問題が解けないときはどうするか

算数は問題を解いていて解けないときは、どう処理すれば良いか悩みます。

しかし、本当は、これは算数に限った話ではなく、理科や社会の理解するもの、国語の読解もどう処理していくと良いかは、簡単なことではないのです。

理科や社会は「覚えれば良い」、国語は「これが答えで良い」と曖昧に終わっても、そこに問題点があると気がつきにくいのです。

本来は、方法論を身につけて、次につなげていくことが必要ですが、そこまでに達していないケースが多いと思います。

その証拠に、少々厳しい物言いになりますが、国語・理科・社会もテストの間違い直しをしているとしても、学力がなかなかついていないのではないでしょうか。

では、算数で解けない問題が出てきたときの処理の仕方を書きます。

  1. 飛ばす(解説を見て納得できただけならば、飛ばすのと同じです)
  2. 「○○までは求めたけど、そこからhelp!」と書いて、塾講師や家庭教師に質問する
  3. 解説を見て、翌日に丁寧に言葉を添えて解き直す
  4. 解説を見て、自分なりの言葉で流れが分かるように書く
  5. 解説を見て、できなかった原因と、この問題で身につけたことを書く

このくらいだと思います。

質問ができる環境ならば2番が楽で良いと思います。

3~5番は似ていますが、初級者は3番が良いと思います。

中級者は3番が5番のどちらかが良いと思います。

上級者は3~5番のどれでも良いです。

初級、中級、上級というのはあくまでもイメージですが、偏差値というよりも、その問題に対しての学力の高さです。

ちょっとした一言のヒントで解けるならば上級者、半分くらい説明して、そのあと自力で解けるならば中級者、ほぼ答えまで説明するなら初級者です。

一般的に、解説を見て終わりとなる学習の仕方が多いと思います。

上にはっきり書いてしまいましたが、それでは飛ばすのとさほど変わりません。

しかし、考え方によっては、多くのライバルがそのような学習になっていますので、そこを2~5のいずれかをきちんとやることによって、アドバンテージを作り、相対的に成績を上げていくことができます。

そして、このような情報はなかなか伝えられないと思います。

「5分考えて分からなければ質問に来なさい」というのがテンプレートのように繰り返されるだけのような気がします。

自学自習の演習は、同じ難易度に揃っていて、8~9割くらい答えが出て、正解率が5~7割くらいになるくらいがちょうど良いと思います。

そうしますと3~5割は正解にならないわけです。

簡単なミスで間違えることや読み間違えもありますので、上記の学習に移る問題は2割くらいだと思います。

その2割を生かせられれば成績が上げられると思います。

また「イージーミスだった!」で片付けるのはできるだけ避けた方が良いです。

ミスにはミスする原因がある場合があります。

自分流に、これからはこうすれば、このミスが起きないはず!というような終わらせ方をすると良いと思います。

6年生はこれから過去問演習が始まりますので、そのときにこのような学力がつく勉強ができるかどうかが重要な分岐点だと思います。

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