「比と割合は書き方を変えれば簡単に解ける」の使い方

いよいよ著書「比と割合は書き方を変えれば簡単に解ける」の完成本が郵送で届きました。

こういう本を書くと、贈呈用など何冊か送ってもらうかもしれませんが、私の場合は、自分の記念用に1冊だけ送ってもらいました。

パッと見ると、B5版が思ったよりも大きく、薄くて、使いやすそうですが、紙質が良すぎて高級感があり、算数の教材というと書き込んだり荒く扱うイメージなので、ちょっと、そのイメージから外れているような印象になりました。

次に第2弾の本を執筆するとしたら、この紙質ならば、それを生かして、写真やイラストやイメージを湧かす図をカラーにしてふんだんに載せたいと思います。

中身を見ますと、とてもスッキリして見やすいと思います。

理由は計算式をあまり書いていないのと、余白をしっかり取っているのと、ダラダラと日本語を書いていないからです。

常々、計算式は不要と伝えていますので、それに首を傾げている方もいらっしゃると思いますが、この本を見てくださいましたら、計算式が不要とはこういうことかと伝わると思います。

本を購入された方の多くは、計算式不要派になるのではないかと思います。

この本も対話式算数と同様に、表で解くスタイルなのですが、普通の教材の解説といえば、完成した表を1つ載せるだけだと思いますが、私はそのスタイルが良くないと思っています。

どういう順番に書いていくのかが分かるように、小出しにして、最低2つ、場合によっては3つに分けて、少しずつ表を埋めていくスタイルにしています。

余白をしっかり取っていることと、1問につき、表を2つや3つ載せていることから、ページ数がかなりかさんでしまい、この本で利益を上げていくのは難しい状況だと思います。

書籍でできるだけ利益を上げたいという場合は、カラーにしないこととページ数を抑えることは絶対条件になってくると思いますので、市販の教材はそういう制約の中で書かれているのだと思います。

私の場合は、あくまでもこの本は多くの方に新しい良い解き方を紹介したいということで、この本で利益を上げようとは考えていません。

同じ土俵に上がっていないわけですが、使用する方にとってはそんな背景はどうでもいいことで、見やすく有用な教材を使っていくだけだと思います。

本題に入ります。

この本の使い方を書いていきます。

まず、5年生で、塾の授業に換算すると、8回分くらいになります。

8回なので1か月です。

塾では1学期と夏に分けて扱われると思います。

最近の大手塾は詰め込む方針なので、8回より少ない回数になるかもしれません。

この本も、当教材の対話式算数と同じスタンスで、比から学習していきますので、効率良く比較的早い時期から扱うことができます。

参考例はこちらです。

偏差値60以上新5年生春休みに全部
偏差値55~60新5年生春休みに半分、残りはGWや夏休み
偏差値45~555年生夏休みに全部
偏差値45以下5年生夏休みに半分、残りは冬休み

※偏差値は四谷大塚偏差値です。

あくまでも上記の表は参考例で、比と割合の抽象的な概念が馴染めない場合は、先送りして新6年生の春にしっかり取り組んだ方が上手く行く可能性が高いですが、通塾していると、それは難しい選択かもしれません。

全部で80問ありまして、高度な問題(★印がついています)が9問あり、また★はついていなくても70番以降は難しめです。

上記の表で全部とあっても高度な問題や70番以降は扱わなくても良いです。

1番から順々に難しくなって80番まで行くわけではなく、学習の流れを意識した順番になっています。

普通の塾の授業では、割合は「くもわ」や「歩合・百分率」などの導入から入ると思います。

しかし、家庭教師のときに、初めて割合を学習する子にも、そのような導入はしないで、この本の1番の問題からどんどん実践演習となります。

それで不具合があるかと言えば、まるでありません。

つるかめ算や消去算や平均算や和差算がある程度身についていることが前提ですが、その下地ができていたら、いきなり実践から入れます。

1番から80番まで繋がりが良く、進めやすいと思います。

「くもわ」から入ったとしたら、テストに出るようなレベルの問題に移行するときが難しいです。

割合がよく分かっていれば、関連性があることが理解できますが、不慣れな状態ならば、くもわとテストに出る問題とはまるで繋がりを感じることができず、導入がかえって混乱するだけになる恐れがあります。

割合の分野に限らず、多くの単元で、導入よりも実践から入った方が身につきやすいです。

もちろん、どの問題からどういう順番に扱っていくかがとても重要です。

この本は、私が家庭教師でこの順番で上手く行ったという実績がありますので、大丈夫です。

8回の授業で扱う分量と書きましたが、家で取り組む場合は、8日間で仕上げることをお勧めします。

毎日10問取り組みます。

80問全部ではなく、半分だけ扱うならば4~5日間になります。

10問いきなり解くのではなく、5問を問題を見て解説を読んで、その後、解説と似ている書き方、あるいは、解説以上の書き方を開発して解いてください。

この本は問題のすぐ下に解説がありますので、問題を解くときに解説が見えてしまうと、気が散って効果が下がりますので、ご希望でしたら、無料で問題のみをPDFファイルで差し上げます。

Amazonレビューを書いてくださった方限定と考えています。

それで5問が終わったら、次の5問も同様に、問題を見て、解説を読んで、その後、解いていきます。

5問で30~45分、10問で60~90分くらいを想定しています。

保護者様の効果的な役割として、この本の解説と、お子様の書いた解き方を見くらべて、この本と同等以上の書き方ができているか見くらべてください。

できていれば、とても学習効果が高いと言えます。

それで8日間で終了したら、この本はもう卒業で良いですが、それから1か月後くらいに、何問かピックアップして演習しても良いと思います。

スカイプ指導で「○○だから、△△をするよ」という説明の仕方をしていますが、この本はそれを余すところなく載せています。

つまり、解説をしっかり読むと、家庭教師に教わっているのと同等の効果があり、しかも自分のペースで文字を追っていけば、聞いたけど吸収しなかったということが減りますので、家庭教師に教わる以上の学習成果になります。

上記の表をご参考に、正しい使い方をして、家庭教師をつける必要がなかった!という感想を持っていただけたらと思っています。

今回の「比と割合」で売れ行きが好調ならば、次は、難敵の「速さ」、そして「平面図形と比」「場合の数」といった受験の柱となる分野を、簡単に解けるシリーズで書籍化を目指し次々と書いていきたいと考えています。

是非「比と割合は書き方を変えれば簡単に解ける」をご購入ください。

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