6年生後半に失速しないために

中学入試のカリキュラム学習は4年生からスタートし、5年生で終了するというのが一般的ですが、6年生前半はまだまだカリキュラム学習の一環です。

つまり、6年生前半まで典型題の比重が高く、6年生の秋から非典型題の学習が多くなります。

典型題はなんとかできるようにしているけど、非典型題は弱いという場合は、6年生の後半から成績を下げる可能性が高くなります。

6年生の夏に特に頑張ったのに、その先、失速となると、かわいそうで仕方がありません。

 

できるだけ、その事態を防いで欲しいと思い、今回のブログを書くことにしました。

どぎつい表現が出る恐れもありますが、事情をくんでいただけますと幸いです。

最近、話題の「切り取り」をされますと、とんでもない主張だと思われてしまうかもしれません。

 

いままで失速した生徒さんの特徴は、「こんな簡単な問題も解けないの?」と思うことが多いことが挙げられます。

誤解のないように書きますと、易しい問題ということに気がつかないタイプです。

それよりもっと難しい問題ができているからこそ、これができないの?と驚くケースです。

ミスで間違えるというのではなく、解き方に気がつかない場合です。

もちろん、説明すれば、易しいということを納得してもらえますが、自力で解きながら易しさを感じないということです。

説明しながら、「これ簡単だと思わない?」と確認することがよくありますが、そう言われることが多い生徒さんが黄色信号となります。

 

塾では、典型題の学習にいそしみます。

それは間違いではありません。

レベルの高い典型題を身につけていくことで、多くの生徒さんが捻りのある問題や非典型題に対応できるようになります。

しかし、そのようにステップアップしていかない生徒さんが一定数いるというわけです。

これは男女関係なくです。

たしかに男子の方がより問題が難しくなる傾向はありますが、女子だって、典型題を学習していきながら、捻りや非典型題に強くならないと、先が怖いです。

程度の違いはあれど、受験校の制約が出てしまうのは男女共通です。

 

典型題を学習しながら、やがて、捻りのある問題や非典型題に対応できるか蓋を開けてみないと分からないでは、何の解決にもなりません。

いまからできるだけ失速しないような取り組みを心がけていきたいところです。

上記の通り、「こんな簡単な問題を解けない」と思われてしまう生徒さんが危険なわけですが、簡単な言い換えができなかったり、それを処理するときに、例えばたすべきところをかけたりということが目立ちます。

一言で表すと、常識の上で問題を解いていません。

 

例えば、税抜価格が5000円で、税込価格はいくらかを求めるのに、どんなに間違えたとしても9000円になるわけがありません。

5000円のものを持ってレジに行ったときに、店員さんに「ハイ♩9000円になります♩」と言われたら、目玉が飛び出てしまいます。

やはり5400円くらいが妥当だと思うはずですが、そういうことを念頭に置いて問題を解いていなければ、ありえない間違いをします。

 

間違い直しをするときに、「あっ、間違えた!理解できたので、いますぐ直します!」では、また同じ間違いをしそうです。

できるだけ、常識と照らし合わせて、「5000円の品物を買うのに、消費税が4000円になるわけがない!」というような一文を添えていく学習が有効だと思います。

算数の解法力が上がることを目指した作業ではなく、常識をベースに解いていく姿勢を作ることが目的です。

 

そして、できるだけ典型題だけの学習に終始することなく、いまから少々の捻りのある問題も取り組むべきです。

難度は低くていいです。

市販の問題集や塾教材は典型題が多いので、入試問題から問題を探して解くようにします。

入試問題をパラパラ見ますと、典型題の多い学校もあれば、そうでない学校もあることが分かると思います。

パッと見て見慣れていない問題だと思いましたら、解いてみましょう。

 

「○○だから、□□の解き方のはずなのに、どうして気がつかなかったんだろう?」というような一文も効果があると思います。

PDCAの「C」の部分を重視します。

一般的な間違い直しは「A」を強く意識すると思いますが、常識を取り入れるためには「C」だと思います。

塾の宿題をしゃかりきになってやっても、典型題に強くなるだけで終わる場合もあります。

半年後の不安を解消するために、いまから計画的に取り組むようにすると良いと思います。

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