- 2018年3月29日
「考える力」を伸ばす算数の学習法とは?
一般的な算数の勉強は、問題を解いて丸付けをして進めていきます。
しかし、受験算数では「自力で正解できる問題ばかりではない」という特徴があります。
このとき、多くの人は、塾の先生や家庭教師、親に質問するか、解説を読んで理解しようとするでしょう。
ところが、解説は紙面の都合上、最小限の図や計算式でまとめられていることがほとんどです。
たとえば、解説を見たときに「○○だから(÷2)だ!」と納得して進めてしまうことはありませんか?
しかし、それでは「なぜその式になるのか」を深く理解できているとは言えません。
言葉で理解すると、算数がグッとわかりやすくなる
例えば、円の面積の公式「半径×半径×円周率」は、多くの人が暗記していると思います。
でも、この式の意味を本当に理解していますか?
私は、円を細かく切って長方形のように並べる図を見せながら、
- 縦が「半径」
- 横が「半径×円周率」
- だから、面積は「(半径)と(半径×円周率)をかける」
というように、日本語を使って説明します。
言葉で理解すると、式の意味がスッと頭に入るのです。
算数は数学と違い、難しい証明が求められることはありません。
「公式に数字を当てはめるだけ」ではなく、1つ1つの計算が何を求めているのかをイメージすることが大切なのです。
そして、そのイメージを具体化するために、言葉で説明することが非常に効果的だと考えています。
大手塾の学習ではなぜ伸び悩むのか?
大手塾の学習スタイルは、
- 例題で解き方を学ぶ
- 練習問題を解く
- 解けなければ解説を読む
- 何度も反復して覚える
という流れが一般的です。
しかし、この学習法では「言葉でしっかり理解する」プロセスが不足しています。
「なぜこの式を使うのか?」を考えないまま、解き方だけを覚えてしまうと、少しでも応用が必要な問題に対応できなくなってしまうのです。
言葉で理解し、実践できる「対話式算数」
そこで、私の教材では「対話式算数」という対話式のスタイルを採用しています。
本編では、各単元の考え方や法則性、解き方、書き方のポイントなどを、対話形式でじっくり説明。
日本語を使って、「どうして、そうするのか?そうなるのか?」を一つ一つ明らかにしていきます。
その上で、練習問題に取り組み、つまずいたら本編に戻る——このサイクルを繰り返すことで、「解き方を覚える」のではなく、言葉で覚えて身につけるので、「考えられる力」を養います。
言葉で学ぶ算数で、確実に実力アップ!
算数が苦手な子ほど、「公式に頼ってしまう」「解き方を丸暗記する」という傾向があります。
でも、本当に大事なのは、 「考えやすい形に整理する力」 です。
そのために、「対話式算数」で 言葉で理解しながら進める学習 を取り入れてみませんか?
この学習法で身につけた「考える力」は、算数だけでなく、国語・理科・社会、さらには将来の仕事にも活きてきます。
「今まで算数の解説を読んでも理解できなかった…」というお子さんにこそ、ぜひ試してほしい学習法です!
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tai-sanの解き方の拘り
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