浦和明の星2014年解きました

共学ではない女子中では、入試難易度においては桜蔭・豊島岡女子・浦和明の星がトップ3だと思います。

立体図形重視の桜蔭・豊島岡女子とくらべて、浦和明の星は「速さ」が難しく、また、数の性質でセンスを問われることが多いです。

問題文が少し長めなのも特徴と言えるでしょう。

前述の「速さ」の問題は豊島岡女子と双璧なため、豊島岡女子を目指すお子様もこの浦和明の星の「速さ」を味わうと良いと思います。

今年は、前半はスイスイ進む問題が多く、後半は慎重に取り組んだり、地道に根気よく解く問題が多かったです。

全体的に新傾向や発想が必要な問題はまったくなく、見た瞬間に解き方がイメージできた問題が多かったのではないでしょうか。

 

問題レベルは浦和明の星受験者にとって、

A:超簡単
B:簡単
C:標準
D:難しい
E:ほとんど解けない

 

(1)A

分解かと思いましたが、約分でした。

 

(2)A

速さの三公式で、行きは16/15時間と分かります。

 

(3)A

仕入れた個数を6にします。

 

(4)A

4年生レベルの角度です。

 

(5)A

食塩の重さに注目すれば解けます。天秤しか眼中にない人にはキツいです。

 

(6)B

9/8×3.14の計算があるので、少しだけ大変です。

 

(7)B

この手の立体の展開図はセンスが必要です。センスに自信のない人は練習で克服しましょう。

★「小5集中図形」に収録予定

 

(8)アC・イC

正方形が題材の良問です。

小さい正方形の、「あ」の1辺をマル1、「い」の1辺をシカク1として、すべての正方形の1辺をマルとシカクで表します。

上の辺と下の辺でイも求められます。

★「小5集中図形」に収録予定

 

(1)A

2つの蛇口の能力がいっしょなので、グラフから分かる12分と16分が使えます。

 

(2)アA

左と右は同じ量の水が入っているので、高さの比は底面積の比と逆比になります。

 

(2)イA

問題に載っているグラフの28分の半分の時間です。

(2)ウA

問題に載っているグラフの42分の半分の時間です。

ちょっとやさしすぎのような気がします。

 

速さです。

出会える場所が決まっている問題なので、ダイヤグラム作成は決定です。

一応、典型題ですが、これをしっかりマスターしている受験生はそれほど多くはないでしょう。

(1)A

明子は40秒で1周、星男は60秒で1往復なので、最小公倍数の120秒です。

(2)B

前述のように120秒間のダイヤグラムをかきます。

CDだけのでいいです。

星男はCD間を通過するのは4回ですが、いきなり1回目の11秒が答えになります。1回目が答えになるので、ダイヤグラムをかいていなくても正解にできますので、判定をBにしました。

 

(3)D

ダイヤグラムで考えると星男のCD間通過4回目でようやく出会えます。

相似を使うのですが、相似比は1:1になるので、ここまでくれば計算ミスはありえません。

★「小6集中速さ」に収録予定

 

アA・イA

リーグ戦のような表を書けば簡単です。

書きたくなりますね?

 

ウC・エオカすべてC

算数オリンピックのような論理の問題ですが、レベルは高くはありません。

入試本番中で緊張していると思いますが、冷静に慎重に考えていけば苦戦しないでしょう。

Aがクッキーだったら、Aの人は「BもEも分かる!」という感じでいきます。

 

現実的な問題です。

2日後にポイントが使えなくなるという無情さも現実的です。

問題自体は目新しくはありませんが、より慎重に堅実に解くことが求められる問題です。

(1)A

もらえるポイントは490ポイントと489ポイントで、残っているポイントは850ポイントと849ポイントです。

 

(2)B

5%なので、20ポイント使ったときです。

 

(3)D

(1)・(2)を利用したいと考え、表にします。

20ポイント単位で考えていきます。

0ポイント使用のときは1340ポイントあり、20ポイント使用のときは1319ポイントあると分かったら、(1340-1050)÷21=13あまり17とします。

ここから、260ポイント使ったら1067ポイントあり、280ポイント使ったら1046ポイントあることが分かるので、280ポイントから4ポイント戻します。

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