- 2016年4月13日
これから書く内容は、冷静に考えたら、至極、あたりまえのことだと感じると思いますが、あまり言われていないことだと思います。
まず、授業などで、
- 教わったことがパッとできる子
- 教わったことが中々納得できないけど、そのかわり、定着したら、その応用までできる子
2つのタイプがあると思います。
今回は、その話ではありませんが、それとかなり近いというか、その両タイプがそのままあてはまるような内容になると思います。
- 問題を解くときに仕組みがよく分からなくても解き続けることによって、段々上達する子
- 仕組みがしっかり理解できて、ようやく問題が解け、吸収できる子
の2つのタイプがあると思います。
前述のタイプがそのままあてはまりそうです。
前者なら、とにかく大量の問題演習で力をつけるべきです。
内容はやさしめがいいでしょう。
大量に解く必要があるわけですから。
後者なら、大量の問題は不要です。
ここでたとえ話ですが、今回はボーリングです。
- 初めからそれなりにスコアが良い人
投げるほど上達しますが、あるときから止まります。
その上に行くためには理論的なことを吸収していかないとダメだと思います。
- 初めスコアが悪い人
以前、テレビで見たのですが、運動神経のない女性アイドルが、いままではスコアが10点くらいしかいかなかったけど、プロの指導を受けたら、2日目には100点を超えていました。
たとえ話はこれで終了です。
勉強もかなり似ていると思いました。
最初からそれなりにできるセンスのある子は、前述の通り、大量演習で力をつけますが、どこかで頭打ちになります。
能力のずば抜けた子でしたら、中学入試で最高峰の中学に受かるまで頭打ちにならないかもしれませんが、どこかで頭打ちになります。
頭打ちになったら、そのあとは、授業をしっかり聴いて深く理解する必要が出てきます。
仕組みが理解できるまで、答えに辿り着かない子は、問題演習の前に理解することに専念すべきです。
まわりの子がこんなに問題を解いているというのは関係ありません。
個々によって適切な勉強は異なります。
保護者から見て、 しっかり理解できていたわけではないのに、いつの間にか分かっているという印象をよくお持ちになるのであれば、センスのある子だと思いますので、演習の量を重視、そして、頭打ちになったときの対処法を考えてください。
そうではない場合は、深く理解できるコンテンツを見つけることが鍵を握ります。