- 2017年4月17日
算数教材塾・探求では8月から過去問をやることを勧めております。
8月1日からでも、夏休みからでも、お盆からでもいいです。
いまの勉強が一区切りしたところがいいです。
これはもうラストスパートとか最後の詰めということではありません。
過去問を通じて弱点を洗いざらして今後の勉強に生かすためです。
計算が弱い人、一行問題などの基礎が弱い人、図形が弱い人、後半の難度の高い問題が弱い人
いろいろいます。
どこが弱いかを把握し、適切な対処をした方がこれからの学習が充実するということです。
過去問と、それを元に計画した強化学習の比率は1:1くらいだと思います。
強化していかないと、過去問をやってもやっても力がつかないので、点数が上がっていきません。
過去問をやるときは、ノートなどの計算用紙を用意して、レイアウトを考えながら適度な大きさで適度な位置に書きます。
それをきちんとやらないと、効果半減だと思います。
試験時間は少々延びてもいいと思います。
ダメな理由がありません。
時間を短めにして速く解く練習をし、本番で余裕を持たせることを狙っている人もいますが、雑に解くことを推奨しているようで、私はそれには反対です。
解き終わったら答え合わせをします。
お子様自身が○付けをしても保護者様が○付けをしても良いですが、点数をサバ読みたいという気持ちが強くなりがちなお子様は、保護者様が○付けした方が良いと思います。
解答を見ながら解いているとか、間違えているのに○をつけるとか、いままでそのような生徒さんをたくさん見てきましたので、私は、過去問演習の得点に関しては懐疑的です。
そして間違えたところはどうするかということが今回の主題です。
普通は解説を読むと思いますが、私はそれに反対です。
読んで身につくような良い解説の過去問がないからというのが理由です。
何を目的として解説を書いているのだろうと思うことが多々あります。
それならばいっそのこと、「みくに出版」の解説無しの過去問集(中学入学試験問題集)が良いのではないでしょうか?
四谷大塚や日能研で偏差値50くらいのお子様なら、受ける受けない関係なくレベルに合う問題を解こうとすると、たくさんの学校が収録されていてやりやすいです。
算数ならばコピーを取って取り組んでも良いですが、分厚さ的にもコピーを取らないでも大丈夫だと思います。
解説がありませんので、間違えたら、どこが間違えたのかをよく考えます。
それを考える勉強が良い勉強となります。
解説を見て「なあんだ。こうやればいいのかあ。はい!終わり!」
こういう勉強は力がつくか怪しいです。
とことん悩んで取り組んだ方が良いです。
そんなことをしたら、時間がもったいないという声が聞こえそうですが、悩んでいる時間は勉強ですので、もったいないは違います。
たくさんの問題にあたるよりも、1つの問題をしっかり考えた方が力になります。
どうしても解決できない場合は、潔く飛ばしましょう。
よく考えてダメなら、それで十分です。
○○の単元は身についていないから解けないということなら、その単元の基礎に戻ります。
「質問したい」、「自信があるのにどうして正解じゃないのか納得がいかない」という人は質問しましょう。
通塾している人は、塾で質問できるでしょう。
こんな問題やるよりは…というような嫌味を言われる場合もありますが、それは担当者次第です。
裏技というほどでもありませんが、インターエデュの勉強法というカテゴリーで質問すると、何人もの算数大好きな大人が丁寧に教えてくれます。
インターエデュの唯一の役に立つ掲示板です。
ヤフーの知恵袋でも教えてもらえると思いますが、数学的解法で教える人もいるかもしれません。
対話式算数の会員様は、当掲示板で質問することも可能です。
- 解いて力をつける
- どうしてその答えになるのかを考える
- 課題の単元を見つけ、それに取り組む
この3段階を精度高く学習することで、力をつけます。
たくさんの問題をやるよりも解き終わった後の処理が大切です。
市販の過去問集で良い解説はないと思いますので、その解説をしっかり理解しようとして読み込むのはデメリットしかないと思っています。
新しい年度からとか古い年度からはこだわるポイントではありません。
第三志望からとか第一志望からというのもこだわるポイントではありません。
志望順位よりも、その志望校のシンプルさ、難度で解く順番を決めた方が良いです。
合格最低点が高い年度の問題から始めるのは1つの作戦です。
事前に合格最低点の情報を与えない方が良いという考え方もありますが、それはどちらでも良いと思います。
いつから始めるかというのは、8月くらいからが良いと思いますが、9月からでも良いです。
11月からでは遅すぎると思います。
何回もくり返す必要はありません。
1回出た問題は次はできることが望ましいですが、それを言ったら、いままでの間違えた問題をすべて再度解き直さなければならなくなります。
それは物理的に不可能だけど、入試問題は特別だからくり返すというのは、冷静に考えると、論理が成り立っていません。
いままで間違えた問題はすべてくり返して正解になるまで取り組んできた人は、入試問題でも同じスタンスで取り組みましょう。
そうでない人は、こうやれば正解になると自分の力で正解が出せるようになった時点で終わりで良いと思います。
普段の学習のときは、塾講師によってアドバイス内容が大幅に変わることはあまりありませんが、入試問題の取り扱い方は講師によって大きな差があるような気がします。
フィーリングの合うアドバイスを参考にすると良いと思います。
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