読んで力をつける

算数は「解いて力をつける」か「理解して力をつけるか」のどちらかだと考えています。

前者は算数のセンスがある子です。

後者には算数が苦手な子もいますが、理解して算数が得意になっている子もいます。

前者の算数のセンスがある子は、問題を解いて分からないときでも、式や表だけ見て解き方の方針がイメージできたり、面積図や線分図を見たら、いろいろなものが伝わります。

前者の子と後者の子が同じ図を見ても、入ってくる情報量に大きな差があります。

前者の算数のセンスがある子は、算数を得意にするためには、ひたすら問題を解けば良いので、どういう勉強をやったら良いかと頭を悩ませる必要がありません。

ここでもアドバイスは特には行いません。

後者の子は理解するところから始まります。

理解するには、会話で身につけるか、上手く書かれた書物で身につけるかです。

会話というのは、動画ではありません。

理由は一方通行ではダメだからです。

書物も一方通行なのですが、上記の通り、一方通行になっていないような書かれ方をしたものを上手く書かれた書物と定義したわけです。

会話は物理的に難しいです。

会話に付き合えるのは、フルタイムで働いてなくて、尚且つ受験算数に精通している保護者か、1週間に5回くらい家庭教師をつけた場合くらいです。

上記2つはなかなか難しいので、上手く書かれた書物が最有力となります。

当教材の対話式算数は、生徒が間違いやすいポイントで間違えます。

誰も間違えないよというところまで間違える演出をすると、しらけてしまいますが、最高の生徒で絶妙な間違え方をしてくれます。

そうすると、一方通行の教材ではなく、自分が答えているようになります。

実際に、対話式算数の生徒(茶くま)をライバルと呼んで頑張ってくださるお子様も何人もいます。

「どうしてこうするのか?」という理由をきちんと書き、かゆいところに手が届くように間違えやすいポイントなども触れることで、一方通行のようにならない解説で、理解して力をつけて欲しいと思います。

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