難関中を目指していないから、効率よく志望校に合格する力をつけたい

塾の成績を上げても志望校合格に直結しない

5年生で、四谷大塚偏差値40~60くらいで、地力をつけて、志望校に合格する体制をつくりたい方向けの内容になります。

塾の成績を上げるために、理に適っていない勉強をしたら、学力が高まらずに志望校に合格する力がつきません。

これは、入試に比べて塾の内容が難しいからとか簡単という意味ではなく、学力がつかないと合格に近づかないという意味です。

塾の学習で学力がついていたらいいのですが、そうでない場合もありますので、塾についていくという意識ではなく、学力を高める意識を強く持つと良いと思います。

 

木の幹の単元と枝葉の単元をバランス良くすることが大切

学力を高める学習というのは、木の幹にあたる重要分野をしっかり固めて、枝葉の単元を1つ1つ吸収していく、木の幹と枝葉のバランスの良い学習です。

例えば、テストに流水算や通過算や時計算が出るといっても、重要な速さがしっかり身についてなければ、流水算や通過算や時計算をテスト対策としてがんばって勉強しても、学習効率がとても低くなります。

テスト範囲に限らずに、速さがまだ固まっていないなら、そこから取り組むべきですが、なかなかそれができる人は少ないです。

塾の復習はもちろんやった方が良いですが、3~5割くらいの余力を残しておいて、その余力で、そのとき、何をしっかり学習すれば良いか計画し、実行するというスタイルが学力を高める学習だと思います。

 

強くしたい単元

5年生は、木の幹にあたる単元は下の5単元だと考えています。

  • 角度
  • いろいろな図形の面積
  • 比を使わない立体図形全般
  • 割合と比
  • 食塩水の濃度・売買損益算・仕事算などの割合と比の問題

場合の数を入れて6単元としてもいいですが、まず5単元です。

塾の成績を度外視しても、長期的に、この5単元を取り組んで身につきますと、6年生になったときにじわじわ成績が上がります。

受験勉強は先行逃げ切りではなく、足腰を鍛えておき、最終コーナーを回った後が勝負所です。

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