- 2020年2月11日
お客様から問題を入手できましたので、解いて講評を書きます。
解いた跡まで消してくださいまして、S様ありがとうございました。
また、合格おめでとうございます。
市川中は女子にはきついイメージがあります。
前職では女子クラスを担当することが多かったのですが、
1月校受験は
フェリスなら浦和明の星、洗足や横浜共立なら淑徳与野、
そして豊島岡女子なら市川という感覚でした。
しかし、問題を解いてみると、そんなには難しくはありません。
算数、理科のレベルがちょうど良い案配なのだと思います。
今年の問題の特徴をレベルに注目してサッと書きます。
大問1
小問4つで、5年生レベルが1つ(流水算)、4年生レベルが3つです。
大問2
4年生レベル1つ、5年生レベルが2つです。
捻りがほとんどなく典型題と言って良いです。
大問3
5年生レベルが2つです。
(2)は規則性の要素も入っていますが、充分5年生で解けます。
大問4
(1)は5年生レベルですが、(2)は突如、難問の出現です。
捨て問♪と言って適当に選んだ受験生が多いような気がします。
大問5
面白い問題ですが、3、4年生レベルです。
大問6
思考系の良問且つ、これからの時代の流れに乗った問題です。
何年生レベルとかはありませんが、5年生でもできる子はできます。
こう書いていくと、対話式算数の6年生用は不要で、
小5対話式算数までを完璧に身につければ合格できると思います。
難関校以外は小6対話式算数までやらなくて、2年間の受験勉強でいいとたびたび言っていますが、
それが証明されています。
もちろん1つ1つをしっかり身につければということが大前提です。