今年担当した生徒さんの聖光合格は今までで一番嬉しい

生徒に、好きな先生、嫌いな先生、良い先生があるように、教える側にも生徒さんそれぞれに印象があります。

本日、聖光学院の合格連絡をいただきましたご家庭は、とても感慨深いものがあります。

 

家庭教師で指導を始めると、1時間くらいで、だいたい能力はこれくらいかなと分かるものです。

生徒さんが緊張しすぎて1回目は不本意な出来で、こちらも良い印象ではなかったけど、2回目以降に本領を発揮して、すぐに高評価に変わるケースはありましたが、なかなか能力を上げていくというのは難しいです。

 

誤解がないようにしたいのは、成績と能力は異なるということです。

偏差値は低くても能力が高く、教えていったら見違えるように成績が上昇する子はいますが、それは成績は上がっていますが、能力は上がったとはなりません。

よく担当生徒の「偏差値〇〇アップ」「塾のクラスが○→〇にアップ」と宣伝する家庭教師はいますが、私はそれはほとんどが上記のようなカラクリだと思っています。

もちろん、成績を上げられたのは、その講師の力量とも言えますが、成績と能力を分けて考えないと、この講師に教わったら必ず良い結果になるということにはなりません。

 

ここまでの流れでお分かりだと思いますが、今年、聖光に合格した生徒さんは能力が上がったと思っています。

能力が上がった最大の理由が講師の力量という訳ではありませんが、クルマに例えればハンドルの役目は果たせたかなと思います。

生徒さんがアクセルであり、ブレーキであり、ガソリンに相当しますが、走るためにはアクセルをしっかり踏むことが大切であるのとともに、方向を決めていくことも大切なことだと思います。

 

具体的な指導内容や、生徒さんの特徴などは触れませんが、指導で心掛けたのは「どうしてこうした方が良いか」をしっかり伝えることです。

簡単にいうと、難問の解説中心ではなく、算数の解法論というか、野球でいえば、ピッチングでもバッティングでもフォームの矯正に特化したような指導です。

家庭教師と言えば、たいてい難しい問題を鮮やかに解説して、さすが!先生!と思わせるような指導が多いと思いますが、それとはかなり異なるスタイルです。

 

ちょっと脱線しますが、最近思ったのは、スポーツ選手のコーチは現役を引退して、教わる選手の方がいまは実力が上です。

コーチの背中を見てというのではなく、コーチはどうしたら選手の成績を上げられるかを考え、そういう行動をします。

それに対して受験勉強を教える講師はほぼ生徒よりも高い点数を取れます。

教えたつもりになっていても教えたことにならず、ただ魅せているだけの指導になりがちだと思います。

講師がプレイヤーで、生徒が観客のようなイメージです。

私の指導は、魅せる指導ではなく、スポーツのコーチのように悪いところを矯正する指導に移行しています。

今年聖光に合格した生徒さんが、その影響で能力が上がったとしたら、私としても嬉しい限りです。

また、こんな指導を信頼してくれて、冬休み以降は週5回以上指導を依頼してくださった保護者様にも感謝しています。

 

最後に、スカイプ指導の宣伝に移ります。

この指導をたくさん受けたいけど、予算という足枷はできるだけない方がいいので、例えば冬休みの12月21日から1月31日まで毎日指導を受けると、1回1時間ということもありまして、1日あたり3928円になります。

今年はスカイプ指導は減らす予定ですが、聖光の対策教材をまた使いたいと思っていますので、水曜日に限定して、聖光を志望校とする生徒さんを教えたいと思っています。

大変恐縮ですが、可能性がゼロだと思う場合はお断りしますが、引き続き、能力向上に努めた指導をしますので、現時点で、志望校合格ラインからは程遠くても指導してみたいと思っています。

難しい問題の解説を重視した指導ではなく、できていない原因を探し、そこを改善する指導となり、他の家庭教師とは指導スタイルが異なります。

それをご理解してくださり、夏や冬はたくさん指導を受けたいなと思ってくださる方を大歓迎します。

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