- 2021年6月12日
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「比と割合」表で解く練習問題120の概要
著書「比と割合は書き方を変えれば簡単に解ける」は在庫が少し残っているようですが、販売は終了しました。
手前味噌ながら、学力を高めるのに、とても良い教材だと思っていますので、継続販売をしたいということで、エール出版様に相談しました。
「比と割合は書き方を変えれば簡単に解ける」は問題数が80問ですが、120問まで増やせばOKと伝えられ、比の消去算を載せ、もう少しいろいろなパターンを載せていったら40問の増量は可能かな?と思い、120問に増やして原稿を提出し、出版に至りました。
タイトルは「比と割合」表で解く練習問題120になります。
この新旧2冊の特徴をそれぞれ記します。
「比と割合」表で解く練習問題120(新作) | 比と割合は書き方を変えれば簡単に解ける(旧作) |
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このような特徴なので、プロフェッショナル志向なのは新作で、旧作はベーシック志向となります。
四谷大塚偏差値55あたりがお勧めの分岐点になりますが、カラーの教材に対する重要視次第で決まると思います。
ご要望がありましたら、新作の方もオプションとして200円くらいで、カラーのPDF版をお送りすることを検討します(レシートや購入メールの画面を添付の場合)。
新旧どちらでも、市販教材の中で、これよりも学力を高められるものはないと思っています。
載っている問題はタイトル通り、比と割合の問題のみですが、この教材は比と割合を強くするだけが目的ではありません。
表で解くスタイルを身につけて、初見の問題に強くなるという目的の、第一歩の教材になります。
家庭教師をしていますと、6年生の9月以降、過去問演習を始め、志望校対策授業が行われますと、初見のひねりのある問題に強くないと劣勢になると痛感します。
初見の問題を強くするためには、解き方(考え方)の確立がポイントです。
解き方というと、算数や数学の場合は計算式が思い浮かびますが、計算式とは、答えまでの流れが分かっていて使えるものです。
受験算数は難度が上がると条件が増えるため、数学よりも、答えまでの流れがとても分かりにくいです。
初見の問題で、答えまでの流れがまだ明確になっていない段階で、計算式を使って次々と求めていくと、だんだん何を求めているか、ぼやけます。
ぼやけることで、おかしなものを求めていても気がつかずに、答え(誤答ですが)まで進んでしまいます。
それを改善するためには、表の活用しかないと思っています。
それまでに塾でどのように教わろうと、6年生の9月以降に初見のひねりのある問題を取り組むに当たって、表を利用した解き方が有効になります。
いつかは表で解くことになるなら、できるだけ早めに表のスタイルを取り入れることによって、無駄が大幅に削減されます。
塾で比と割合を扱う前に、この教材を使って完成させておきますと、塾の授業でいいとこ取りする感覚になり余裕が生まれ、効果的に授業を受けられます。
塾で比と割合を扱った後ならば、もう導入授業はないので、解法スタイルを他の人より早めに表で解くスタイルに変えると良いと思います。
過去問や、ひねりのある入試問題が多い教材の解説をご覧になれば分かりますが、線分図はほとんど載っていません。
つまり、そういう問題を取り組む時期になると線分図は不要になります。
線分図はイメージするためのツールで、解法のツールではないからです(こういう情報を知らされず、線分図をかくことがとても大切と思われている方は多いと思います)。
受験算数の無駄を減らし、初見のひねりのある問題に強くなって、入試で算数で活躍したいと思われる方は、ぜひ、お早めに本書をご利用なさり、表で解くスタイルの第一歩を踏み出してください。
また、塾講師や家庭教師で、表を活用して教えることに注力している方がいらっしゃいましたら、ぜひ、コメントをお願いします。