難しくすることと、力がつくことは、違う。
受験算数OSは、塾に通わずに中学受験の算数を学ぶための、学び方の仕組みです。学習順序の組み替え、メイン教材、つまずいたときの支え。そのすべてを、ひとつの考え方でそろえています。
書けば、次の一手が見えます。
家庭教師として、
感じ続けてきたこと。
私は教材をつくるかたわら、家庭教師として、たくさんのお子さんを間近で見てきました。その中で、近年、強く感じるようになったことがあります。
難しい教材に、なんとか食らいつこうとしているお子さんが、こんな状態になっていることが少なくないのです。解き方を、意味がよくわからないまま、とりあえず覚えている。だから、簡単な問題は解ける。けれど、本当のところは身についていない。難しさに追われるあまり、「理解する」より「覚える」に傾いてしまっているのです。
そういうお子さんを前にすると、そう思わずにいられませんでした。この思いが、受験算数OSの原点です。
難しくすれば、
力がつくのか。
誤解のないように、先に申し上げます。近年、中学入試の問題が難しくなっているのは事実です。そこから目をそらすつもりはありません。難しい入試には、正面から対応します。受験算数OSでも、難問を扱います。
ただ、「問題を難しくすること」と、「入試に通用する力がつくこと」は、同じではありません。
まだ基礎を固めている段階の子に、無理に難しい問題をやらせる。それが、難化した入試への対策に、本当につながっているのでしょうか。意味のわからない難問を、解き方の暗記で乗り切る。その癖がついてしまうと、かえって本当の力から遠ざかってしまいます。
受験算数OSは、難しさではなく、「順番」と「書き方」で力をつけます。
学習順序を、組み替える。
一般的な受験算数は、公立小学校の1年前倒しが原則です。深いうえに速いので、理解が追いつかず、解き方を覚える勉強になりがちです。受験算数OSは、深度は受験算数のまま、進度を公立小学校と同じ水準に戻しました。
覚えることを減らしたから、
新5年生の2月からで間に合う。
一般的な受験算数では、単元が変わるたびに、別々の解き方を覚えていきます。○○算はこう、等差数列はこう、場合の数はこう。単元の数だけ、解き方が増えていきます。
受験算数OSは、多くの単元を「表で条件を整理する」という共通の見方でそろえています。覚える解き方が減れば、カリキュラム全体をコンパクトにできます。
そこで、カリキュラムを一から見直しました。5年生から始めた子が入試で不利にならないことは、家庭教師として長年見てきて、わかっていました。本当に必要な単元を、必要な順に並べていくと、新5年生の2月に始めて6年生の夏に終える、一本のカリキュラムになりました。「5年生から始めたい」と先に決めたのではありません。無駄を削った結果、この形に行き着いたのです。
書き出しに特化して取り組みます。
特別なことは要りません。ただ、この4つはやっておきましょう。
比を軸に、受験算数の全範囲を学びます。難問も扱います。
なお、6年生から始める場合は、優先順位の高い学習から取り組むなど取捨選択の判断が必要になり、プロの指導者なしでは厳しくなります。教材の作成者によるオンライン個別指導もご相談ください。
「比」という軸から、逆算して組む。
受験算数OSのカリキュラムは、中学受験算数の山場である「比」を5年生の夏頃に置き、そこから逆算して組んでいます。比が大切な単元であること自体は、目新しい話ではありません。違いは、その軸をどう扱うかです。
比より前に学ぶ単元は、比にすんなり入っていくためのもの(場合の数・規則性・角度・面積・和と差の文章題など)に絞りました。比を使ったほうが効率よく解ける単元は、あえて比のあとに回します。割合も、一般的な順番とは逆に、比のあとで学びます。
比という強い手立てを、回り道せずに子どもの手に持たせる。その先の単元は、比という共通の見方でつなげて解いていけます。単元ごとにその都度ひらめくのではなく、一本の軸で、広い範囲に向き合えるのです。
考えてから書くのではなく、
書いてから、考える。
受験算数OSが育てたいのは、問題を見た瞬間の「初動」です。どこに注目するか。何を書くか。次に何を求めるか。この最初の一歩を、自分で踏み出せる力です。
解けない問題に出会うと、多くの子は頭の中だけで考え込んで、止まってしまいます。「何かひらめかないか」と、じっと待ってしまうのです。けれど、まず書いてみて、書いたものを見ながら考えるほうが、ずっと先へ進めます。
ひらめきに、頼らなくていい。
