2017年合格実績からサピックスか四谷大塚を選ぶ

各塾の合格実績は、注目しなければならない部分と、気にしすぎてはいけない部分があります。

注目しなければならない部分はデータ集めに時間がかかりますし、難しいので、それはせずに、あまり気にしないというのが正解のような気がします。

私も今年度は合格実績はほとんど見ていません。

前職が2月17日発表という、おそらく首都圏最遅になっているのがどうしてかを気にしているくらいです。

とは言いつつ、インターエデュで、親切にも貼りつけている人がいますので、それを見て、ざっと感想を書いていこうと思いました。

2017(2016,2015) 注:2015年2月1日は日曜日

神7 Sapix 早稲アカ  日能研  四谷大塚
開成 233(251,245) 94(87,60) 59(56,65) 110(92,82)
麻布 181(174,183) 50(52,54) 75(68,86) 66(57,57)
武蔵 047(044,039) 76(59,62) 33(45,53) 64(46,45)
駒東 187(168,160) 37(26,30) 44(47,52) 44(38,40)*
桜蔭 184(163,171) 54(50,58) 28(36,42) 52(53,58)
JG 134(129,209) 73(55,93) 48(68,65) 66(50,83)*
雙葉 049(052,062) 32(30,29) 21(22,40) 37(25,35)

 

加工したいところですが、そのまま貼りつけました。

 

早稲田アカデミーはNN生の中に、平日個別の生徒がどれくらい含まれているのかが分からないので、語るのが難しいです。

その比率が低くなれば、高コストなその制度は廃止になると思いますので、いまはその比率が高いのでしょう。

 

日能研は、開成・麻布が増加で、桜蔭・女子学院が減少です。

よく分かりませんが、関西日能研からの遠征組が相当の人数いるのかもしれません。

 

四谷大塚は、予習シリーズを使っていたら、実績に含まれていると勘違いしている人が多いですが、違います。

YT、組分テストを受けていないと含まれないと思います。

YTは受けていないけど、組分は受けているという場合はもちろん含まれています。

大手4塾や独自カリキュラムの中小塾以外は、合格実績を出しにくくなっている状況ですので、四谷大塚の実績は、早稲田アカデミー内部生と四谷大塚直営校と通信の合計と考えて良いと思います。

そういう視点で見ると、四谷大塚の数自体はあまり意味のない数字ですが、増減は注目して良いと思います。

桜蔭以外は軒並み増えています。

 

サピックスはなんといっても開成18名減と桜蔭21名増が目立ちます。

 

桜蔭は作業力を求める入試なので、豊富な学習をしてきた人が有利です。

サピックスが増、四谷大塚、日能研が減ということから考えると、イメージ通りです。

サピックス生は豊富な学習をし、四谷大塚、日能研は学習が足りないということになります。

四谷大塚、日能研で桜蔭を目指す人は、相対的には学習が足りないので、自宅学習でフォローする必要があります。

難しすぎる問題ばかりやると、見かけ上の学習量は豊富ですが、効果的な学習になっていなければ学習不足となります。

四谷大塚生はその心配もあります。

塾に頼るのではなく、客観的に作戦を立てた方がいいと思います。

 

四谷大塚がかなり増えてきたのは、ようやく予習シリーズ改訂を上手く生かせる指導ができるようになったのかもしれません。

できる子は、4年生のときに難しいことをやった方がいいということが言えるような気がします。

サピックスや日能研は易しすぎかもしれません。

サピックス生や日能研生は、4年生の間は可能な限り背伸びした方がいいと思います。

 

いよいよ開成についてです。

今年の開成の算数の問題を解いたとき、とても難しく感じましたが、合格者平均点がまさかの6割超えです。

これは、途中点で相当稼いでいると思います。

つまり、途中点を取れる書き方ができているかどうかがキーワードだったと思います。

学校関係者ではないとその真偽は分かりませんが。

サピックス生は途中式をしっかり書くイメージがあまりないので、その部分が弱かったのかもしれません。

四谷大塚の直営校の方がそのあたりの指導がきめ細かいのかもしれません。

 

あるいは、難度が高くなると、鍛えられた子よりも素材型の子の方が有利になるので、四谷や日能研には素材型の子が多いのかもしれません。

これは四谷や日能研を褒めているわけではなく、いままで鍛えることが不足して素材の良い子を合格させられなかったということです。

 

2020年の大学入試問題改革を踏まえて、各私立中学では素材型の子が欲しいのではないかと思います。

そうすると、難関校では、問題難易度がアップする可能性があります。

そして、正解にならずとも途中点で勝負が決まるという入試です。

個人的には、素材型の子を優先的に合格させたいのならば、その戦略が最も優れていると思います。

 

まとめに入ります。

タイトル通り、サピックスと四谷大塚についてです。

桜蔭を目指す人は、サピックスは塾の指示通りで良いです。

四谷大塚は適正レベルの学習を自発的に取り組む必要があります。

開成を目指す人は、サピックスは保護者様でも良いですが、部分点を取れる解き方を磨く必要があります。

四谷大塚は校舎でそういう指導がない場合は同じくそういう解き方を磨く必要があります。

入塾する際、それをお問い合わせになるのも良い手だと思います。

その他の学校については、今年の結果から見ると互角です。

どちらを選んでも良いと思います。

 

最後に1つ加えますが、小さい塾では、開成合格を出すためのエネルギーは凄まじものがあります。

極論ですが、大手塾は「誰でもいいから10人受かってくれ」と思っているのに対し、中小塾は「この子とこの子は絶対に受からせたい」と思っています。

代わりがいないのですから、外すわけにはいかないのです。

講師の執念と生徒さんの頑張りによって弱点を克服し、合格を成就したケースをよく見てきましたので、そういう受験勉強もあるということをお伝えして締めたいと思います。

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