スカイプ指導で、初めてのお子様を見ると、すぐに、この子は潜在的にできる・できないというのは分かります。
最大の判断ポイントは暗算の速さです。
暗算が弱くても、深くじっくり考えることができ、スケールが大きいと感じるお子様もいますが、だいたいは暗算力で一致します。
私は以前からブログで、公文をあまり評価していないのは、公文をやっても暗算力が高くならない子が多いからです。
暗算力が上がらないのなら、何のためにやっているかと思ってしまいます。
暗算力が上がると、聴いて理解する力が高まり、同じ時間でたくさんのことができるため、密度が高くなります。
当てはめて答えを探すことができるので、算数のセンスが高まります。
数の仕組みを知ることでセンスが高まり、数の性質も強くなると思います。
解き方欄に、必要以上に書かなくなるためシンプルで見やすくなるため、考えやすくなるという等の効能があります。
これだけ挙げると、やはり暗算力は最重要だと思いますが、いかがでしょうか?
前職で、同僚が「算数は計算に始まり計算で終わる」と電話で父母に伝えているのを聞いていましたが、さすがにそれは間違っています。
それに合わせるとしたら、「スピードに始まり、緻密さに終わる」あたりが相応しいと思います。
低学年ならば、知育グッズや思考力を伸ばすような魅力的な商品が溢れていますが、暗算力を高め、計算を速くする訓練をした方が効果が高いと思います。
4・5年生になると、受験のカリキュラムが進みますが、それでも暗算力を高め、計算を速くする訓練はゼロにしない方が良いと思います。
暗算を高め計算を速くする教材は百ます計算が最適ですが、百ます計算以外でも短時間に多量に解けるような教材ならば効果があります。
算数教材塾・探求でも、百ます計算は一応用意していますし、分数の基礎という教材で、計算を速くするトレーニングができるようになっています。
4年生で、最も学習効果の高い教材は何ですか?と問われましたら、百ます計算と分数の基礎を勧めたくなります。
百ます計算は無料で、分数の基礎は200円なので、コスパは最強です。
対話式算数をメインで進めていますという方には「必修です!」と強く言いたいくらいです。
6年生で、スカイプ指導を受けてくださっている方で、百ます計算をやりたいという方がいました。
恐らくやっていると思いますが、その子の実力がグングン上がっているような気がします。
もちろん、塾での学習や日々の復習などの要因が大きいと思いますが、百ます計算の効果も出ていると思います。
先日、インターエデュの掲示板の書込で紹介されていたサイトがありました。
インターエデュはくだらないと思いながらも、こういう情報収集ができるので、辞められません(笑)
試しにいろいろ使ってみましたら、とても良いと思えるコンテンツがいくつもありました。
中にはあまりにも突飛なアイデアで何とも言えないものもありましたが、作成者の発想力の豊かさに脱帽です。
特に良いと思いましたのは、
百ます(小学)→百ます検定→わり算
と進み、割り算のあまりを出す問題です。
一応、私もやってみましたが、マウス操作が案外難しく、たしか1分30秒くらいかかりました。
また、暗算力強化としては
小学算数(単元別)→分数→分数計算①計算順序
と進み、比較的易しい分数の計算です。
これは暗算でやると効果が高いです。
あくまでもお子様の現在の状況によって、最適なページが異なりますが、いろいろ探すと、ぴったりなページが見つかると思います。
スピードアップと暗算力向上の2つのコンテンツを取り組むことがポイントです。
1日10分の計算トレーニングをするのであれば、5年生までならば、一行系の文章題がついている問題をやるよりも、計算を真剣勝負で多量に解いた方が良いです。
対話式算数で力をつけたい!と思われている方や、対話式スカイプに賭けた!と思われている方は、是非、お遊び感覚、且つ真剣勝負で取り組んでみてください。