努力したら必ず報われるか?

6月20日の3時現在で、にほんブログ村「指導学習法」で念願の1位を達成いたしました。

ひとえに皆様のおかげです。

この場を借りて御礼申し上げます。

今回は1位を続けることを目標としています。

夏休みまでの1ヶ月間は1位をキープできたらと願っています。

今後とも算数教材塾・探求ブログをご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

 

今回のブログは3年前のブログの書き直しです。

良いテーマだと思いますが、PV数はあまり多くなく、3年間で1200くらいでした。

良くない部分を書き直して、たくさんの方のお目にかかれるようなブログに生まれ変われたらと思っています。

 

テーマは努力です。

努力については、いろいろと語られます。

  • 努力は裏切らない
  • 努力しても報われない場合がある
  • 成功者は必ず努力している
  • 努力を努力と思ってはいけない

 

私自身、「努力」という言葉が好きではありません。

自分のキャパシティを超えることまでやろうとすることはNGだと思っていますし、テスト前の算数の最良の作戦は寝ることだと思っています。

必要に応じてやれることをやっていくだけのことです。

「完璧になるように問題を解いた」はいいですが、「努力して問題を解いた」はいけないと思います。

似ているかもしれませんし、同じことかもしれませんが、完璧が目的であって、努力が目的ではないからです。

他人が見て、それを努力というのなら努力でいいですが、やっている当人が自ら「努力している」と感じてはいけないと思います。

 

努力しなければ!という姿勢ではなく「点数を取りたい」「覚えたい(知りたい)」のどちらかの欲望でいいと思います。

イメージ的には、点数を取りたいと思う人は肉食系で、覚えたいと思う人は草食系です。

これは性格によると思います。

点数に対する執着心がない子もいますが、そういう子には知的好奇心を育てることが大切で、点数で煽っても効果はないと思います。

 

例えば生徒さんが気合いを入れて、ぼくは3回くり返します!と努力宣言したとします。

私がそれを聞いたのならば、「3回もしなくていいから1回で身につけよう」と返します。

「1回でダメなら仕方なく2回目もやる必要が出てくるね。」

「2回目でできるように、1回目のあと、どうやれば次にできるかをよく考えよう!」

というところまで言いたいです。

 

くり返す努力ではなく、少ない回数で終わらせる姿勢の方が大切ということです。

努力と結果は比例しないというか、結果に繋がらない努力というものが存在します。

そのときに努力していることを評価してはいけないと思います。

日本人は努力重視の人が多いような気がしますが。

 

私が子供のころは、理社はテキストを声を出して読んで書いて「覚えた!」と思ったら、姉に問題を出してもらって「覚えているか挑戦する!」というような勉強でした。

短時間の学習でしたが、「覚える!」という気合いはかなり入っていたと思います。

そして、そのときは努力をしている感覚ではなかったと思います。

まわりの人にも努力家と言われたことはありません(笑)

あまりにも短時間の学習だったからかもしれません。

 

しかし、私が短時間の勉強で通用するほど頭が良かったわけではありません。

算数は得意でしたが、覚えるのはそれほど得意にしていたわけではありません。

覚えるときの集中力が高かったのと、姉を驚かそうとあれこれ工夫して覚えたからだと思います。

努力するというより、「どういうように覚えていくかを考えて決めること」が大切だと思います。

例えば、数字の羅列を暗記するときは数字を4個ずつ覚えていくのがベストと聞いたことがありますが、そのような工夫を自分自身で見つけ出したということです。

語呂合わせもしましたが、関連づけが重要だった気がします。

 

お子様が、上手い身につけ方・覚え方を自発的に見つけられない場合は、まわりの大人がいっしょに考えて見つけていくしかありません。

保護者様が上手く見つけられないのなら、信頼できる塾講師に聞くか、そういうことが書かれている書物に頼ることが欠かせません。

ちなみに、塾講師の中にも勘のいい人と悪い人がいて、勘の悪い人なら、そのアドバイスに従っても効果がない場合もあります。

具体的に「こうやって下さい」と言わない場合さえあります。

 

点数が悪いとき、努力していないということで、親子喧嘩になることもありますが、私は不思議で仕方ありません。

勉強の仕方が合っていないので、次の方法を探して試すだけのことです。

難しいのなら易しく切り替え、時間が長くて集中が途切れるのなら短い時間でメリハリのある学習にするというようにです。

よく、努力をするのも才能のうちと言いますが、お子様に合った学習を探すという姿勢ならば、その言葉は関係がありません。

その言葉が当てはまるのは、自我が芽生え「勉強なんてやってられるか!」となってしまう中学生以上だと思います。

中学受験生は基本姿勢としては、そういう子は1%くらいのような気がします。

「点数を取れるように勉強方法を変えようね?」と提案すれば自然と穏やかに進むと思います。

「やだ!このままでいい!」とはならないです。

 

即効性はなくても、長期的な視点で見ることも大切ですが、1週間たって何も光が見えていなければ、それは長期的に見ても効果はないと思います。

その場合は、結果につながらない努力となるので、「努力しても報われない」となってしまいます。

これだけは避けたいので、やりやすい学習、続けられる学習、効果のある学習を探し求めることが大切です。

言い換えると「報われない努力はしない」となります。

そうしますと、表題の努力は報われるかという問いにはもちろん「YES!」となります。

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