- 2024年10月24日
明けましておめでとうございます。
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今年1回目のブログですが、濃い内容のブログを書いていきたいと思います。
表題のテーマのタイトルが付いているブログなどをときどき見かけますが、大抵、読んでも何も得られないものばかりです。
- ミスをしないように慎重に解く
- 見直しをする
- 新しい問題に手を付けずに、いままでやった問題を反復する
せいぜい、この程度しか書いていないものが多いです。
これで「成績が伸びる」と書かれていても、素直に信じがたいと思います。
探求ブログはもう少ししっかり書いていきたいと思います。
まず、成績が上がる下がるは、もう分かりません。
模試を受けないからです。
模試と入試本番は異なるものなので、昨年末の合格可能性を上回る入試結果が出ても、成績を上げたのか、入試で模試以上の力が発揮できたのかは定かではありません。
つまり、残り1ヶ月で成績を上げる特別な学習というものは存在しないはずです。
こうやったら上手くいった!ゴッドハンド!というのは、おかしな話です。
残り1ヶ月の過ごし方の最適解はあると思いますが、確立はされていないと思います。
個人個人できっとこれが1番良いというものを思い描いているに過ぎないと思います。
インターエデュで、サピックスは残り1ヶ月の学習が優れているから良く受かるというコメントを読んだ記憶がありますが、買い被りすぎです。
入試に照準を定め、模試を度外視で指導してきていたら、模試の成績よりも良い結果が連発するかもしれません。
それは残り1ヶ月でラストスパートをしたわけではなくて、模試では現れなかったけど、計画的に力がついていたことになります。
(そう公言している講師は、模試も入試も結果が悪いということはよくあることですが)
しかし、授業をやっていると、1月に入り、いままでよりもできるようになっている受験生もいます。
力をつけたと思う場合もありますが、調子が良いと思う場合の方が多いです。
入試のレベルが上がるほど、好不調の波が大きくなりますので、好調か不調かは気になるところです。
どうしたら調子が上がるかは、分かりません。
褒めても煽てても調子が上がるかは分かりません。
易しい問題を解いても調子は上がるかは分かりません。
大量に典型題を与え、数時間にわたって付き添ってあげたら、不調から好調に転じたという体験はあります。
上記の通り、最後、成績が上がったかどうかは分かりませんが、授業内でのテストが見違えるようによくできるようになる生徒さんはときどきいます。
好調・不調という面も大きいですが、得点力が上がったと実感することもあります。
「○○になったからできるようになった」と思えるパターンをクローズアップしてみます。
どうしたら、そうなるかの解決策は難しいですが、敢えて具体的に書いていきます。
それまでの生徒さんの状況によって解決策は異なります。
- 力はありながら点数に繋がらないミスが多いタイプ
- 典型題があまり身についていないタイプ
- 難問(思考系)に弱いタイプ
- 解くのが遅いタイプ
パッと思いつくのは、上の4タイプです。
1は、残りの期間は短くとも書き方に拘って行くしかありません。
それをしなければ、おそらくジャンプアップはないでしょう。
「書き方が上達したから解けるようになったんだ」と思うケースはあります。
2は、受験勉強開始が遅かった人、いままで勉強嫌いであまり勉強をしなかった人が主に当てはまりますが、ようやくできるようになったという生徒さんもいます。
後者の場合は、入試に良く出る単元を絞ってそこを重点的に学習するしかありません。
精神年齢があがり、克服し、やっと自信がついた!というようになることもあります。
3は、易しめの思考系の問題を多く扱うような学習が良いです。
「こうやれば解けるんだ!」という糸口のようなものが掴めると、他の単元にも波及していきます。
1回逆上がりができると、それからいつでもできるというような感覚です。
自転車や、独楽廻しや、剣玉などでも、そういう感覚があると思います。
塾で教わるよりも、自力で解いた方がその感覚は掴みやすいと思います。
4は、入試問題が少なめな学校であれば克服する必要はありませんが、過去問を解いても、もう少しスピードをつけたいという場合は、今更ではありますが、易しい計算を大量に解くスピード重視の学習が有効だと思います。
入試前はプレッシャーが大きいので、思考が停止しやすいので、易しい一行問題や、単純な計算問題を取り入れることによって、メリハリがつき、リフレッシュされると思います。
抽象的に「最後のひと伸び」を期待するのではなく、何が原因でいままで不本意な結果だったのかを考え、それが解決できるような1ヶ月間を過ごすといいと思います。