小学3年生の保護者様へ
難しい問題をやれば応用力がつくと考えていませんか?
小学3年生の算数に必要な「3つの初期設定」
5年生以降の本格的な受験カリキュラムを見据えた土台作り
。
受験算数OSでは、小学3年生の学習において「書き出し」「計算(暗算)」「図や表を書く(文章題・思考力)」の3つが、何よりも重要だと考えています。
書店にある多くの小学3年生用教材は、取り組むことでどのような効果があるのか、その狙いが明確でないものが少なくありません。失礼を承知の上で申し上げれば、「お子様の貴重な時間を奪ってしまっているのではないか」と言いたくなるものも見受けられます。
かといって、4年生の内容を前倒しする「先取り学習」は、お子様によって合う・合わないが非常にはっきりと分かれます。また、中学受験算数は単純な先行逃げ切りレースではなく、最終的に本質的な強さを持った者が力を発揮する世界ですから、長い目で見たときの先取りの効果には疑問が残ります。
とにかく、今の時期に本当に必要な力を強くしなければならない──
そんな想いの中、頭と手を使った「汗をかく学習」こそが、小学3年生にとって最も学習効果が大きいという結論に達しました。
そうして試行錯誤を繰り返してつくったのが、これからご紹介する3つの教材です。お子様の現在の課題に合わせて柔軟に選べるよう、3つの専用教材をご用意しました。
🟩 ① 小3から鍛える算数【書き出し編】(全24回)
── 受験算数のはじめの一歩は書き出しがベスト
1.小学3年生の学習について
小学3年生の算数の学習は、いろいろなパターンが考えられますが、私は「書き出し」が群を抜いて重要だと思っています。
書き出しとは、例えば以下のような問題です。
【問題】 A+B+C=8 になるものをすべて書き出しなさい。(※0は含まない)
これは 21通りあります。5年生になると、「1+2+5」から6通りできるなどの上手い考え方で、難なく21通りと求められるようになり、6年生なら 7×6÷2=21 通りと、テクニック(組み合わせの計算)で解くと思います。
本教材で行う「書き出し」は、このような上手い考え方を使わずに、愚直に21通り書き出します。
後にテクニックを教われば簡単に答えを求めることができますので、この書き出しを無駄なことと捉えるか、大切なことと捉えるかは、保護者様の考え方によります。
2.なぜ、小学3年生の算数は書き出しなのか
小学3年生という時期は、解き方を教わってただ正解を出すような「目先の成功体験」は、できるだけ敬遠したいと考えています。
勉強に限った話ではありませんが、人間は本来、楽をしたい生き物です。安易に解法を教わってしまうと、子どもは「どんどん頭を使わずに、プロセスを省いて答えだけを求める方向」に進んでしまいます。
しかし、3年生の学習目的は、高学年になって過酷さを増す中学受験に対応できるような、「強靱な足腰(土台)」を作ることです。楽をして頭を使わずに得た答えに、一体どんな価値があるのでしょうか。
頭を鍛えることが目的ならば、解き方を暗記して解くドリルではなく、「書き出し」に挑戦するべきです。書き出しは、自分の手と頭をフルに動かさなければならないため、絶対に楽ができません。だからこそ効果があります。
愚直に書き出す過程の中で、子どもたちは自ずと以下の力を磨いていきます。
- 重複(ダブり)や漏れがないように、書く順番を工夫する力
- 自分の書いたものを後で見直せるよう、見やすく整理して書く力
- ダブりがあり、間違いを探すときの集中力(間違い探しは案外重要です)
このように、書き出しを経験することで、頭の使い方が確実に良い方向へと進化していきます。ご家庭で取り組む際も、お母様・お父様から「こうすれば順序よく、上手く書き出せるよ」と、ちょっとしたアドバイス(整理のコツ)を伝えてあげるのは非常に効果的です。
3.小学3年生はテクニックはまだ早い、でも効果的な学習をして欲しい
