解法を言葉で覚える

「考える力」を伸ばす算数の学習法とは?

一般的な算数の勉強は、問題を解いて丸付けをして進めていきます。

しかし、受験算数では「自力で正解できる問題ばかりではない」という特徴があります。

このとき、多くの人は、塾の先生や家庭教師、親に質問するか、解説を読んで理解しようとするでしょう。

ところが、解説は紙面の都合上、最小限の図や計算式でまとめられていることがほとんどです。

たとえば、解説を見たときに「○○だから(÷2)だ!」と納得して進めてしまうことはありませんか?

しかし、それでは「なぜその式になるのか」を深く理解できているとは言えません。

言葉で理解すると、算数がグッとわかりやすくなる

例えば、円の面積の公式「半径×半径×円周率」は、多くの人が暗記していると思います。

でも、この式の意味を本当に理解していますか?

私は、円を細かく切って長方形のように並べる図を見せながら、

  • 縦が「半径」
  • 横が「半径×円周率」
  • だから、面積は「(半径)と(半径×円周率)をかける」

というように、日本語を使って説明します。

言葉で理解すると、式の意味がスッと頭に入るのです。

算数は数学と違い、難しい証明が求められることはありません。

「公式に数字を当てはめるだけ」ではなく、1つ1つの計算が何を求めているのかをイメージすることが大切なのです。

そして、そのイメージを具体化するために、言葉で説明することが非常に効果的だと考えています。

大手塾の学習ではなぜ伸び悩むのか?

大手塾の学習スタイルは、

  1. 例題で解き方を学ぶ
  2. 練習問題を解く
  3. 解けなければ解説を読む
  4. 何度も反復して覚える

という流れが一般的です。

しかし、この学習法では「言葉でしっかり理解する」プロセスが不足しています。

「なぜこの式を使うのか?」を考えないまま、解き方だけを覚えてしまうと、少しでも応用が必要な問題に対応できなくなってしまうのです。

言葉で理解し、実践できる「対話式算数」

そこで、私の教材では「対話式算数」という対話式のスタイルを採用しています。

本編では、各単元の考え方や法則性、解き方、書き方のポイントなどを、対話形式でじっくり説明。

日本語を使って、「どうして、そうするのか?そうなるのか?」を一つ一つ明らかにしていきます。

その上で、練習問題に取り組み、つまずいたら本編に戻る——このサイクルを繰り返すことで、「解き方を覚える」のではなく、言葉で覚えて身につけるので、「考えられる力」を養います。

言葉で学ぶ算数で、確実に実力アップ!

算数が苦手な子ほど、「公式に頼ってしまう」「解き方を丸暗記する」という傾向があります。

でも、本当に大事なのは、 「考えやすい形に整理する力」 です。

そのために、「対話式算数」で 言葉で理解しながら進める学習 を取り入れてみませんか?

この学習法で身につけた「考える力」は、算数だけでなく、国語・理科・社会、さらには将来の仕事にも活きてきます。

「今まで算数の解説を読んでも理解できなかった…」というお子さんにこそ、ぜひ試してほしい学習法です!

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