- 2016年1月10日
教材を解いていくと、難しい問題に当たるときがあります。
その場合はどうすればいいかという対処法を書いていきます。
- 基本骨格の問題
- 枝葉の問題
ハードルの高い話になりますが、この2つの見極めが必要です。
基本骨格の問題ならば、気軽に飛ばすわけにはいきません。
枝葉の問題ならば、気軽に飛ばしていいです。
大勢に影響がありません。
基本骨格の問題かどうか、ご自身で判断ができない場合は、「教材で判断する(どういう狙いでつくられている教材か)」「教材の中での配置箇所で判断する」「質問して聞く」のいずれかになります。
基本骨格の問題ならば、その前段階の学習ができているかが重要です。
例えば、比の消去算であれば、消去算ができているかどうかです。
できていたら、結局は比の消去算も消去算と同じという感覚になるまで学習を続けます。
なかなかその感覚にならなければ、先送りしても問題がありません。
仮に消去算ができていなかったら、比の消去算どころではありません。
消去算をもう1回学び直します。
消去算に取り組むのも苦労していたら、消去算の最も易しい、どちらか一方だけを変えて揃える問題に留めます。
このように、基本骨格の問題は、その前段階ができているかどうか、できていたら、先送りでもいいし、覚える学習でも可という姿勢でいいです。
前段階の問題に触れて、そこから繋がっている問題ということを理解して、木の幹を太くしていく感覚が大切です。
解説を見る学習は、いままでの経験上、あまり役に立たないと思います。
その場を乗り切ることはできるかもしれませんが、学力向上に繋がりにくいです。
できない問題は解説が必要というのは、宿題をやるためとか、できない問題を放置するのは気持ちが悪いといったような気分の問題です。
学力向上を基準に考えると、基本骨格の問題はしかるべき学習に移り、枝葉の問題は拘る必要なしという姿勢で良いと思います。