塾のクラスを上げる方法

最上位のクラス以外の塾生はクラスが上がることを目標に頑張っていると思います。

クラスが上がることと、志望校合格の可能性の関連性についてはここでは触れません。

クラスが上がるということは、実力が付いて、いろいろな学校に合格できる可能性が高まるととらえます。

 

家庭教師や塾講師などのブログを読むと、手を広げずに、授業の復習をしっかりやれば良いと書いていることが多いです。

しかし、その文面を見て「そうか!塾の復習をしっかりやれば良いんだ!」と思った人はほとんどいないはずです。

そういう学習を目指し、いままで取り組んできていたと思います。

それで力が相対的につかずに、いまの状況に甘んじているのだと思います。

 

スカイプ指導で、四谷系4年生、サピックス5年生、サピックス6年生を教えていますが、四谷系4年生には、宿題になっていない演習問題集の応用や、応用演習問題集まで取り組んでいます。

サピックス5年生は、授業で扱わなかった★3個まで取り組んでいますし、サピックス6年生は、授業で扱わなかったデイリーサポートのDやEまで取り組んでもらっています。

レベルが高すぎだと思う問題は、さすがに避けていますが、案外、問題なく消化できています。

 

どうして塾では難しい問題に取り組んでいないんだろうと不思議になります。

難しい問題を取り組むと、質問が殺到したり、難しくて宿題ができないとクレームがくるからでしょうか。

上位クラスは難しい問題まで取り組んで、しっかり合格実績をつくって、中堅~下位クラスはほどほどにやっていれば良いですよということなのでしょうか。

クラスを上げたいと願っている消費者の思いにこたえていないような気がします。

 

塾講師をやっていますと、基本が分かっていないのに応用の質問にくる生徒がいると、やっていることがちぐはぐに感じます。

基本は大切ということは当然のことですが、基本だけやっていればいいというわけではないということです。

 

家庭教師を雇って、可能な限り難しい問題を取り組んで欲しいとリクエストをするのが、最も容易なことですが、予算の問題もありますので、それを除外して、どういう作戦でいったらいいかを書いてみようと思います。

まず、応用まで取り組む価値のある重要単元かどうかを判断します。

方陣算やN進法や流水算などの支流の単元ならば、応用まで進む意味があまりありません。

重要単元は、1週間で終わらせる必要はありません。

1週目は基本、2週目は応用と進めても良いと思います。

 

応用は、自力で解けなければ、解説を見ながら、なぞるように丁寧に書いて解きます。

その翌日や2日後くらいに再チャレンジします。

再チャレンジして解けなければ、その問題は諦めるしかありませんが、そこまでの過程で、基本だけを終わらせる学習よりも効果があると思います。

 

速さの典型題で考えてみます。

A君が4歩歩く間にB君は5歩歩きます。A君が2歩で進む距離をB君は3歩で進みます。

問1 A君とB君の速さの比を求めなさい。

問2 B君が先に100歩進んでからA君が追いかけると、A君は何歩進んだときに追いつきますか。

これは、歩幅を決めることがポイントです。

歩幅に関係あるのは「A君が2歩で進む距離をB君は3歩で進みます」で、逆比で、Aの歩幅とBの歩幅の比は3:2です。

AとBの歩幅を3と2とすると、Aは4歩で12進み、Bは5歩で10進むので、速さの比は12:10=6:5です。

これが問1の答えですが、ここで終わってしまったら、この問題から得られるものは少ないです。

軽く解法を暗記して解いているだけの学習になるかもしれません。

 

問2は、先にBは100歩で200進み、速さの比は6:5なので、Aが1200、Bが1000進んだときに追いつきます。

Aは1200進むのは、1200÷3=400歩のときです。

これは歩幅の比と速さの比が出てくるので、紛らわしくて、不正解者が多くなる問題です。

 

問1で速さの比を出すところまでしか学習しなければ、紛らわしいところに触れないので、歩幅と速さの比の違いをしっかり理解するところまでいきません。

問2をやると、Bの歩幅は2だから先に200進み、速さの比は6:5だからAは1200進んで追いつき、Aの歩幅は3だから400歩で追いついたというように、2つの比を理解して解いていく必要性が出てきます。

この複数の比を使いこなす練習をすることにより、比の扱いのスキルが上がります。

 

塾で問1レベルの問題しかやらなくても、家で問2レベルまでやるべきです。

受験勉強にクラスのヒエラルキーはありません。

塾の指示通りの学習をしていても、多くの塾生のようにクラスがいっこうに上がらないという結果になる可能性が高くなると思います。

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