- 2022年3月22日
速さの2回目です。
今回は文章題の問題中心です。
文章題になると、意地の悪い単位の換算はあまりありません。
なぜ、一般的に、速さの導入で単位の換算の練習をたくさんやるのか、解せません。
イメージが湧きにくく、覚える算数になる恐れが高まるだけです。
タイサンは、そういう常識を覆した、利用者にとって使いやすい教材を目指しています。
独特な構成の教材だと思います。
興味のある方はこちらにどうぞ
第46話:速さの三公式②
46・1
先週の内容ですが、少し文章題らしくなっています。
はじきの表を書いて、単位を揃えることがポイントです。
46・2
46・1の類題です。
はじきの表を筆算のように使います。
6の倍数の分は、時間にするときに「小数にしよう」としています。
小数の利点は、分数より大きさをイメージしやすいし、たし算、ひき算は楽になります。
46・3
速さのつるかめ算の登場です。
色分けをきちんとしているので、身につきやすいと思います。
つるかめ算の問題の前に面積図の使い方を丁寧に説明しています。
距離を求めるときは、横は時間ということを意識して、面積の距離を求めます。
46・4
平均の速さは、たして2で割ってはいけない理由を良い例えを使って説明しています。
平均の速さは距離を自由に決めます。
2つの速さをたして2で割ってはいけませんが、平均の速さは、その間にはなり、やや遅い方に近い数字になります。
それを意識すると良いと思います。
46・5
周期の問題です。
いろいろな解き方を紹介すると混乱するので、慣れるまでは、時間で考えることにしています。
臨機応変に柔軟に解くよりも、導入時は解き方を固めていくというタイサン流の考え方です。
練習問題
番号 | 難 | 要 | 講評 |
1 | A | 距離を求めます。そして速さを求めます。 | |
2 | A | 距離を求めます。そして時間を求めます。 | |
3 | B | テ | 距離を求めます。そして、B電車の時間を求め、速さを求めます。 |
4 | A | 前半と後半の時間をそれぞれ求めます。 | |
5 | B | ゼ | 1時間40分たったときの残りの時間と距離を求めます。 |
6 | B | テ | 距離を求めます。修理が終わってからの残りの時間と距離を求めます。 |
7 | A | つるかめ算です。面積図で解きましょう。単位をそろえましょう。 | |
8 | B | ゼ | つるかめ算です。面積図で解きましょう。単位をそろえましょう。 |
9 | B | テ | 動いている時間と、全体の距離と、歩きとバスの速さを使ってつるかめ算で解きます。 |
10 | A | 合計の距離を合計の時間で割ります。 | |
11 | A | 行きと帰りの合計時間を求めて、往復の距離を割ります。 | |
12 | A | 全体の距離を求めて、合計時間で割ります。 | |
13 | B | テ | 1時間6分のうち、何分歩いていたかを求めます。 |
14 | B | テ | まず、何分間歩くのかを求めて、周期の回数を求めます。 |
15 | B | ヒ | 50分のうち、何分歩いていたかを求めます。 |
※「難」は難度は以下の基準です。
A:確実に解けるようにしたい問題
B:サピックス偏差値50以上を目指す人向けの問題
C:サピックス偏差値60以上を目指す人向けの問題
D:特に難しい問題
※「要」は重要度で以下の基準です(B・C・Dのみ表記)。
ゼ:絶対に解けるようにしたい重要な問題
テ:よく出る典型題
ヒ:捻りのある問題
サ:地道な作業が必要な問題