「3年生でどんな算数の学習をさせるべきか」は、多くの保護者様が悩み続ける永遠のテーマです。世間の選択肢と比較しながら、なぜ今「書き出し」なのかを紐解いてみます。
選択肢①:大手塾の「算数パズル」
大手塾ではパズル調の思考系問題をよく扱いますが、実はそれを受講した生徒と、しなかった生徒とでは、4年生になったときにほとんど差がつきません。 あれは「楽しく塾に通い、笑顔で授業を受けること」が目的になってしまっているからです。
選択肢②:ブームの「先取り学習」
先取りも悪くはないのですが、算数の最重要概念である「比と割合」は、子どもの発達段階から見ても5年生の夏より前に理解することは極めて困難です。そのため、4年生までにどれだけ先取り貯金を作っても、5年夏時点で周囲に一気に追いつかれます。その後に始まる「比が絡む応用問題」では全員が横一線のスタートになるため、大多数の子にとって先取り学習の貯金は実質ゼロになります。(※ごく一部の精神的成長が早い早熟な子を除きます)
「パズルは意味がない、先取りも効果が出ない」という厳しい現実がある中で、一体、3年生の今、何をすればいいのか。
私が以前働いていた塾では、3年生の1年間はひたすら「計算」だけをさせていました。私は「小さな塾は大手のカリキュラムに敵わないのか……」と悔しい思いをしましたが、同時に「小さな塾はシステムを柔軟に変えられる」という強みもあります。そこで自ら3年生の担当に立候補し、その形骸化したスタイルをすべて変えました。
そこで私が導入したのが、「場合の数の書き出し」です。
どうせ3年生という貴重な時期に勉強をするのであれば、中学受験で最も差がつく最重要単元「場合の数」の先取り学習をやろう、ということです。
「場合の数」には、5年生で追いつかれる原因になる「比と割合」のような抽象的な概念がありません。そのため、3年生でも途中で足踏みすることなく、自分の手を使ってどこまでも進めることができます。
場合の数は、「自分の手で書き出すこと」がすべての基礎であり、絶対の正義です。 3年生の今のうちにこの基礎(書く体力)をしっかり体に染み込ませておくことこそが、4年生以降の大手塾でトップクラスを走り続けるための、最も効果的で確実なアドバンテージになります。
💡 さらに「なぜ書き出しが必要なのか」を、豊富な具体例とともに徹底解説した【深掘りページ】はこちら
👉全24回の内容とプロの着眼点一覧(ブログ)はこちら
📦 【書き出し編】教材の詳細と使い方
- 構成:全24回(1回につき、書き出し6問・思考力チャレンジ2問の合計8問)
- 学習ペース:1週間に1回分のペースで、約半年(24週間)で完成する充実のボリュームです。
- お届け方法:PDFダウンロード形式(Googleドライブの共有URLからいつでも印刷可能)。
🛠️ 大切な使い方(保護者様へ)
「問題の意味」だけをサポートしてください
お子様の手が止まったとき、解き方を教える必要は一切ありません。「問題のルール」だけを丁寧に教えて、あとは自力で解き切るのを見守ってください。20〜60分ほどじっくり時間をかけて汗をかかせることが大切です。
🎁 【無料体験】第1回完全版(問題・答え)を今すぐチェック
実際のテキストから、第1回「道順」の全8問(美しい模範解答付き)のPDFを丸ごと無料公開しています。ワンクリックでGoogleドライブが開きますので、印刷してお子様に鉛筆を持たせてみてください。
お子様が解き終わる頃に、3年生の今、なぜ、この『整えて書く体力』が必要なのか、一発でご納得いただけるはずです。お子様が気に入りましたら、ぜひ全24回の完全カリキュラムへお進みください。
👉 【ボタン】書き出し編・第1回完全版サンプルを閲覧する(Googleドライブへ)
🟦 ② 小3から鍛える算数【思考力編】(全12回)
── 「パズル」を脱し、難関中合格に必須の「作業力」を磨くハイレベル教材
1.当て勘や一過性の「ひらめき」を排除した、完全オリジナル問題
