模試の判定は良いけど、過去問で点数が取れない人の対処法

タイトル通りの内容になります。

今回は、模試の判定が悪いけど、過去問対策をしっかりやって合格を目指すというブログではありません。

これはリクエストのあったものです。

昨年か一昨年にも同じようなブログを書いていますが、そのときに触れなかったことも書いていきます。

 

模試で良い判定が出ているのに、過去問ができない場合です。

良い判定というのは70%以上です。

 

よく、模試ができなくても、過去問ができれば良いという人がいますが、そういうことはあまりありません。

開成や筑駒や駒東や武蔵などの問題が少なくてじっくり考えるタイプの問題ならば、相性が合い、模試以上に点数が取れる可能性がありますが、多くの個性のあまりない入試問題ならば、ほぼ模試通りの結果になります。

 

力以上に過去問ができるという生徒さんに、塾の個室で正々堂々と解いてもらうと、ほぼ100%と言っていいほど点数が下がり、実力相当になります。

それは「受験生の性」だと思っていますので、どうということはないのですが、自己申告を疑うことなく受験に突入という不幸な受験生も決してゼロではないと思います。

 

実力通りに模試で活躍できずに、過去問では力が発揮できる生徒さんもいます。

そういう場合は、力量を把握している塾講師からすれば至極当然ですが、保護者様から見ると「過去問はできる」となります。

前者と似ていますので紛らわしいですが、はっきり区別しないといけません。

 

やや脱線していますので、元に戻します。

模試で良い判定が出ましたら、上記の通り、普通は合格の可能性大です。

ところが過去問を解いて、できないと不安になります。

1年分ならともかく、複数年分を解いて、いずれも渋い成績ですと不安になると思います。

いわゆる過去問と相性が悪いという場合です。

 

これは、答案用紙をしっかり分析すれば解決できると思います。

大抵はセオリー通りに解いていないことにより、学校の求めている「解く筋道」が途中で断線しています。

「問題文から糸口を探す力を磨く」「整えて書く」「問題文を読んだときの違和感部分に線を引く」

この3点を意識することにより、断線の頻度が減り、得点力が増します。

 

1対1で指導を受ければ、このような指摘をされることで上達につながっていきますが、独学でも大丈夫です。

できなかったところを、お子様自身で論評し、「敗因」「次に生かすこと」の2点を明確に具体的にレポートすることで、その学校の問題に慣れていきます。

解きっぱなしだと、低い点数を上げることは難しいです。

塾によっては3回くり返すように指導しているところもありますが、冷静に考えると、逆効果です。

入試は一発勝負なので、3回目に解けたとしても自信になりません。

初見の問題が解けるかどうかがすべてです。

特定の学校を除けば過去に何年もさかのぼっても意味があまりありません。

第一志望は10年分などのノリだけの指示をする塾講師もいますが、どうして10年分やるのか聞いてみると、おそらく「自信がつくから」や「慣れ」としか答えられないでしょう。

 

志望校合格に必要な偏差値が取れている場合は、典型的な問題はそれなりにできているはずですが、入試演習と典型題の学習の比重は1対1くらいが良いと思います。

入試演習をやったら、次はどの単元の典型題をやろうか決めていくようなスタイルが良いと思います。

 

冒頭に書きましたが、この「敗因」「次に生かすこと」の2点をレポートすることや入試演習と典型題の学習の比重は1対1というのは、模試の成績が十分取れている生徒さん向けです。

模試の判定が悪く、過去問対策で一発逆転を目指している生徒さん向けではありません。

薬と同じように症状があっていないと効果はありません。

 

とはいいましても、やはり過去問ができない場合は、予算はかかりますが家庭教師を付けるのが無難です。

レポートを書く作業も、最初は新鮮で熱が入りますが、だんだん惰性で適当に処理してしまう恐れがあるからです。

受験生とは言え、人間は楽な方向に流れやすいので。

 

家庭教師に「5年分の過去問指導だけお願いしたい」ということは、普通は不可能だと思います。

良い講師はもう募集していないと思います。

算数教材塾・探求の対話式スカイプならば、そのような単発の指導も可能です。

大募集というわけではありませんが、単発ならお引受けいたします。

5年分の過去問指導ならば、トータル35000円くらいで可能です。

 

上記の「問題文から糸口を探す力を磨く」「整えて書く」「問題文を読んだときの違和感部分に線を引く」をしっかり指摘します。

「糸口を探す力を磨く」は、問題文をなぞりながら「ここで分かることは?」と質問していきます。

糸口を探しながら問題を読む習慣がついたらステージがひとつ上がります。

「整えて書く」は、とにかくこだわります。

式を書くのとは違います。

「線を引く」は、無駄なところに線を引かないように、どうして引いたのか理由を聞きます。

線を引いても解く力が高まらない人が多いですが、それは意味がないところになんとなく線を引いているからです。

 

一人で解いて、一人で丸付けをして、一人で解説を読んで理解するのとは次元が違います。

霧がとれて視界がはっきりするかのようになります。

欠点は早めに消すことが大切なので、9月に指導を受け、10月以降は自力で頑張ることが理想です。

 

褒めて伸ばすという方針もあるかもしれませんが、6年生のこの時期は、欠点と対策を具体的に伝えることが大切だと思っています。

耳の痛いことも言うと思います。

 

模試で点数が取れていないけどワンランク上の志望校に合格したい場合は、過去問よりも典型題の学習を増やした方が効果的です。

現在の状況を正確に把握して、正しい対処法で、まず9月を乗り切って欲しいと思います。

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