5年生のラスト1か月は特殊算

いよいよ年が明け、入試が近づいてきました。

受験業界でいいますと、6年生があと○日で入試ということが最大の関心事となっていますが、現5年生もこの1月は重要な時期です。

そろそろ新6年生ということで、頑張らなければと思っている時期だからです。

頑張ろうと思うだけならば誰でも思っていますが、その思いを行動に変えられるかどうかです。

何をやればいいのか分からないうちに、行動に移せずに1月が終わったという生徒さんの方が圧倒的に多いと思います。

つまり、ここで、この1か月をしっかり取り組むことで、まわりの生徒さんたちに差をつける、あるいは追いつけます。

 

よく、塾からは、1年間の復習をしましょうといわれます。

私は、それは反対です。

1年間の内容が広すぎて、1か月の短期間ならば、すべて取り組もうとすると、広く浅くで終わってしまうからです。

浅い学習ほどやる意味がないものはありません。

 

テーマを決めて、そのテーマをしっかり取り組むことが重要だと思います。

算数が普通の人(大変失礼ですが、上位一握り以外の大多数の生徒さんという意味です)は特殊算をお勧めします。

特殊算とは、私は「消去算」「過不足算」「つるかめ算」「平均算」「和差算」のことを指しています。

それらの単元をしっかり取り組むことができれば、実りのある1か月だったと言えます。

特殊算は、4年生でやることが多く、そのときは、割合と比が絡まない純粋な和と差の問題だったわけですが、いまは割合と比を上手く使って解く問題にチャレンジできます。

範囲を絞ることにより、割合と比が絡む特殊算を深く学習することがベストだと思います。

 

教材は何でもいいですが、入試問題集から上記の特殊算を探して解いても良いと思います。

刺激のある学習で、いままでと何かが違う1か月になるかもしれません。

 

算数の力がある生徒さんは、特殊算に力を入れる必要はありません。

得意な生徒さんは、算数で苦戦している人にとってはやるせないですが、たいしてしっかり学習しなくてもできてしまう単元だからです。

そういう算数に強い生徒さんは、平面図形と比か、速さと比をお勧めします。

新6年生になる前に、平面図形と比か、速さの比でアドバンテージをつくっておくことは、とても大きいです。

あまり塾からは、このような提案はないと思いますが、お電話の相談などで、塾の担当講師に、この1か月は平面図形と比に集中して取り組もうと思うのですが、どうでしょうか?と相談をしてみましたら、その作戦を絶賛される可能性が極めて高いです。

 

特殊算、速さ、平面図形、いずれも当教材で用意しております。

学習のご相談、当教材のご購入の相談もお気軽にお願いいたします。

もう1月に入っていますので、素早く行動に移したもの勝ちだと思います。

ご検討のほど、よろしくお願いいたします。

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