このページは、受験算数OSをご家庭でどう動かしていくかをまとめたものです。
教材の特徴や価格、対象となるご家庭については詳細ページに譲り、ここでは「1テーマをどう進めるか」「1週間をどう回すか」「親は何をして、何をしないか」「子どもが止まったときにどうするか」に絞ってお伝えします。
受験算数OSは、親が横について解き方を教え込むための教材ではありません。
子どもが自分で読み、書いて考え、止まったときに次の手段へ進んでいく——
その流れをご家庭で回せるように設計しています。
親の役割は「教えること」ではなく「止めないこと」
家庭学習で一番こわいのは、分からないまま手が止まり、そのまま時間だけが過ぎてしまうことです。
逆に言えば、止まったときに次の一手へつなげられれば、家庭学習はうまく回ります。
ですから、親の役割は算数を教え込むことではありません。
子どもがいま何を使えばよいかを確認し、次の手段へつなぐ「管理者役」で十分です。
- 解き方を全部教えようとしなくてかまいません
- そのかわり、子どもが止まったときに「次はこれを使おう」と道筋を示します
- 進み具合を見て、今日はどこまでやるかの枠を整えます
教え込む必要がないぶん、算数が得意でない保護者の方でも回せる作りになっています。
1テーマの基本的な進め方
受験算数OSにはテストがありません。
テストのために解き方を覚えるのではなく、正しく書いて解き、納得いかないところはAIと対話しながら理解を深めることを大切にしています。
1テーマは、おおよそ次の流れで進みます。
1.まず教材を読む
本編と例題はPDFなので、タブレットやパソコンで読んで構いません。例題の前まではソファーに座って読むくらい、形にはこだわらなくて大丈夫です。
2.例題は白い紙と鉛筆で解く
ここからは手を動かします。考えてから書くのではなく、書いたものを見ながら考えるのがコツです。表・図・式を使って、条件を見える形にしていきます。
このとき目指してほしいのは、自分の手で、解説と同じようなものを書けるようになることです。ただ写すという意味ではありません。その書き方こそ、このあとの練習問題や実力問題でも使うものなので、「いま身につけている」という意識を持って書くことが大切です。
図形の問題では、必要なら図形を自分の手で描いてください。 印刷されている図をなぞるだけでなく、自分が解きやすくなるように図を描き直す・描き足すことは、中学入試で実際に求められるスキルです。例題のうちから、図を描く練習も一緒に積み重ねていきましょう。
3.練習問題に進む
明らかに分かっている問題は飛ばして構いません。逆に、手が止まった問題こそ、解き直しや質問の対象にします。
最初の30分が勝負だと考えています。
集中力とやる気が高いこの30分で例題まで終わらせ、そのあとは練習問題をAIも使いながら楽しく進める——
この流れが理想です。
印刷について
PDFのため画面で学習できますが、紙が良ければ印刷もできます。
ただし本編・例題はカラー印刷推奨で、書き込み用の余白も大きくは取っていません(印刷して書き込む前提の作りではないため)。
一方、練習問題と実力問題は印刷をおすすめします。
1週間の学習サイクル
無理なく続けられる標準ペースは、週3〜4テーマです。
難関校を目指す場合は週5テーマを目安にしてください。
どちらも考え方は同じで、「導入と例題を毎日少しずつ → まとめて練習 → 最後に実力問題」という流れです。
| 標準ペース(週3〜4テーマ) | 難関校向け(週5テーマ) | |
|---|---|---|
| 1〜4日目 | 毎日1つ、導入問題と例題(余裕があれば練習問題) | — |
| 1〜5日目 | — | 毎日1つ、導入問題・例題・練習問題 |
| 5〜6日目 | 練習問題と、間違えた問題をNotebookLMを使いながら | — |
| 6日目 | — | 実力問題 |
| 7日目 | 実力問題 | 間違えた練習問題をNotebookLMを使いながら |
ペースは目安です。
速く進めることより、次につながる状態で進むことを優先してください。
子どもが止まったときの対処ルート
止まること自体は問題ではありません。止まったまま放置されることが問題です。
手が止まったら、次の順でつなげていきます。
- 本編&例題に戻る — 子どもが見たくなったら止めないという程度で必須ではない
- NotebookLM — ヒントを確認し、AIと対話しながら考えを整理する
- LINE質問 — 教材でもNotebookLMでも解決しない部分を確認する
- オンライン解説 — 必要なときに、その問題だけピンポイントで使う
目安は「1分まったく手が動かないなら、次のルートへ進む」です。
じっと固まったまま時間を使うより、次の手段へ移ったほうが学習は前に進みます。
NotebookLM・LINE質問・オンライン解説の使い分け
3つはどれも「止まったとき」のための手段ですが、役割が違います。
詳しい使い方はそれぞれの専用ページに譲り、ここでは使い分けだけ整理します。
| 手段 | 役割 | 使うタイミング |
|---|---|---|
| NotebookLM | 答えを出させる道具ではなく、ヒントを確認し対話で理解を深める道具 | 練習問題でつまずいたとき、考えを整理したいとき |
| LINE質問 | 教材・NotebookLMでも解決しない部分を確認する | AIで対話しても腑に落ちないとき |
| オンライン解説 | 必要な問題だけピンポイントで | どうしても流れがつかめない問題に絞って |
NotebookLMは答えを写すための道具ではありません。
あくまで、自分で考えるためのヒントを得る相手として使ってください。
実力問題と解き直しの扱い
実力問題は難関校対策の問題です。解けなくても、そこで無理をする必要はありません。
いま解けないからといって、難関校に受からないわけではありません。
むしろ怖いのは、雑に取り組んで質の低い学習になってしまうことです。
それをしてしまうと、合格の可能性そのものが遠ざかります。
ですから、いますぐ解けない実力問題は、難関校を目指すなら2か月後にもう一度挑戦してみてください。
時間をおいて力がついてから解けるようになる問題は、たくさんあります。
練習問題の解き直しも同じ考え方です。
できた問題を繰り返すより、手が止まった問題に時間を使うほうが、次につながります。
やってはいけない使い方
- 親が全部教え込む。 子どもが自分で読み、書いて考える流れが止まってしまいます。
- NotebookLMで答えを出させて写す。 ヒントを確認する道具として使ってください。
- 止まったまま長く粘らせる。 1分動かなければ次のルートへ。固まる時間は学習になりません。
- 解ける問題を繰り返して進んだ気になる。 飛ばしてよい問題は飛ばし、止まった問題に時間を使います。
- 解けない実力問題を無理に解かせる。 時間をおいて再挑戦すれば十分です。
- とにかく速く進めることを目的にする。 大事なのは速さではなく、次につながる状態で進むことです。
関連ページのご案内
使い方を確認したうえで、もう少し詳しく知りたい部分があれば、それぞれのページをご覧ください。
- 詳細ページ — 受験算数OSがどんな教材か、価格やテーマ数、向いているご家庭について
- カリキュラムページ — テーマの構成と、学習の全体像
- NotebookLMの使い方ページ — AIと対話しながら理解を深める手順
- 購入ページ — 内容を確認したうえで、はじめてみたい方へ
まずは1テーマ、この流れで回してみてください。
家庭で続けられそうかどうかは、実際に動かしてみると見えてきます。