1問を考える時間をどうするか

私事ですが、先日、10月1日に傘を買いました。

Facebookの広告で、つい衝動買いをしてしまいました。

金額は4500円で、高くも安くもない金額でしたが、機能に惹かれました。

傘の生地が二重になっていて、画像のオレンジ色の面が傘の表面ではなく、裏面になっていることにより、傘の欠点をすべてと言っていいほど解決しています。

 

10月1日に購入しながら、発送完了メールが10月6日で、届いたのは10月18日と、ずいぶん時間がかかり、スイスの会社のようで、特定商取引法の記載も無く、HPが随所に英語で不安だらけでしたが、届いた商品を手にして、このアイデアに改めて舌を巻きました。

 

私は、20代の頃から長距離通勤が多く、傘を電車に持ち込んだときに目の前に立てて置けるもので、ついでにテーブルを装着できるようなものを開発して、特許でも取れないかと夢を見ていた時期もありました。

そのときに、傘の裏面が外にくるようなアイデアはまるでありませんでしたが、この傘を手にすると、これか!と思ってしまいます。

この傘もテーブルまでは付いていませんが、生地が二重というのが、最大のポイントでした。

 

今回の経験が、算数の解法にも通じるところがあると思います。

つまり、相当なスキルが無いと、問題を考えても、解決には至らないということです。

 

よく、1問5分考えるとか10分考えると言われますが、いろいろなアイデアを馳せているならば、何分でもいいですが、スキルが無く、どうしたら解けるかな?と思っている段階でしたら、考える時間を何分取っても解けないと思います。

とは言いましても、考える習慣、答えには近づかなくても考えることは鍛錬になりますので、集中して2分くらいは考えた方が良いと思います。

言い換えると、2分で十分です。

 

あれでもない、これでもないと試行錯誤していましたら、もっと長い時間を取った方が良いですが、やがて堂々巡りになると思います。

堂々巡りになったら終わり、もう少し多く見積もっても、同じアイデアを3回目に試行したくなったら終わりというように決めると、効率の良い時間の使い方ができると思います。

 

仮に、指導者のアドバイスや教材の解説などで、上記の傘の「逆に折りたたんでみよう」というような決定的な糸口を得る学習が出来るのでしたら、その情報をもとに、また考えていくことができますが、そういう学習にならないのならば、基本的に「解説を見て終了」、それが典型題ならば、後日、「再度解き直す」で終了で良いと思います。

 

重要なことは次々とアイデアを産み出して試していくスキルがあるかどうかです。

特に6年生後半は、時間との戦いの中、勉強していると思います。

考える時間はゼロではダメですが、テキパキと短時間で行動を切り替えるようにした方が良いと思います。

 

今回は、本当にスイスから届くのか、不安の中で待っていた傘を手にした感想ということで、感想文のようなブログになってしまいましたが、少しでもお役に立つ部分がございましたら、すぐ下の「にほんブログ」のボタンをクリックをお願いいたします。

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