受験算数の土台作りにおいて、小学3年生の学習は「計算(暗算)」「書き出し」「図や表を書く」の3つが最重要です。本教材は、この3つをベースにしながら「さらにハイレベルな問題にチャレンジしたい」というお子様へ向けて作成しました。
入試問題を3年生向けにアレンジしたもののほか、半数以上は私自身が作成した完全なオリジナル問題です。
私が塾講師時代にテストを作成する際、常に考えていたのは「実力や将来性(伸び代)がある子をしっかり判別できる問題にしたい」ということでした。当て勘でたまたま正解になってしまうような問題は徹底的に排除しています。
また、3年生の「ひらめき」というのは、それまでのバックボーンが少ないため、実はそれほど大したものではありません。「ひらめいたから解けた」という一過性の問題ではなく、「地道に作業したから解けた」という泥臭い問題をあえて好んで並べました。先取り学習で4年生の内容をどんどん進めたり、パッとひらめいたら終わるパズルをやったりするよりも、まずこの教材で「考える体力」を養うことを強くお勧めします。
2.「難関中合格には作業力が大切」という真実
塾の説明会などでよく「難関中合格には作業力が大切」と言われます。ここで言う作業力とは、以下のような能力のことです。
- 地道にすべてを書き出す力
- 緻密に長さを調べる力
- 図の形を正確に調べる力
- 条件に合う範囲を調べる力
難関中の入試になると、数系だけでなく平面・立体図形や文章題でも、この作業力が極めて重要になります。他塾の3年生の授業で扱われている「算数パズル」とは少々趣が異なり、どこまでも愚直に手を動かして調べていく要素の強い問題になります。『書き出し編』とこの『思考力編』の2本立てで3年生の学習を充実させてから、4年生の学習へ進んでください。
3.書店には「学力の上がる3年生向け教材」が皆無であるという現実
書店にある小3用のハイレベル教材は、「狙いのよく分からない生ぬるい教材」か、「4年生の内容をただ前倒ししているだけの先取り教材」ばかりです。学力は「自分の手で汗をかいて解いてこそ伸びるもの」です。
ナンバープレイスなどの一部の算数パズルは根気強さが身につきますが、同じような問題が続くため飽きたり、相性があります。「作業力向上」を明確な目的とした小学3年生用の思考系問題集は、私の知る限り、この教材しか存在しないと思っています。
👉全12回の内容とプロの着眼点一覧(ブログ)はこちら
📦 【思考力編】教材の詳細と使い方
構成
A〜Lの全12回(1回につき5問、合計60問)
学習ペース
1〜2週間に1回分のペースで、約3ヶ月〜半年(12〜24週間)で完成します。
お届け方法
PDFダウンロード形式(Googleドライブの共有URLから印刷して取り組めます)。
🛠️ 大切な使い方(保護者様へ)
「問題の意味」だけを教えてください
お子様が問題の意味が分からないときは、解き方ではなく「問題の意味」を教えてあげてください。いくつか書き出す問題の場合は、1つくらい見本例を書いてあげるのは良い方法です。
2分進まなければ助言を
1問につき3〜10分程度かかる問題です。解き始めてから「2分」経ったときに、手が全く動いていないよう見えましたら、先送りの指示や、ヒントを伝えるなど、大人の助言を入れてあげてください。
できない問題は飛ばしてOK
無理に粘らず飛ばして構いません。保護者様が解き方を教えてあげた場合も、直後に何度も繰り返して解き直す必要はありません。ただし、飛ばした問題や教えた問題は、数ヶ月後に改めて解き直すと効果を発揮します。
1回に解くのは2問まで 学習の質を落とさないために、「1回に取り組むのは最大2問まで」として、5問を数日に分散して取り組むことをお勧めします。
🎁 【無料体験】第1回(問題)を今すぐチェック
実際のテキストから、第1回(全5問)のPDFを無料公開しています。ワンクリックでGoogleドライブが開きますので、印刷してお子様の反応を確かめてみてください。
🟨 ③ 小3から鍛える算数【文章題編】(全8回)
── 問題文にある数字を適当に計算する「雑な癖」を根絶する
