褒めるのはやめよう

元中日の落合監督と現阪神の金本監督の対談があったそうです。

新聞の紙面にそれが載っているらしいですが、ネット記事でもその概要が載っていました。

落合監督の言葉は含蓄があります。

少々、それ違うんじゃない?と思うこともありますが、耳を傾ける価値があります。

 

今回、印象に残ったのは、ランニングで、個々の選手の平均タイムを出し、それよりも3秒以上速くなければ周回数としてカウントしないというものです。

そうしないと、選手は平均タイムで走るそうですが、そのルールにすると3秒以上速く走れるそうです。

目の前にニンジンをぶら下げた状態になっているというわけです。

それによって足の速い選手が手を抜くことがなくなるそうです。

みんなと合わせて走ると手を抜けるけど、自分のタイムが基準になると手が抜けないというわけです。

 

弱い野球チームでも練習は長い時間をかけ、しっかりやっているようですが、強いチームと弱いチームの違いは練習の質だと思っています。

公立中学や公立高校の体育会系の部活の練習時間の長さは異常ですが、勝つための練習はできているのでしょうか?

練習の質が低いのならば、長時間の練習は失うものの方が大きいような気がします。

 

今回のブログは、ここまで野球の話が続きましたが、もちろん、これは自学自習に通じる話です。

いまの学習で満足をしてはいけません。

「もっと良い解き方ができる」「効率の良い時間の使い方ができる」「定着できる覚え方がある」

このように、いまはまだまだ発展途上だと思っていないといけません。

これは大人なら分かることですが、生徒さんは、宿題に追われ、それを感じ取る余裕はないかもしれません。

 

正解なら合格、不正解なら不合格というデジタル思考ではいけないと思います。

正解でも達成度は100%ではありません。

50%にも満たないかもしれません。

ところが、正解になると、多くの生徒さんは「クリアー!」と叫びます。

パフォーマンスなら良いですが、本気でそう感じていたらダメです。

 

それを防ぐためには、大人のチェックが必要です。

理想を高く、常に半歩上の目標を掲げていくことが大切です。

「昨日の自分を超えよう」という姿勢が身につくまで、チェックが欠かせません。

 

話は少し変わりますが、難問に強い生徒さんは、解き方・書き方が惚れ惚れすることが多いです。

省略の仕方、書く量の多い少ないは人それぞれですが、難問に強い生徒さんは整えて書くことができる子が多いです。

整えて書くことができるから難問に強いと言ってもいいでしょう。

 

そう考えると、解き方で安易にOKを出さずに、大人から見ても驚くくらい整えられた書き方をすることを最終到達ラインにし、それまでは少しずつ改良を目指して声かけをすると良いと思います。

6年生の保護者様から、整えて書くことができないというご相談を受けることがありますが、4年生頃から計画的にそのように仕向けていく必要があるということです。

毎日ではなくていいと思いますが、週に数回は勉強をした跡をチェックし、「次からこういうようにした方がいいね」という一言を添えて、簡単には褒めないということが大切です。

受験勉強をしていると、つい「よく頑張ったね」と褒めたり労ったりしがちですが、これで良いんだとなってしまったら、そこで止まり、長い目で見てマイナスです。

 

プロ野球に強いチーム・弱いチームがあるように、同じ勉強をやるにしても成績は大きく異なります。

中日ドラゴンズは落合監督退団後は目もあてられないほど低迷しています。

これは指導者でチームの成績が左右される証明だと思います。

理想を高く持ちすぎて、まだまだダメだと烙印を押すことはありませんが、合格印もなかなか押さないようにした方が良いと思います。

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