対話式スカイプ、初の御三家合格!

2014年から実験的にスカイプを利用して算数の指導を行い、2015年から本格的にスカイプ指導を行ってきました。

2017年までの3年間では御三家の挑戦は麻布と桜蔭それぞれ一名でしたが、今年、ついに念願の開成合格者が出ました!

とても嬉しいことですが、「あなたが教えていなければ開成に受からなかったのか?」と問われましたら、イエスとは言えません。

私としては、携わらせて戴いて感謝している気持ちが強いです。

 

その意味では合格実績の学校名はどうでもいいことで、ひとりでも多くの第一志望校合格者が出ることが唯一の目標です。

特に塾なし受験生の第一志望校合格は格別のものがあります。

完全な塾なし受験生はいままで二人で、二人とも第一志望校合格、そして11月頃退塾し対話式スカイプに賭けてくださった方は第二志望校合格という実績があり、ある程度満足していますし、さらに向上していきたいと思っています。

 

話を開成に戻します。

誤解を招きそうなことですが、私には開成に合格させるためのノウハウがあるわけではありませんので、並の学力の生徒さんを開成レベルまで高めることはできないです。

現在の学習を見て、開成に足りない学習を考え、それを行い、欠点があればそれを修正し、依頼があれば不足分の課題を出します。

やれることはそこまでです。

もともと開成に行ける力のある子が、指導不足などの環境のせいでスポイルされている場合に、封印を解放させるような感じです。

 

2019年度はスカイプ指導は比較的埋まっておりますので、この開成合格をチャンスとして集客につなげることは現実的ではありませんし、ブログに書く必要もありませんでしたが、塾や家庭教師の合格実績とは、生徒さんにとっていかに意味のないものかということを書きたくて、敢えて書いています。

合格実績は関係ないとは言いましても、開成などの難関校を合格する生徒さんを教えたことがない講師に教わるのは、時間とお金の無駄遣いです。

指導スキルが不足していても、生徒さんとの相性が良ければ清涼飲料水のような気分転換として効果がある場合もありますが。

ネットで嘘か本当か分からない合格実績のみで判断するのではなく、難関校に受かるためにどういう1年間の学習が必要かを具体的に語ってもらい、設計図がしっかり描けていて、それをご家庭で納得されるかどうかだと思います。

 

家庭教師のブログなどを徘徊していると、恐ろしいものに出くわします。

「偏差値80」「学年1位」「頭を良くする方法を知っている」などの言葉が踊っているものもあります。

なるほど!だから受かるんだ!ということを感じさせれば、それが事実の可能性がありますが、華やかな言葉だけでは、信じようもありません。

難関校になりふり構わず合格したいというご家庭は、そういうのを見て、わらにもすがる思いで利用するかもしれませんが、そういう方がいるとしたら、気の毒で仕方がありません。

いままでは、「合格実績に意味がない」と書くのは控えてきたつもりですが、それは負け犬の遠吠えと捉えられそうだからです。

合格者が出たいまだからこそ、こういうことを書けるチャンスだと思って書いてみました。

 

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