- 2016年12月10日
四谷大塚の演習問題集やサピックスの各種演習教材&テストはやった方が良いです。
学習内容をしっかり理解することが大前提ですが、それなりにしっかり演習する必要があります。
しっかり演習するためには、上記のような教材を取り組むことが大切です。
しかし、四谷大塚の演習問題集やサピックスの各種教材の内容を見ていきますと、もう少し問題を変えた方がもっと学力が高まるのではないかと思います。
例えば、図形はいろいろなパターンを紹介できるような教材、文章題は少しだけ典型題をアレンジした問題の練習、数系は数値替え程度で十分というように、分野によって問題の狙いを変えた方が効果が大きいと思っています。
当教材の対話式算数も、いままでは数値替え教材があったので、実験的に演習教材をゆっくり作っていくくらいでしたが、この2023年からはしっかり演習用の教材を演習教材として提供したいと考えています。
演習量は大切と書きましたが、それとともにというか、それ以上に、できなかったときにどういう処理をするかが重要です。
自学自習は基本的に、そのあたりはあまり期待できません。
どうしても課題を終わらせることが目的になり、速く終わらせたいと考えて、解けない問題も適当に解説を見て、終了としがちです。
なかなか自分に厳しく、本当に分かっているのか?と厳しい目で見て学習していく小学生はいないと思います。
そこで、当教材の演習用教材は分からないところは、LINEで質問するスタイルとなります。
解答はありますが、解説は無しです。
一見すると、不親切に思えるかもしれませんが、これが学力を高める演習用の教材としてはベストです。
「解答あり」&「解説無し」&「LINEで質問ができる」
この3つが揃っていることでベストになり、学力を高める最強のツールになっていると言えます。
LINEで質問できると、次のようになります。
- まず、軽い気持ちで解けないと言わない
- 最初は苦戦しても、なんとか自力で、あるいは保護者のフォローを受けて、答えを出し、自分で求めたという達成感がある
- 質問するときはどこまでは分かっているか、どこが分からないか伝えようとする
- 質問の回答を見て、一字一句しっかり吸収しようとする
- 同じ質問は2回しないようにしっかり身につけようとする
自学自習の勉強で、この姿勢で取り組んでいたら、学力が高まるのは、誰が見ても当然だと思います。
正直に申しますと、当教材の演習教材の問題はそれほど拘っていません。
問題に拘っているのは練習問題で、演習教材は、練習問題の付録程度の位置づけです。
上記のように、新しい図形の解法パターンの問題や文章題に捻りを入れたり、数値替えにしたりなど、単元によって、良い処理の仕方はしていますので、その意味では価値がありますが、ベストの問題を並べたとまでは言えません。
問題の質よりも、必要に応じて量を確保することを重視し、分からないところは適当にやり過ごさないことで、学力を高めていきます。
こんな対応ができるのか?と思われるかもしれませんが、上記の①や②で質問量は少なくなりますし、そもそもメインの対話式算数の本編を読んで例題を解いて、練習問題まで取り組んでいましたら、それほど質問をしまくる状況にはなりません。
声を大にしては言えませんが、1回質問が来た内容は、私の回答部分は保存しておりますので、同じ問題の質問ならば、それを加工していけば負担減となります。
とは言いましても、何千人もというのは無理ですので、対象人数には限界があります。
現在、この演習教材を公開していますのは小4対話式算数の第14話までで、毎週1話以上は作成していますので、秋頃には小5対話式算数に進みます。
演習教材は無料で、質問も無料でできますが、ご利用になれますのは、小4対話式算数年間一括購入者のみとなります。
通塾していましたら、なかなか並行して小4対話式算数も取り組んで、練習問題を解いて、演習教材を解くのは厳しいと思います。
塾に通っていない小学4・5年生は、学力を高められる最強のツールであると言っても過言ではない、この対話式算数の演習教材をしっかり使って学習することをお勧めいたします。