いことです。

営業妨害になるわけでもないのにです。

日本人らしく波風が立たないようにということかもしれません。

 

この探求ブログは、小泉元総理のように、成功のために、その足かせになっているものは「ぶっ壊す」という姿勢でいますので、遠慮なく本音を書きます。

学年ごとに書いていきます。

 

  • 3年生

なんでもいいです。

暇なら出ても良いでしょう。

家にいるよりも塾に行かせた方が良いと考えているのであれば、それでも良いでしょう。

行く・行かないの判断は、その程度で良いです。

しかし、夏期講習の参加の有無とは関係無しに教養を高める行動は意識して多めにしましょう。

夏の旅行は、天体を見るとか、地層を見るとか、川の流れを調べるとか、旅行の目的の30%くらいは勉強にしましょう。

理科ばかり書きましたが、社会にプラスになる旅行も良いでしょう。

一家で出掛けるのでしたら、お子様にゲームなどはさせずに、教養の会話が充実すると良いと思います。

 

  • 4年生

4年生は夏期講習に参加するべきです。

旅行と重なるなら、断腸の思いで旅行を諦めて欲しいです。

不参加すると、結構の期間、それが尾をひく恐れがあります。

ただし、能力が高く余裕のあるお子様ならいくらでも挽回できます。

普通のお子様でも長い目で見れば挽回できますので、兄弟の受験が終わり、絶対に今年旅行に行きたいというのなら、行ってもいいでしょう。

最後までこの夏期講習不参加が響いて、後悔してもしきれないということはありえません。

旅行に行く場合は、3年生のところで書いたことがあてはまります。

 

  • 5年生

カリキュラムによります。

新単元が多ければ出るべきです。

既習単元の復習が多ければ、家でしっかり塾の復習ができるかどうかが判断のしどころです。

夏期講習に参加して、家に帰ったら遊んでばかりということでは、夏期講習の効果は半減どころかほとんどないと言ってもいいです。

 

ちなみに私の前職の塾では、算数は、午前中の無料補習でいままでの総復習を毎日2時間、午後の正規授業でオール新しい内容で毎日80分という奇抜なスタイルでした。

保護者様には「無料の方が学習効果が高い!」と言い、5年生ながら朝から夕方まで授業をしまくりました。

参加率は100%ではありませんでしたが、かなりの高率でした。

学習効果は他塾の2倍以上はあったと思います。

このシステムならば、家で勉強をほとんどしなくても効果はありますが、さらに毎日の復習テストで、家庭学習を厳しくチェックし、生徒さんからしたら、たまったものではない夏休みだったことでしょう。

プロ野球に例えると、地獄のキャンプと呼ばれるレベルだったかもしれません。

ところが、なんと上司が「午前中の半分は自習にしろ!」とせっかくの「売り」を半減させ、そのシステムは終焉を迎えました。

塾生の学力を上げることよりも重視しなければいけないことがあるというのが残念でした。

 

復習100%や、新しい内容が僅かという場合は、家で勉強をすることも1つの手です。

塾に行ったつもりで、毎日1時間算数を勉強すれば、扱う問題にもよりますが、夏期講習以上の成果が出る可能性があります。

家では全く勉強する気が起きない!というタイプであれば、選択肢は夏期講習に参加しかありませんが、夏期講習に行っても効果は低いです。

 

  • 6年生

各塾、総復習に入ると思いますので、カリキュラムを心配する必要はありません。

家で勉強できないタイプは絶対に塾か個別指導です。

家でやると親子バトルになるかもとか、ペースが乱れるかもという予感がする場合も塾か個別指導です。

 

消化不良が多い場合はいままでと同じ体制の集団塾は避けた方が良いような気がします。

特別に何かを変更ということがない場合は、やはり消化不良となるのではないでしょうか。

問題点は、消化不良が多い・少ないは保護者様が判断するしかないことです。

塾に相談しても前述の通り無駄です。

個別指導塾に相談したらもっと無駄です。

最近、インターエデュで、サピックスのAコースの方の相談の書き込みがありますが、その回答には目も当てられないものが多かったです。

サピックスの底力で早稲田や芝に受かる可能性ありなんていう愉快犯レベルの書き込みもありました。

掲示板に相談することは、ヤミ金にお金の相談をするくらい危険な行為だと思いました。

 

上位生を除いて、新6年生のときの偏差値と、現在の偏差値を比べて、5以上上がっていなければ消化不良が多いと言ってもいいかもしれません。

母集団は同じでも、出題単元が異なるので、偏差値を比べるのは難しいですが。

 

消化不良が多い生徒さんで、家で勉強ができるタイプは塾に行かなくても良いです。

家でやりたい学習はとても多いはずです。

夏期講習に参加する場合は、それを犠牲にして塾に行く訳ですが、犠牲にするだけの価値がない場合が多いです。

夏期講習は拘束時間が長くなり、復習もしなければならなくなるので、家でやりたいと思っている学習はほぼできません。

塾を選ぶか、家でやりたい学習をやるかの二者択一になります。

 

家で勉強をすると決めた場合は、やりたい学習を具体的に一覧表にしましょう。

どの問題集のどのあたりを学習するかというようにできるだけ細かくしましょう。

一覧表には、優先順位の順で書いていきましょう。

何日にも及ぶ学習テーマの場合は細かく区切りましょう。

1つ終わったらそれを消すというように、できるビジネスマンを模倣しましょう。

 

やりたい学習が効果のないピントのズレた内容の恐れもあります。

そうすると、どんなに頑張っても失敗に終わり、悔やんでも悔やみきれない事態に陥るかもしれません。

ピントがズレないように誰かに相談しようとしても、相談相手がなかなか見つからないと思います。

算数教材塾・探求では、会員様無料相談や、有料相談を受け付けていますが、そのようなサービスは珍しいと思います。

 

冷静になって考えれば分かることですが、夏期講習の時間は長いですが、当たり前にできる問題を解いたり、解説を聞く時間が多いので、有効時間は20%もないと思います。

家で計画を練って効果のある勉強をすれば、勉強時間は半分でも、夏期講習参加の2倍くらいの学習効果になります。

夏期講習に参加せずに自宅で頑張るというのは、まさにハイリスクハイリターンです。

 

家での勉強が不真面目なお子様なら、拘束時間の長い夏期講習でジャンプアップはありえますが、家でコツコツやってきたお子様は、そこでジャンプアップすることは難しいです。

「志望校に向けて、この調子!」なら、そのまま塾で学習した方が良いですが、「何か手を打たなければ!」なら、夏期講習に参加しても、夏を越したら伸びている可能性が低いです。

 

総復習となっている夏期講習は、きつい言い方をすれば、脱落ゲームです。

ジャンプアップよりも、脱落しないことを念頭に置いた方がいいくらいです。

塾講師はみな口をそろえて「夏に伸びる」と言うと思いますが、実質は下がらなければ御の字です。

学力を上げたいと熱望している場合は、夏期講習参加よりも良い方法はあると言えるケースが多いと思います。

そのベストの方法を見つけることは簡単なことではありません。

夏期講習に出るのが当たり前というよりも、戦略的な視点で何を勉強をするべきかを考え、具体的に思い浮かばない場合は夏期講習に参加というスタンスが良いと思います。

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