対話式算数第39話:数表

4年生にしてはレベルの高い数表の問題です。

書きすぎず、雑に省略しすぎず、ちょうど良い塩梅のところを目指します。

三角数や四角数を使いこなすことも重要です。

 

興味のある方はこちらにどうぞ

 

第39話:数表

 

39・1

答えの段数は、わり算の商にはならないことをていねいに説明しました。

文字色も工夫してみました。

 

39・2

日光のいろは坂の話を雑談で入れました。

そういうイメージで問題に取りかかった方が、あまりの処理のときに良いかもしれません。

 

39・3

ピラミッド型は、三角数や平方数に注目します。

初めはイメージしやすいように、ほとんど省略せずに書き出しましたが、実際に解くときは、三角数や平方数だけを書いていけばいいと思います。

 

39・4

数表の問題は4年生には、少々ハードです。

先送りして5年生で再挑戦でも良いと思います。

だいたいの位置をイメージして、三角数や平方数をもとに書き出していくようにしましょう。

根気よく、粘り強くがテーマの内容です。

右斜め下45度に見ていく解き方もありますが、三角数や平方数に注目した方が、発展性があると思います。

 

39・5

枠の中の数の和は、枠の中の1番小さい数を①や□にして解きます。

テクニックを身につけて解く問題となりますが、比較的、身につきやすい内容です。

 

練習問題

 

番号 講評
1 わり算のあまりの意味を考えましょう。
2 1番の応用です。うしろの方は地道に書き出してもいいと思います。
3 B 奇数が並んだ数表です。何番目の奇数かに変換して解くことを勧めています。
4 最終段は右から書かれます。
5 4番の応用です。各段に4個の数字があることから考えましょう。
6 4番の応用です。段数を4で割ったときのあまりから、どの列から数字が書かれているかを考えましょう。
7 B パスカルの三角形です。各段の和の法則、左から2番目の法則、右から3番目の法則を考えましょう。
8 右に平方数がならんでいるので、それをもとに求めます。全部を書いていかずに求めましょう。少し書くとしても、右端だけ書くようにしましょう。
9 8番の類題です。右に三角数がならんでいるので、それをもとに求めます。
10 左に平方数がならんでいるので、それをもとに求めます。どの当たりの位置に書かれているのかを考えるようにしましょう。
11 上に三角数がならんでいるので、それをもとに求めます。どの当たりの位置に書かれているのかを考えるようにしましょう。斜めに書かれているので、ある程度書いていく姿勢は必要ですが、最初から書き出す気満々の姿勢はよくないと思います。
12 D 平方数タイプの問題ですが、書き順が交互になりますので、大変です。注目する平方数がどこにあるかを考えて、それから慎重に求めましょう。
13 (3)は1番小さい左上の数字を基準の□とします。
14 A Aではなく、1番小さい㋐を基準の□にします。
15 1番小さい数が7の倍数なら、枠の数の和も7の倍数になります。

※「難」は難度は以下の基準です。
A:確実に解けるようにしたい問題
B:サピックス偏差値50以上を目指す人向けの問題
C:サピックス偏差値60以上を目指す人向けの問題
D:特に難しい問題

※「要」は重要度で以下の基準です(B・C・Dのみ表記)。
ゼ:絶対に解けるようにしたい重要な問題
テ:よく出る典型題
ヒ:捻りのある問題
サ:地道な作業が必要な問題

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