対話式算数第21話:時間の計算

先週で場合の数が終了し、規則性に入ります。

規則性の第1回目は、ちょっと規則性とは言い難いですが、時間の計算を入れました。

日数の計算が規則性ならば、時間の計算も規則性という少々強引なところもあるような気がします。

時間の計算だけだと中身が薄くなりがちです。

重要性は低めですが、必要なので扱っています。

第17~20話の場合の数から考えると、すいすい進むと思います。

ラストに「デジタル時計と場合の数」を入れたことで、それまで薄味だったのが、濃厚なものが入り、混ぜると標準に近づいた感じになりました。

 

 興味のある方はこちらにどうぞ  

 

第21話:時間の計算の概要

 

21・1

時間があって、それを60等分にしたものが「分」で、さらにそれを60等分にしたものが「秒」という説明をしています。

それは角度と全く同じで、角度の単位も「度」があって、それより小さい角度は「分」や「秒」があると説明しています。

「時間」→「分」や「分」→「秒」の換算は難しくないと思うので、あっさりです。

雑談で、マラソンのタイムの話やエチオピアの話を入れています。

記録の話は2021年版に書き換えています。

「分」→「時間」は時計のような図を利用してイメージを重視しています。

速さのときに使う頻度が高くなりますので、いまのうちに充分に慣れておきましょう。

今回の画像は茶くま君のお父さんです。

直接登場することはありませんが、ときどき茶くま君が話題に出します。

 

21・2

たし算は普通の計算で、ひき算は筆算でやるようにしています。

くり上がりやくり下がりに慣れるようにしましょう。

 

21・3

かけ算は単位をかえてから計算する方法と分配の法則を使う方法でやっています。

分配の法則の方が楽な場合が多いです。  

 

21・4

わり算は単位をかえてから計算してもいいですが、分配の法則のようにやると数字の扱いが上手くなり、お勧めしています。

 

21・5

デジタル時計と場合の数です。

「時間」の十の位は2以下、「分」と「秒」の十の位は5以下の数字しか入れることができないことに注意します。

条件があるので高度な内容になります。

 

練習問題

 

番号 講評
1 A   2時間は120分です。
2 A   60で割ります。
3 A   分数にします。
4 A   くり上がりに気をつけましょう。
5 A   くり下がりに気をつけましょう。
6 B 24時制にします。くり下がりに気をつけましょう。
7 A   まず、秒で求め、60で割って分と秒に直します。
8 A   分配の法則で計算し、くり上がりに気をつけましょう。
9 B まず、分で求め、60で割って時間と分に直します。
10 A   3時間を秒に直してもいいですが、分に直した方が簡単です。
11 B 23分を21分に直す解き方が良いと思います。
12 B 4日14時間を105時間に直すことがベストです。
13 C 候補数を考えていき、積の法則で解ける問題です。
14 C 1が4回の場合と、3回の場合に場合分けします。3回の場合は丁寧に数えます。
15 D たして22になるものを書き出し、ならべかえましょう。6以上の数字が3つ以上使ったらダメです。

※「難」は難度は以下の基準です。

A:確実に解けるようにしたい問題
B:サピックス偏差値50以上を目指す人向けの問題
C:サピックス偏差値60以上を目指す人向けの問題
D:特に難しい問題

※「要」は重要度で以下の基準です(B・C・Dのみ表記)。
ゼ:絶対に解けるようにしたい重要な問題
テ:よく出る典型題
ヒ:捻りのある問題
サ:地道な作業が必要な問題

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