NotebookLMの使い方
受験算数OSをご家庭で進めるとき、Google NotebookLMをどう使えばよいかをまとめたページです。
NotebookLMは、お子さんが学習の途中で止まったときに、教材を読み直す手助けをしてくれる道具です。
答えを出させるための道具ではありません。
ここでは、何を聞き、回答をもらったあとどう動くかまで、具体的にお伝えします。
1. NotebookLMは、答えを出させる道具ではありません
最初にお伝えしたいのは、NotebookLMは「答えを教えてもらうための道具」ではない、ということです。
お子さんが問題でつまずいたとき、止まったところを確認し、次に何を考えればよいかのヒントをもらう。
そのための補助として使います。
AIが出した説明をそのまま写して終わり、という使い方では力はつきません。
NotebookLMにできるのは、お子さんが教材を読み進めるのを止めないこと、そして止まった箇所をもう一度かみ砕いて見せてくれることです。
最終的に答を出すのは、あくまでお子さん自身です。
この前提を、ご家庭で共有しておいてください。
2. なぜ受験算数OSとNotebookLMを組み合わせるのか
一般に、AIに「この問題を教えて」とだけ聞いても、的外れな説明が返ってきて役に立たない、と言われます。
これはその通りです。
ただし、受験算数OSは事情が違います。
受験算数OSの解説は、「何に注目するか」「何を書くか」「次に何を考えるか」を、要素ごとのブロックに細かく分けて書いています。
この教材をNotebookLMに読み込ませると、AIはその解説の中身に沿って、ブロックごとに説明してくれます。
だから、一般的なAIの使い方よりも、ずっと噛み合った答えが返ってきます。
これは、お子さんのAIスキルに頼る作りではありません。
質の高い解説をAIに読ませることで、回答の質を教材側で引き上げている、という考え方です。
だからご家庭では、「どんなプロンプトを書けばうまく答えてくれるか」と神経を使う必要はありません。
難しいプロンプト技術は不要です。
読み込ませた解説そのものは、お子さんが見ても構いません。
むしろ、解説を見ながら「この式の理由が分からない」「この数字の意味が分からない」と質問してよいのです。
3. 基本の使い方
使い方はシンプルです。
- NotebookLMで、受験算数OSの教材PDFを読み込ませる
- 配信メールに載っているプロンプトを、チャットの最初に貼り付ける
- お子さんが止まったところを質問する
- もらったヒントをもとに、もう一度自分の手で解く
ポイントは、早めに使うことです。
解けない問題が続くと、勉強が単調になり、つまらなくなってしまいます。
長く一人で悩ませるより、止まったら早めにNotebookLMで確認し、また手を動かす。
このリズムを保つことが目的です。
使う場面は、練習問題に限りません。
解説を読んでいて引っかかった箇所など、教材を読む途中のどこでも使えます。
4. 質問の仕方
質問は、難しく考える必要はありません。
- 「ヒントをください」
- 「この問題、次に何を考えればいいですか」
- 「この式の意味が分からないので説明してください」
- 「この数字は、どこから出てきたのですか」
このくらいの素直な聞き方で十分です。
うまいプロンプトを書こうと気を遣う必要はありません。
教材の解説をAIが読んでいるので、お子さんが自分の言葉で「分からないところ」を伝えれば、そこに沿って答えが返ってきます。
大事なのは、プロンプトの上手さではなく、「自分はどこで止まっているのか」を言葉にすることです。
これ自体が、算数の力になります。
5. 良い質問例・悪い質問例
| 良い質問 | 悪い質問 |
|---|---|
| 「この式のここまでは分かったのですが、次の行でなぜこの数を使うのか分かりません」 | 「答えを教えて」 |
| 「ヒントをください。最初の一歩だけ知りたいです」 | 「全部解いて」 |
| 「この図の、この長さがどこから来たのか分かりません」 | 「これで合ってる?(過程を書かずに)」 |
良い質問の共通点は、どこまで分かっていて、どこで止まったかを伝えていることです。
悪い質問は、考える過程そのものをAIに渡してしまっています。
これではお子さんの力はつきません。
6. AIの回答をもらったあとに必ずすること
ここが一番大切です。
AIの説明を読んだら、必ずもう一度、自分の手で解き直してください。
説明を読んで「分かった気がする」状態と、自分で解ける状態は別物です。
手を動かして、最後まで自力で解けて初めて、その問題は身についたといえます。
答えが出たあとも、何か疑問が残っていれば、続けてAIに聞いて構いません。
「どうしてこの解き方が一番早いのか」「他のやり方ではだめなのか」——
こうしたやり取りが深まるほど、解法への理解は深まっていきます。
一往復で終わらせず、納得するまで対話してよい道具です。
7. 保護者が見るべきこと
保護者の役割は、AIを使って楽をすることではありません。
お子さんが止まらず学習を続けられるよう、流れを整えることです。
具体的には、次の点を見てください。
- NotebookLMを使う時間が長くなりすぎていないか。 AIとのやり取りが目的になり、肝心の「自分で解く」時間が減っていないかを見てください。
- うまく質問できずに困っていないか。 お子さんが質問の言葉に詰まっているときは、保護者が一緒に質問文を考えてあげて構いません。「どこまで分かったの?」と聞きながら、止まった箇所を言葉にする手伝いをするだけで十分です。
- 解いた答えを写して終わりにしていないか。 回答のあと、手を動かして解き直しているかを確認してください。
8. NotebookLMで解決しないとき
NotebookLMで聞いても、お子さんがどうしても納得できないことはあります。
そのときは、無理に粘らず、LINE質問に進んでください。
LINE質問をするときは、問題番号だけでなく、お子さんがどこまで書いたかを一緒に送ると、回答がスムーズです。
- ノートや途中式の写真
- 図や表を書きかけたもの
こうした写真があると、どこで止まっているかがはっきり伝わります。
「分からない」だけよりも、止まった一点を特定したやり取りができます。
それでも整理が必要な内容であれば、オンライン解説につなげていきます。
NotebookLMで止まらせず、次の手段へ橋渡しすることが大切です。
9. NotebookLMの始め方
NotebookLMは、Googleアカウントがあれば無料で使えます。
- NotebookLMを開く(Googleアカウントでログイン)
- 新しいノートブックを作る
- 配信メール本文に載せたプロンプトを、チャットの冒頭に貼り付ける
- 受験算数OSのPDFをソースとして追加する(購入した教材は、すべてソースに追加しておくと便利です)
- 教材PDFを追加したら、チャット欄から質問できるようになります
NotebookLMの公式サイトはこちらです: Google NotebookLM
一度ノートブックを作って教材を読み込ませておけば、次からはそのノートブックを開くだけで使えます。
10. 関連ページ
- 受験算数OSの詳細 — 教材の内容・特徴・価格は[教材詳細ページ]でご確認ください。
- 家庭での進め方 — 受験算数OSを家庭でどう回すかは[使い方ページ]にまとめています。
- LINE質問 — NotebookLMで解決しないときは[LINE質問]へ。
- 購入 — 教材のお申し込みは[購入ページ]から。
NotebookLMは、便利な道具である前に、お子さんの学習を止めないための補助です。
答えをもらう場所ではなく、止まったところを確認し、また自分の手に戻るための道具として使ってください。