中学受験の算数は、ぱっとひらめける子が有利な世界だと思われがちです。けれど、表や図という手立てがあれば、ひらめきが得意でなくても、書くことで次の一手にたどり着けます。難しい問題ほど、この「書けば見える」という見通しの良さが効いてきます。
すべての問題を、同じ表で解けるわけではありません。単元や問題に合わせて、表を少しずつ加工する必要があります。表を使う解き方を練習し、加工する経験を積んで、使いこなす力を身につける。この「表を、その場で問題に合わせる」感覚が、初めて見る問題に向き合う力になります。
最初から、
説明を読ませません。
この姿勢は、教材のつくり方にも表れています。メイン教材「対話式算数HOP」は、テーマの最初に「このやり方を覚えましょう」という長い説明を置きません。先生と2人の生徒が、問題を前にして対話するところから始まります。
子どもがつまずくところで、茶くま君も同じようにつまずきます。先生は答えを渡さず、考える方向だけを示します。図と式を切り離さず、「図を見れば、式の意味がわかる」ようにつなげて示します。
算数を「覚えるもの」から、「手を動かして、実感するもの」へ。そのための教材です。
受験算数OSのメイン教材。比を軸にしたカリキュラムで、受験算数の全範囲を学びます。6年生の7月上旬に修了します。早く進められる子は、5年生のうちに終えることもできます。
HOPの続編。HOPを終えたら、STEPに進みます。数の性質の重要問題も、ここで数多く扱い、仕上げます。
HOPを5年生のうちに終えた子は6年生の春から、そうでない子は6年生の夏以降に、STEPとJUMPを始めます。5年生向けには、JUMPのジュニア版「グランプリ算数」もあります。
1人で進められる。
それでも、1人にはしない。
家庭学習でいちばん困るのは、手が止まったときに、そこで止まってしまうことです。受験算数OSでは、その一点を支える仕組みを、何段階にも用意しています。
AI家庭教師(Google NotebookLM)
教材を読み込ませたAIに、答えではなく「どこに注目すればいいか」「何を書けばいいか」を尋ねながら進めます。AIは、教材と同じ考え方でヒントを返します。
NotebookLMはGoogleが提供するサービスです。ご利用にはGoogleアカウントが必要です。
NotebookLMの使い方を見るLINEで、教材の作成者に直接質問
教材に掲載されている問題について、答案の写真をLINEで送れば、教材の作成者本人が、答えではなく段階に分けたヒントを返します。原則24時間以内(最大48時間)に返信します。
質問は月額料金に含まれていて、追加料金はかかりません。
作成者によるオンライン個別指導
もっと手厚く見てほしいときは、教材の作成者によるオンライン個別指導を受けることもできます(別料金)。
1時間 5,500円(税込)
お申し込みは、公式LINEで「個別指導希望」とお送りください。専用ページのアドレスをお伝えします。
保護者のフォロー
保護者が教える必要はありません。ただ、対話式やリンク式の解説は、算数に不慣れな保護者でもフォローしやすい形です。フォローの仕方は、ブログ・LINE・LINEグループチャットでお伝えします。
4年生で、
算数が苦しくなった
お子さんへ。
4年生で塾に通い、算数がうまくいかなかった。それはある意味、当然とも言えます。4年生からの受験算数は内容が高度すぎて、多くの子の理解を上回っているからです。
5年生からで立て直せます。
「中学入試算数リスタート」は、そうしたご家庭のための立て直しの提案です。受験算数OSのカリキュラムは新5年生の2月から始まるので、4年生でうまくいかなかった子も、ここから学び方を組み直せます。塾を続けながら併用する進め方もご案内しています。
まずは、1テーマ分を
読んでみてください。
受験算数OSは、解き方を覚える解法集ではありません。表・図・式を書いて、書いたものを見ながら考える。その進み方は、説明を読むより、中身を見ていただくほうが早く伝わります。
お子さんと実際に使ってみたい方に。1テーマ分を、本編・練習問題・実力問題・解説まで、製品版と同じ形でお届けします。NotebookLMでのAIの使い方も、そのまま試せます。ダウンロード・印刷もできます。
「このやり方なら、うちの子の手で身につきそうだ」。そう感じていただけたら、と思います。
さらに詳しく知りたい方へ
- カリキュラム全体を知りたいカリキュラム
- 5年生前半(比より前)の流れを知りたい5年生前半のカリキュラム
- 比と割合の位置づけを知りたい5年生7月「比と割合」
- 学年・目的別の教材を知りたい教材ラインナップ
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