- 2017年6月24日
このテーマはもう20年くらい言われ続けていると思います。
当初は、学校は休むべきではないという論調が多かったです。
現在は、ご家庭の自由ですという論調が多いようです。
塾関係者や家庭教師などがブログなどでよく書くのは
- 学校がストレス発散になるのなら行った方がいい
- 学校がストレス発散にならないなら行かなくてもいい
- 学校に行かないとリズムが崩れやすい
- インフルエンザが流行ったら休む
- 判断は自己責任で
あたりだと思います。
インターエデュを見ていると面白いです。
学校を休まない派は「学校を休んで受験結果が最悪な人がいた」という書き込みが多いです。
ご家庭の自由派は「個人の自由」という書き込みが多いです。
この書き込みを並べてみると、やはり、後者が受験には優位なのだと思います。
「1月に休むのはズルい」と考えている人がいるということは1月に休んだ方が有利なのでしょう。
それは当然のことです。
社会人のアマチュアスポーツは、午前に働いて午後から練習をしていますが、プロには勝てません。
午前中に他の仕事をしているからです。
専念している方が強いのは常識だと思うのですが、なぜか、その部分に蓋をして、歯切れの悪いことをいう人が多いようです。
しかし、いま書いたことと逆になることですが、もし、集計を取ったら、1月を休む受験生の方が受験結果は思わしくないと思います。
それは当然のことで、一発逆転の合格を目指して、背水の陣で1月を休む受験生が多いからです。
「1月に学校を休んでまでも逆転合格を目指したけど、届かず」ということだからです。
言いかえると、いま受けても受かるくらい仕上がっているのなら、あえて学校を休むことはありません。
未体験のことをやることによるリズムの崩れのリスクの方が怖いです。
探求ブログは歯切れの悪いことを書きたくないので、個人的見解を書きます。
白黒はっきりしたことを書かないと、参考意見にならないと思います。
いろいろな考えの中から、受験生のご家庭が、うちはこれが当てはまるから、こうしようと決めるのが正しい姿だと思います。
それなのに、情報を発信する側がひるんで、どっちつかずのことばかり書いている方が多いようです。
あなたの意見は?と思ってしまうブログがとても多いです。
もっと突っ込んで書くと、自分の意見のないブログに価値があるのでしょうか?
普通の穏やかな情報は、各学校、大手塾、大手出版社からいくらでも流れてきますので、それをどう捉えるべきかというときは、やはり自分の意見が必要だと思います。
話が逸れすぎましたが、探求ブログでは、1月は休んだ方が有利とします。
ただし、通塾していないのなら、毎日、軽く家から出る方がいいと思います。
私のように年が明けて5日間で2回しか外に出ないような過ごし方だと、さすがに小学生だとテンションが下がるでしょう。
上記にありますが、ストレス発散ができるなら学校へ行くという意見ですが、ストレス発散のため、学校に8時間使う必要があるのでしょうか?
週何回かは間引く(怪我しないように体育の授業のある日は行かないなど)
給食を食べたら早退(重役出勤の逆のようで、まわりから呆れられるので図太い神経の持ち主向き)
あたりは有効だと思います。
大事なことは、学校に行かなかったとして、十分に使える時間を有効に使えるかどうかです。
時間があっても計画をしっかりたてられなければ効果はありません。
とは言いましても、この時期は、バランス良くいろいろな勉強をしたい&じっくり時間をかけて取り組みたいという2つの想いがありますので、やりたいことを箇条書きに書いて、1つ1つ丁寧にやっていけば、しっかりした計画は立てやすいと思います。
仮に、過去問だけやるという方針でも、過去問をやったら、その倍の時間をかけて「間違い直し」「調べる作業」「類題を探して演習する」「その付近の知識の確認」というようにやっていきますと、1つの過去問で3時間(1教科です)はかかります。
朝8時から稼働して、午前1つ、午後1つ、そして通塾とすると、それで1日は充実して終了となります。
過去問をやるだけで終わりの勉強から脱却するだけで、これだけ時間が必要になるというわけです。
ポイントは、よく言われるように学校がストレス発散の場になっているかどうかではなくて、お子様が長時間の学習をして効果の出る子なのか、そうでない子だと思います。
最後になりますが、あくまでもこれは個人的な意見で、個々のお子様によってベストの選択は異なります。
前述しましたが、いま受けても受かるレベルならば、学校は普通に行くべきだと思います(体調やインフルエンザは考慮しますが)。
自己責任でご判断願います。
ここだけは、他の人と同じことを言わせていただきます。