市川2018年解きました

市川中の問題を解きました。

市川中はオーソドックスな入試という印象がありました。

ときどき数系の問題が難しかったり、平面図形や立体図形が難しくなることがありますが、良問が多いです。

しかし、ここ数年間は新傾向のような初めて見る問題の比重が高まっていました。

今年は、いままでの市川中に戻ったような入試で、スイスイ解けるものが多かったです。

受験者平均点は60点くらいでしたので、合格者平均点は75点くらいあるかもしれません。

この難度の入試問題ならもっととれてもいいのにという感じもします。

 

下の基準で問題レベルを判定します。

A:ほとんどの人が出来る
B:取りこぼしたらややまずい
C:合格のためには取りたい
D:できたらアドバンテージ
E:できる人はごく僅か

 

(1)①も②も

逆数を求めるような計算がありますがスラスラ解けるでしょう。

②は出題意図がよく分かりませんが、分子÷分母を小数第4位まで計算します。

 

(2)

A・B・Cの和と、C・D・Eの和をたして、5人の和をひけば、Cが求められます。

小4レベルです。

 

(3)

3ページの周期で、1周期1000文字です。

周期数は98000÷1000=98周期です。

 

(4)

角度の典型題です。

底角が、①、②、③、④、⑤、⑥、⑦となるので、①+⑦+⑦=⑮=180度です。

 

(5)

四分円から直角二等辺三角形を引いたものを2倍します。

この5問はすべて小4レベルといっていいほどです。

本当に、市川中の問題でいいのか不安になります。

 

2

(1)

3.75×5÷6.25で求められます。

実際は小数部分から判断して分数で計算します。

 

(2)

Aから最も遠いCが通過した跡と、Aから最も近い点が通過した跡を考えます。

その間に挟まれた部分を求めます。

タイヤ型になります。

(1)が利用できます。

(5×5-3×3)×円×3.75です。

 

3

(1)

8秒で右に2㎝進みます。

20÷8=2あまり4で、商の2で4㎝、余りの4で4㎝進みます。

 

(2)

Pは8秒周期なので、8の倍数の104秒後の位置を考えます。

そこから8秒ごとに6㎝近づきます。

この問題は、Pが前半に左に進めば難度が上がりますが、前半に右に進むので、あまり深く考えなくてもできます。

128秒後に2㎝差になるので、それから6秒後です。

 

4

(1)

二進法です。

0が1番目なので、あと9個と考え、二進法の9番目を求めます。

 

(2)

三進法です。

1112は41番目ですが、0から始まるので、42番目です。

0を慎重に考え、ひいたりしないようにしましょう。

 

(3)

8を3に変えてしまいます。

四進法の2013を考えます。

こういう問題を受験生が取り組んでいたか、マスターしていたかに興味がありますが、この平均点なら、正答率は低いかもしれません。

2013は135番目ですが、答えは136番目です。

 

5

(1)(2)(3)

セオリー通りに、くぎられた部分に時間を書き入れます。

容器のしきり問題の入門編としては良い問題です。

図を描くと簡単に説明できますが、図がないとややこしくなってしまいますので、「時間を書き入れて、それを底面積の比や高さの比にしていけば解ける」までにしておきます。

(3)は、256分後に満水で、□分は容器の4/6まで水が入ったときなので、256×2/3と求められます。

Cの判定にしましたが、簡単に解けた人も多いと思います。

 

(1)

普通に解いても良いですが、Eの位置は自由のようなので、都合良く長方形のど真ん中にしてしまいます。

すると、面積比は5:7:5:7に分けられます。

 

(2)

(1)を利用すると、比の⑨+⑲=㉘=56㎠になるので、四角形EPBQ=⑧=16㎠です。

96㎠から、56㎠と16㎠をひきます。

 

 

判定を元に平均点を概算してみますと76点になります。

合格者の平均点はこれくらいだと思います。

かなり甘めに判定したつもりですが、これくらいが正確な判定かもしれません。

 

 

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