- 2016年2月3日
6年生の後半ともなれば模擬試験を受ける頻度が高くなります。
思うような結果が出る人もいれば、出ない人もいます。
模試は受ける前よりも、受けた後に、時間をかけて、「どうしてできなかったか」、「どうしたら次はできるようになるか」をしっかり分析をする必要があります。
問題の解き直しという意味ではありません。
同じ問題が出たら出来るようにということではなく、同じような系統の問題が出てきたとき、きちんと対応できるかということがポイントです。
しかし、模試の後の分析だけでなく、模試でも点数を取りたいところです。
力不足ならば仕方がありませんが、不調でミスが多い、解説を見れば分かるけど、柔軟な思考が出来ずに出来なかったということが続いている場合は、何とかして点数を取らせたいところです。
今回のブログは、そのための対策法です。
プロ野球などで不調になると、調子の良いときのフォームと比べて、フォームの相違をチェックしていると思います。
大抵はフォームが崩れていると思います。
勉強になりますと、フォームというものはありませんが、不調のときは頭の中が乱れていると思います。
頭の中を整えることを念頭に置いた作戦を立てる必要があります。
奇をてらったことをやる必要はありません。
オーソドックスな学習で良いです。
入試問題の前半部分を解き方の欄を十分にとって、上から下へ、左から右へ、部屋を掃除するかのように、順序正しく書いていきます。
暗算は極力しません。
図よりも表を多用した方が良いような気がします。
問題を解くときは、解くことに集中せずに、いろいろなことを思い巡らせながら解きます。
「もっと良い解法はないかな?」「この前、こういうところを間違えた」などです。
比較的、簡単な問題で、80点以上は必ず取れるレベルの問題にします。
いままで解いたことのある問題ではなく、新しい問題の方が良いです。
毎日やる必要はありませんが、1週間に2~3回はやりましょう。
受ける受けないは関係なく、知っている学校の入試問題で良いです。
前半部分なので、制限時間の半分もかからないと思います。
塾講師時代は、授業前にプレテストをやることと決まりがあったので、入試問題をコピーして、ハサミとセロハンテープでさっと切り貼りして、5分ほどで完成というインスタントテストをつくっていましたが、学習効果のあるテストでした。
そのとき、余白を十分にとって丁寧に解いてもらっていたら、もっと効果があったと思います。
また、算数が不調な生徒さんには香蘭女学院の過去問を調子が上がるまで個別に課題を出して解かせました。
さすがに男子はテンションが上がらないので共学の問題にしましたが、女子は香蘭レベル以上の子であれば、みな香蘭を課題にしました。
丁寧に解く生徒さんの方が回復が早かったです。
そういう実績から、この学習法は確信的です。
私の中では香蘭の入試問題はキラーコンテンツです。
不調のときの回復方法は、個々のお子様によって異なると思いますが、現在不調で良い対策法が見つからない方は、是非お試し願います。
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