いま4年生で受験勉強をスタートさせたい方

仕事が後手後手となりがちですが、7月のスカイプ指導の指導料の集計が終わりました。

昨年の7月よりも指導時間が長かったと思いますが、昨年の8月の教材の売上を含めたトータルの売上を見ると、結構いっていました。

今月はこのまま進んでいったら、昨年度の8月よりもダウンすると思います。

思い返せば、昨年の8月は、小4対話式算数の年間一括購入がまずまずの売れ行きでした。

 

受験勉強は2月スタートが定番のスタイルですが、生徒さんが小学校で「あいつ塾行っているの?」と知り、自分も受験をしたくなるということもありますし、ご家庭で2月頃には中学受験はどうしようかと迷っていたけど、だんだん受験をしたい気持ちが強くなったり、受験勉強スタートは5年生からで良いと思っていたけど、前倒しで夏から始めようと思う場合などいろいろあります。

あるいは、この半年の間で、公立中よりも私立中に行きたいと方針を変更した方もいらっしゃると思います。

つまり、2月以外から始めたいという方もたくさんいると思います。

 

やや余談の要素もありますが、進学塾の講師のとき、入塾希望者を体験授業として迎え入れます。

そのときに、この授業のときは体験生がいたら困る場合があります。

それは復習の授業のときです。

「これ身についているね!」

「えっ、あれだけ覚えるように言ったのに、覚えていない?」

「そういう態度がこれからじわじわ結果となって表れていくんだよな」

「伸びる生徒と伸びない生徒はこういうところに差があるんだよ」

などという危機感を煽る授業ができなくなります。

ゾッとされた方もいらっしゃるかもしれませんが、進学塾の講師として、こういうスパイスを利かすことが大切なのです。

 

このような嫌味を言うようなことがなかったとしても、ある程度、基礎は身についている生徒さん相手の授業に、まったく基礎の概念がない入塾希望者が入ると、良い印象は持ちにくいのはお分かりになると思います。

どの単元でも良いですが、導入の授業に参加して欲しいと思うものです。

なんといっても体験生の獲得率は講師の力量ですので、体験に来てもらったのに、難しすぎたりレベルが高すぎて敬遠されるということだけは避けなくてはなりません。

「サピックスと迷っていたけど、こちらに決めました」なんて言われると、嬉しくて木に登ってしまう講師もいると思います。

 

体験授業だけでなく入塾時期も適正時期があります。

よく、夏期講習で復習をするから、夏期講習から入って、いままでの分を学習し、抜けがないようにしようとお考えの方がいます。

お気持ちは分かりますが、夏期講習で復習をしっかり吸収するのはとても難しいことです。

偏差値60くらいの力のある子が、偏差値50未満のクラスに入って、悠々と授業を受けられる環境ならば、復習についていき吸収することは可能ですが、入塾テストなどで良い点数を取ったり、流行り言葉の「忖度」で上のクラスにしてもらった場合は、復習から入るのはきついです。

塾のクラスを決める責任者の考え方として、最初は低めのクラスから入れようと考える人と、低めのクラスの判定をすると入塾してくれなくなる恐れがあるので、できるだけ高めのクラスから入れようと考える人がいます。

新入塾をする生徒さんや保護者にとっては、後者の責任者の方が良いかもしれませんが、もちろん正しいのは前者の責任者です。

 

夏からの入塾は、効果的な場合と、効果があまりない場合に分かれます。

いっそのこと9月からの入塾でも良いような気もします。

9月から入塾したとしても、既に学習した分野は独学で学習しないとなりません。

塾によっては、適当に「螺旋階段のカリキュラムだから大丈夫です」などと言うところもありますが、大丈夫な理由になっていません。

 

個人的なお薦めとしては、当教材の小4対話式算数で小4のカリキュラムをすべてこなし、入塾するのならば新5年生からがお薦めです。

1週間に2単元ずつ頑張っていけば追いつけます。

塾に行っても、進学塾の集団授業に対する慣れがなかったり、基礎の土台がないなどの理由で、授業の吸収率がとても低い場合があります。

そういうことを考えますと、追いつくまでは自学自習という形が効率が良いと思います。

塾講師は、一般的な自学自習に不向きな教材で、教えた経験のない保護者が教えることを想定して「一刻も早く入塾してください」と言うと思いますが、自学自習向きの教材を使えば、そのアドバイスは正しくありません。

 

小学4年生だけでなく、小学3年生にもお勧めいたします。

先取り学習を勧めているわけではありませんが、半年くらいの先取りならば問題なくこなせるお子様は多いと思います。

早生まれの生徒さんが2月から受験勉強スタートと考えれば、それよりも半年以上産まれるのが早かった4~8月生まれのお子様が3年生8月から新4年生の学習を始めても無理なことではありません。

そこで先取り学習を始めて、4年生以降、タイミングを見計らって入塾という形を取れば、とてもスムーズに行くと思います。

集団塾やZ会などの通信教育では、このタイミングでのスタートは、季節外れでいろいろな負担がかかりますが、自学自習で取り組む教材ならば、いつからのスタートでも問題ありません。

ぜひ、対話式算数をよろしくお願いいたします。

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