1.小学3年生用の「少しだけひねりのある文章題」の教材です
小学3年生が文章題を解く本当の目的は、「問題文をしっかり読むこと」と「状況を把握する練習」です。
市販の小学3年生向けの教材は、問題文にある数字を適当に「たしたり」「かけたり」したら答えが出てしまうものが多すぎます。この教材は、決して難しすぎはしませんが、問題文にある数字をそのまま使って答えが出るような単純な問題は1問も載せていません。
難しすぎず、簡単すぎず、でも「しっかり読まなければ間違えてしまう」絶妙な良いセンを突いた教材です。クイズのような理不尽な捻りではなく、普通に読み取れば解ける問題にしています。先取り学習ではないので、4年生以降に塾で教わるような特殊算などはほとんど入れていません。
- 3割(推理系):表を書く習慣をつけてもらうための問題です。
- 7割(文章題):3年生でもがんばればできる、言いかえれば「小学3年生のときにしかやることがない」貴重な問題です。
巷には「褒めて伸ばす」という教育方針もありますが、単純な教材で大量の「〇」をもらって気分良くなっているだけの自信は、高学年になって問題が難しくなった瞬間、あっという間に消滅します。必要なのは、しっかりした問題の捉え方の練習をして、本物の力をつけることです。
2.「ゆっくり考えて解かないと間違える」から、読む習慣ができる
算数の得意不得意は、能力の云々の前に、「問題文をしっかり読んで、そこから考える姿勢ができているかどうか」で決まります。低学年の算数が、小学校でも塾でも「数字を四則演算すれば正解になってしまう」から、子どもたちは問題文をしっかり読む必要がないという悪癖を身につけてしまうのです。
私がサピックスで働いている頃、4年生のテストを作るときに「問題文を読まなくても正解になるのは非常に危険だ」と思い、少し捻りのある問題を出したところ、上司にこっぴどく叱られました。「前半は誰でも点数が取れるような問題にしなくてはいけない」という商業的な理由からです。
しかし、そういうテストやドリルを受け続けることで、問題文をしっかり読むという意識が育たなくなり、高学年になって応用問題に入った途端、偏差値がどんどん下がっていきます。
できるだけ早い時期に、「やっぱり問題をしっかり読まないと正解にならないんだ」という経験を積むことが大切です。この教材で、一生モノの「正しく読む習慣」を身につけてください。
📦 【文章題編】教材の詳細と使い方
- 構成:全8回(1回につき8問、合計64問)
- 学習ペース:1週間に1回分の学習ペースで、約2ヶ月(8週間)で完成します。
- 使い方:解き方を覚える必要のある問題ではありません。理解できれば十分ですので、何度も繰り返して解き直す必要はありません。ただし、できなかった問題は数ヶ月後に改めて解き直すと絶大な効果を発揮します。(1回分で20〜30分、長くても45分以内で区切って進めてください)
🛒 3冊セットで「思考力の絶対的な土台」を完成させる
この3つのアプローチ(書き出し・作業力・読解力)を組み合わせることで、5年生以降の大手塾でトップクラスを走り続けるための「最強のOS」が完成します。
🟩 【大本命プラン:3冊フルパック + Prelude 2】
『受験算数OS Prelude 1 + 2 フルセット』
内容
Prelude 1(小3鍛える算数3冊:書き出し・思考力・文章題)+ Prelude 2(戦略本編120問)
価格
一括 14850円(税込)
特典
単品で揃えるより【5500円もおトク】
3年生から4年生の終わりまで、これ一つで算数の王道ルートを完全に制覇します。
⬜️ 【はじめの一歩プラン:3冊フルパック】
『受験算数OS Prelude 1 単品パッケージ』
内容
Prelude 1(小3鍛える算数3冊:書き出し・思考力・文章題)
価格
一括 7150円(税込)
概要
まずは3年生の今、最も必要な「書き出しの体力」と「実感する力」を一からじっくり仕込みたい方へ。