受験算数OSの使い方

1. 受験算数OSは「親が教え込む教材」ではありません

受験算数OSは、保護者が受験算数をすべて教えるための教材ではありません。

「例題と本編」「練習問題」「実力問題」「教材の解説」「AI家庭教師」「LINE質問」「必要に応じたオンライン解説」を組み合わせて、家庭学習を進められるように設計しています。

保護者の役割は、解き方を教え込むことではありません。

  • 学習ペースを整えること
  • わからないところを質問につなげること
  • 学習が止まらないように見守ること

この3つが中心になります。

2. 1つのテーマの基本的な進め方

導入問題を解く

まず、導入問題に取り組みます。

導入問題は、そのテーマの考え方に自然につながるように作っています。

たとえば「多角形の対角線」では、いきなり公式を教えるのではなく、まず五角形の対角線を実際に描きます。

その後、1つの頂点からひける対角線の本数に注目し、5つの頂点それぞれで考えるとどうなるかを確認します。

すると、実際に描いて数えた本数と、計算で出した本数が合わないことに気づきます。

そこで、「同じ対角線を2回数えている」という考えにたどり着き、最後に2で割る理由を理解します。

このように、受験算数OSでは、公式を先に覚えさせるのではなく、公式につながる考え方を導入問題で体験してから例題へ進みます。

例題で考え方を確認する

例題は、そのテーマの核となる問題です。

解説では、次の2つを大切にしています。

  • 解き方のポイント
  • 解き方の流れ

「解き方のポイント」では、問題を見たときに、まず何に注目すればよいかを示します。

「解き方の流れ」では、考える順番を3〜7段階に分けて示します。

一度にすべてを見せるのではなく、小出しのヒントとしても使えるようにしています。

そのため、解説を読みながらでも、自分で考えて解く練習がしやすくなります。

まとめを読む

問題を解いた後は、まとめを読んで振り返ります。

振り返りは、ただ「解けた」「解けなかった」を確認するだけではありません。

  • どうしてその解き方で求められるか、自分の言葉で表現してみる
  • このテーマで最も身につけるべき内容は何か
  • 次に似た問題を見たとき、どこから始めればよいのか

そこを確認することが大切です。

受験算数OSのまとめは、このテーマでは何を振り返るべきかを示すためのものです。

練習問題を解く&わからないところはAIに聞く

1つのテーマにつき、練習問題は4〜20問あります。

分量は、だいたい30分くらいで取り組める量を目安にしています。

似ている問題は、学習状況に応じて省いても大丈夫です。

練習問題は、例題で学んだ考え方を定着させ、実際に使える形にしていくための大切な部分です。

わからないところは、NotebookLMにどんどん聞いてみましょう。

LINEで質問する

教材やAIを使っても不安が残る場合は、LINEで質問できます。

質問は無料です。

わからない問題をそのままにせず、学習が止まらないようにすることを大切にしています。

実力問題で仕上げる

練習問題が十分にできるようになったら、実力問題に挑戦します。

実力問題は、例題や練習問題よりも一段深く考える問題です。

問題の難度はA〜Fで表しています。

四谷大塚偏差値60以上を目指す場合はCまで、65以上を目指す場合はDまでを目安に取り組んでください。

良問を多く入れていますので、今すぐ解けなくても大丈夫です。

先送りした問題は、夏休み・冬休み・春休みなどに再挑戦してみましょう。

3. AI家庭教師の使い方

NotebookLMには、教材の内容を読み込ませています。

答えが出るまでの流れを見て理解することもできますが、受験算数OSでは、AIを「答えを教えてもらう道具」としてだけ使うことはおすすめしていません。

むしろ、

「この問題は何から考えればいい?」
「どこに注目すればいい?」
「次に何を求めればいい?」
「なぜ、ここでこの表を書くの?」
「この数字はどこから出てきたの?」

のように、自分で答えを求めるためのヒントを教わるツールとして使うのがおすすめです。

AIを答え合わせの道具ではなく、考え方を確認する道具として使うことで、家庭学習の質が上がります。

4. 1週間の学習例

週3テーマで進める場合は、次のようなペースが目安になります。

曜日学習内容
1テーマ目の例題・練習問題
1テーマ目の残り・AIで確認
2テーマ目の例題・練習問題
2テーマ目の残り・AIで確認
3テーマ目の例題・練習問題
3テーマ目の残り・AIで確認
1~3テーマの実力問題・質問・反復演習

※ 1つのテーマの例題・本編には、約30〜60分かかります。
※ 練習問題は、約30分を目安にしています。
※ 練習問題で不安が残るところは、反復したり、AIに質問したりして定着させましょう。

難関校を目指す場合は、週5テーマを目安に進めます。
その場合は、平日に1テーマずつ進め、週末に実力問題や質問対応を行う形がおすすめです。

5. つまずいたときの対処法

受験算数OSでは、わからない問題を放置しないことを大切にしています。

ただし、長い時間、考え込む必要はありません。

算数が得意で、考えること自体が好きな子であれば、じっくり考える時間も効果的です。

しかし、多くの場合、わからないまま長時間止まるよりも、次の手段へ切り替えた方が学習効果は高くなります。

わからない問題が出てきたときは、次の順番で進めてください。

  1. まず解説を読む
  2. 本編の例題に戻る
  3. AIに聞く
  4. それでも不安ならLINEで質問する
  5. 必要なら15分オンライン解説を利用する

ひとつの方法にこだわらず、次の手段へ切り替えていきましょう。

大切なのは、わからない問題で学習を止めないことです。受

6. 保護者の関わり方

保護者の役割は、解き方を教えることではありません。

  • 学習ペースを整えること
  • わからないところを質問につなげること
  • 学習が止まらないようにすること

この3つが中心です。

お子様がわからない問題で止まっているときは、無理に教え込もうとしなくても大丈夫です。

「解説を見てみよう」
「本編の例題に戻ってみよう」
「AIに聞いてみよう」
「LINEで質問してみよう」

このように、次の行動につなげることが大切です。

受験算数OSは、教材・AI・質問サポートを組み合わせながら、家庭学習を止めずに進めていくための教材です。

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