- 2023年1月24日
4年生にしてはレベルの高い数表の問題です。
書きすぎず、雑に省略しすぎず、ちょうど良い塩梅のところを目指します。
三角数や四角数を使いこなすことも重要です。
興味のある方はこちらにどうぞ
第39話:数表
39・1
答えの段数は、わり算の商にはならないことをていねいに説明しました。
文字色も工夫してみました。
39・2
日光のいろは坂の話を雑談で入れました。
そういうイメージで問題に取りかかった方が、あまりの処理のときに良いかもしれません。
39・3
ピラミッド型は、三角数や平方数に注目します。
初めはイメージしやすいように、ほとんど省略せずに書き出しましたが、実際に解くときは、三角数や平方数だけを書いていけばいいと思います。
39・4
数表の問題は4年生には、少々ハードです。
先送りして5年生で再挑戦でも良いと思います。
だいたいの位置をイメージして、三角数や平方数をもとに書き出していくようにしましょう。
根気よく、粘り強くがテーマの内容です。
右斜め下45度に見ていく解き方もありますが、三角数や平方数に注目した方が、発展性があると思います。
39・5
枠の中の数の和は、枠の中の1番小さい数を①や□にして解きます。
テクニックを身につけて解く問題となりますが、比較的、身につきやすい内容です。
練習問題
番号 | 難 | 要 | 講評 |
1 | A | わり算のあまりの意味を考えましょう。 | |
2 | B | テ | 1番の応用です。うしろの方は地道に書き出してもいいと思います。 |
3 | B | ゼ | 奇数が並んだ数表です。何番目の奇数かに変換して解くことを勧めています。 |
4 | B | ゼ | 最終段は右から書かれます。 |
5 | B | ヒ | 4番の応用です。各段に4個の数字があることから考えましょう。 |
6 | C | ヒ | 4番の応用です。段数を4で割ったときのあまりから、どの列から数字が書かれているかを考えましょう。 |
7 | B | ゼ | パスカルの三角形です。各段の和の法則、左から2番目の法則、右から3番目の法則を考えましょう。 |
8 | B | ゼ | 右に平方数がならんでいるので、それをもとに求めます。全部を書いていかずに求めましょう。少し書くとしても、右端だけ書くようにしましょう。 |
9 | B | ゼ | 8番の類題です。右に三角数がならんでいるので、それをもとに求めます。 |
10 | B | ゼ | 左に平方数がならんでいるので、それをもとに求めます。どの当たりの位置に書かれているのかを考えるようにしましょう。 |
11 | C | ゼ | 上に三角数がならんでいるので、それをもとに求めます。どの当たりの位置に書かれているのかを考えるようにしましょう。斜めに書かれているので、ある程度書いていく姿勢は必要ですが、最初から書き出す気満々の姿勢はよくないと思います。 |
12 | D | テ | 平方数タイプの問題ですが、書き順が交互になりますので、大変です。注目する平方数がどこにあるかを考えて、それから慎重に求めましょう。 |
13 | A | (3)は1番小さい左上の数字を基準の□とします。 | |
14 | A | Aではなく、1番小さい㋐を基準の□にします。 | |
15 | C | ヒ | 1番小さい数が7の倍数なら、枠の数の和も7の倍数になります。 |
※「難」は難度は以下の基準です。
A:確実に解けるようにしたい問題
B:サピックス偏差値50以上を目指す人向けの問題
C:サピックス偏差値60以上を目指す人向けの問題
D:特に難しい問題
※「要」は重要度で以下の基準です(B・C・Dのみ表記)。
ゼ:絶対に解けるようにしたい重要な問題
テ:よく出る典型題
ヒ:捻りのある問題
サ:地道な作業が必要な問題