算数が苦手ならば難しい問題をやらない方が良い?

今日、某国語家庭教師に、探求教材は、どのくらいの偏差値の生徒さんまで対応しているのか?と聞かれました(FBのメッセンジャーで)。

返答に迷うこともありませんでした。

中学受験する生徒全員と答えました。

 

私の教材作りのルーツは、サピックス講師時代に、基礎トレを見て、もう少し力のつく良いものを作りたいと思ったところから始まります。

その前から東芝のルポ(古い話ですが)を使って教材を作っていましたが、そのときは、ただなんとなく自分でも作れると思って作っていただけで、明確なコンセプトはなかったように思います。

そして、前職で5年生の1番下のクラスを担当したときに、自由に使える時間がかなりあったので、5年生の1番下のクラスで使いやすいテキストでも作ってみようかなと思って作ったのが、いまの対話式算数の原点です。

そこからレベルを上げた問題を次々と載せていき、問題が豊富な教材が出来上がりました。

5年生の1番下のクラス用の問題を削ったわけではありませんので、補助教材さえ用意していれば、中学受験をする生徒全員が使えると言っても言い過ぎではありません。

しかし、それはあくまでも集団塾でローコースにも使える教材というだけで、自学自習用で使えますとまでは言えません。

 

現在、対話式算数のジュニア版にあたる教材と、小3の対話式の教材を作成していますので、それが完成しましたら、自学自習用の完璧なラインナップとなりますが、それまでは保護者様のフォローもそれなりに必要になります。

完璧なラインナップになっても、ある程度のフォローがあった方が無難なことは間違いありません。

 

進学塾でローコースを担当すると、共通教材から、そのクラスに相応しい問題を選んで授業を行い、宿題を出します。

これはやらなくて良いという問題も多いです。

しかし、対話式算数をスカイプ指導で使って教えるとき、集団塾とは同じような扱いにはなりません。

集団授業のように、その子に相応しい問題を選んで授業を行ったり、この部分はやらなくて良いと言うかもしれませんが、そうするとは限りません。

どうしてか、お分かりになりますでしょうか?

 

それは扱う時期を変えることができるからです。

6年生の子であれば、6年生用の教材を使うのが集団授業です。

そうすれば、必然的に、これはやらなくて良いという問題が大量に出てきます。

しかし、6年生の子に、5年生用の教材や4年生用の教材を使ったとしたらどうでしょう?

この問題はやらなくて良いとは言わない可能性が高くなります。

 

学習が低迷している場合は、難しい問題を避けるか、学年を下げるかのどちらかになります。

どちらが良いかはお子様によります。

本当に算数が苦手ならば、難しい問題を避ける方法を選びます。

幼いために理解不足になっている子ならば、学年を下げた方が良いと思います。

どちらのタイプかを保護者様が判断しなくてはなりません。

判断方法は簡単です。

低い学年の思考力問題をやってみたときに、軽々と解いているようであれば、学年を下げた方が良いということになります。

 

例えば5年生で、算数に苦戦している生徒さんならば、当教材の小3の思考力問題をお勧めします。

それもなかなか考え進めることができないようでしたら、小4用や小5用の典型題のうち、易しいものを厳選して扱います。

難しい問題を避けるという方針になります。

小3の思考力問題ならば、楽しく解けるようでしたら、その調子でグイグイ進めた方が良いです。

追いつかないと焦るよりも、基礎学力をつけていると考えた方が長い目で見てプラスです。

小3用が終わったら、小4用、小5用と飛ばさずに進めていきましたら、来年の夏頃には良いところまで行くと思います。

 

よく、塾を辞めて個別指導などに切り替えて、上手くいく生徒さんがいますが、その多くは、いまの進度から外れるという開き直った決断をし、下の学年のところからやり直しています。

難しい問題を避けるのではなく、学年を下げたことが、その子にとっては大当たりだったというわけです。

 

いつから受験勉強を始めて、いまどのくらいのところをやっていて、どのくらいの学力で、志望校はどこかということが分かりましたら、このあとの学習ペースをそれに合わせて決めることができます。

集団塾の学習ペースがどの子にとっても正しいというわけではありません。

難関校には遅生まれの子、特に4~8月までに産まれた子が多いと思いますが、それは、そういう子達の能力が高かったわけではありません。

悠々と授業を受け続けた結果、能力が高まったということです。

お子様ごとに最適なペースで進めていけば、6年生の受験段階のときには、早生まれのハンデはないと思います。

 

算数で苦戦していましたら、難しい問題は避けて基礎に絞ると考えるか、学年を下げるかをしっかり検討すると良いと思います。

難度よりも進度を調整した方が良いという生徒さんも多いのではないでしょうか。

算数教材塾・探求で、小学4年生は自宅学習が良いとお勧めしている1番の理由は、お子様の成長の度合いに合わせた学習ができるからです。

冒頭で、対話式算数は中学受験をする生徒全員に対応すると即答したのは、時期をずらして使用することを考慮しての回答です。

 

追記

難問を避けると、学年を下げるの違いが分かりにくい場合がありますので、一例を挙げます。

例えば、つるかめ算は、6年生になると比が絡んだものや不定方程式になります。

6年生で学習するときに、そういった問題のシンプルな基礎をやるか、それを含まない純粋なつるかめ算の複雑化した難しめの問題をやるかです。

似ているようですが、大きな違いがあります。

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