- 2018年9月12日
Twitterでこの話題が少し盛り上がっていましたので、それについて、私見を述べていきたいと思います。
結論からいうと、1分です。
試行錯誤している間は、カウントしません。
手が止まってから1分です。
算数は、書いて考えるので、書けないときは、手も足も出ないということです。
ときどき、何も書かずに頭の中で組み立てられる、優れた頭脳の子もいますので、例外はありますが、基本的には手が止まって1分でいいです。
問題は、解説の見方です。
ベストは、子供自身が見ずに、保護者が見て、ヒントを出して行くスタイルが良いと思います。
6年生のこの時期になると、なかなかこのような二人三脚は難しいかもしれませんが、4・5年生ならば、1人で解説を見るよりもヒント制がいいと思います。
ヒントで簡単に解けたのならば、それはほぼ自力で解いたと言っていいです。
ヒントで分からない場合は、多くを期待してはダメだと思います。
解き方を見て、こんな感じで解けばいいと分かって、それで解ければ及第点です。
本当に大丈夫か?と疑っても疲れるだけです。
解けなければ、覚える算数にならないようにすることがポイントです。
理解することを目指しますが、精神的にダメージにならないように、先送りでもいいです。
それよりも、少し基礎に戻って、それが解ければ、基礎はできているねという良い終わり方で締めくくるのでも良いと思います。
算数は基礎が積み重なって行くものなので、解けない問題をしっかり取り組んでも、その土台が積み重なることにはなりません。
易しい問題に戻らないと、土台がつくれません。
その問題を解くために、何が必要かを考えると、易しい問題に戻ることが、最良の作戦になりますが、目の前の問題に意識が行き過ぎる人が多いと思います。
典型題か、思考系かによっても扱い方が異なります。
手が1分動かなかったら終わりという姿勢は同じで良いですし、ヒントの出し方も同じで良いですが、易しい問題に戻るかどうかが異なります。
典型題は易しい問題に戻りやすいので、戻った方がいいです。
思考系の問題は易しい問題というより、元となる典型題に戻ることになります。
しかし、何が元になっているのか見抜きにくい場合もあります。
見抜けなかったら、そのまま飛ばしで良いです。
見抜けたら、その典型題が分かっているか確認し、分かっているとしたら、戻る必要はありません。
分かっているかそうでないかは、子供の判断で良いです。
解説をいつ見るかよりも、誰が見るか、情報を小出しにできるか、元に戻るか否か、そのあたりの方が重要です。