対話式算数の良さをお伝えしたいです

たびたび書いていますが、今年はスカイプ指導の埋まり方が例年以上です。

満席といってもいいくらいですが、若干名の空きがあるといえばあります。

スカイプは1日の指導件数を多く設定できますので。

 

しかし、1月頃は、スカイプ指導は控え目にし、対話式算数をひとりでも多くの方に使用してもらうことに全力を尽くす予定でした。

この仕事をやっていますと、頼まれると断りにくく、制限をかけることなく、スカイプ指導の依頼があればやらせていただいております。

しかし、対話式算数の販売に力を入れるという当初の計画は忘れたわけではありません。

 

ここで、対話式算数の成り立ちを書いていきたいのですが、2013年に勤務していた塾を退職し、教材を販売していく業務を選択しました。

当初は図を多めに入れてはいましたが普通のテキストを作っていました。

図が多く、解法がシンプルなので、そのテキストのクオリティもなかなかのものだったと思いますが、近所の書店で、たまたま手にした大学受験用の参考書で、対話式の解説がされているのを見て、大きな衝撃が走りました。

これだ!と思いました。

 

私の考えている良いテキストは、大人が見て分かりやすいものです。

勉強する小学生の子が「分かりやすい」と感じることも大切ですし、「見やすい」「真似をしやすい」という要素も大切ですが、それだけでは深く身につけることは難しいです。

理由は、いま書きましたが、真似をするだけの見本品として扱われてしまうからです。

マニュアルを覚える指南書のようになってしまうからです。

 

話が逸れ、昔話になりますが、私が小学生の頃、ルービックキューブが流行り、私はとても速く完成させることができました。

さすがに世界記録とくらべられるタイムではありませんが、一般人の中ではかなり速い方だったと思います。

しかし、そのときから思っていましたが、格好が悪かったです。

操作する姿勢ではありません。

こういう場合はこうやってという操作のルールを覚えて、それに従って操作していただけだからです。

どうしてその操作でそうなるのかとは考えず、パッと見て、この場合はこの操作と反射的に判断して完成目指して操作していました。

 

このルービックキューブの話は、受験勉強の算数にもぴったり当てはまります。

マニュアルを覚えて、それに従っていく算数になってしまうと、難関校の難問には通用しません。

素早く算数の問題が解けても、私のルービックキューブのように全く価値がありません。

 

塾での学習、自宅学習問わず、余程、しっかり取り組まないと、ルービックキューブのマニュアルを覚えるような勉強になってしまいます。

解けるから快感というのもルービックキューブに似ていると思います。

ちなみに私がこんなルービックキューブの操作の仕方では意味が無いと思ったのは、親戚の叔父さんが、ちょっと貸してと言ってルービックキューブを初めてやったときに、頭を使って時間をかけて完成させたからです。

その凄さに驚き、本来のルービックキューブの攻略はこういうものなんだと思い知らされたからです。

受験勉強をする生徒さんもマニュアル学習は意味が無いと分かってくれれば良いですが、それに気がつかない場合もあるでしょう。

 

こんなことを書くのもどうかと思いますが、私は小学生の学習をあまり信用していません。

保護者様がフォローする必要があると思っています。

良い教材というのは、保護者様が容易にフォローできる教材だと思っています。

大人が手にしてみたときに、「これなら中学受験を経験しなかったけど、フォローできるかも!」と思える教材が良い教材です。

実際にどれくらいフォローできるかによって、お子様の状況が大きく変わるからです。

 

対話式算数は、どの塾教材や市販教材よりも、保護者様がフォローしやすいと思います。

これは、私の個人的感想ではなく、ご利用くださっている方からメールなどで「予習シリーズよりも使いやすい」という声を多数いただいていることによります。

対話型の解説書なので、お子様に教える準備をしなくてもいきなり教えられるという声をメールや直接、何件も見たり聞いたりしました。

こういう感想を持ってもらえることを狙って、対話型の解説書にしたわけですので、まさに狙い通りの感想です。

 

お子様が読んでいるときに隣で見ていて、つまずいていたら「こういうことを言っているんじゃない?」とフォローするだけで十分だと思います。

中学受験算数に全く触れたことがなくても、文章を精読してくださればなんとかなります。

よく、お母様から、主人が算数理科担当、私が国語社会担当という話を聞きますが、対話式算数ならば、算数を苦手だと思われているお母様でも使えます。

 

一般的にインターネットで販売されている教材や、なぜか無料で閲覧できる教材は簡単なものが多いです。

おそらく、難しいものを扱うと、分かりにくくなり売れないからだと思います。

それに対して対話式算数は首都圏の塾教材よりも難しいです。

意外かもしれませんが、家でじっくり取り組めるから難しくできるのです。

 

良いことずくめの教材のように書いてきましたが、以下のケースはさすがに厳しいです。

  • お子様が家で勉強したくない
  • お子様の勉強をフォローすることが物理的にできない
  • お子様は計算や一行問題なら取り組むが、文章を読むのが苦手

 

子育てとは、勉強面も育てていくのは当然のことだと思っています。

フォローしやすい教材で、しっかりフォローして学力を伸ばして欲しいと思います。

算数教材塾・探求のメイン教材の対話式算数をご検討願います。

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