- 2020年11月12日
私は塾講師時代、授業をすること以上に教材を作ることが好きでした。
自分の作った教材で授業をして上手く授業ができたときの喜びにやり甲斐を感じていました。
みくに出版の過去問集を見て問題を探し続けていました。
ここ数年は解説書きに時間がかかるので、みくに出版の過去問は買ってはいましたが、問題を探す用途には使っていませんでした。
2018年は原点に戻って、みくに出版の過去問を常に隣に置いて問題を探し、教材をいろいろ作っていこうと考えています。
本来、これをやりたくて算数教材塾・探求というサービスを始めたので原点回帰です。
強化シリーズは2点販売し、今後も次々とリリースしますが、今回は小学5年生用の教材です。
強化シリーズに属するかどうか検討中です。
私は、塾講師でポピュリズムの人に否定的です。
人気が出るのは良いですが、最終的にお客様の希望は叶わないからです。
楽しく充実した受験勉強でした!でも結果は…
というようになりがちで、そういう塾講師は決して少なくありません。
私も教材紹介では、自学自習に最適、応用力がつく、図形が得意になる、サピックスの授業についていけるなどのキャッチコピーは使いますが、それができるように最大限工夫している教材だから言えることです。
そして、決して楽をして学力がつくわけじゃなくて、その教材を使ってがんばって学力がつくということです。
今回作成する教材は、ポピュリズムとはまったく逆の教材です。
生徒さんや保護者様に迎合しません。
具体的にどういうことかと言いますと、解説無しです。
思考力問題にも考えるコツのようなものはありますが、それを教わらずにひたすら自力で考えて欲しいと思っています。
解けた後に、ところでコツってあるんですか?と聞いてきましたら、私の考えているコツをお答えします。
最終的にコツが分からなくてもいいです。
解いた後、自然と経験値は高まりますが、その解き方は覚える必要はありません。
要するに、考える訓練をする問題です。
考えることで思考力を鍛えます。
問題は週一くらいが良いと思っています。
プロ野球投手のように中6日です。
問題選びは大変ですが、解説はご用意しませんので、小5探求会員の方は無料とします。
非会員は1問100円で、月400~500円とします。
1年間で52問用意しますので、30勝を目指すという感じです。
時間はいくらかかってもよいです。
できない問題は放置でいいです。
考えることが訓練になるので、考えた結果解けなくても力にはなっています。
こう書いていくと、魅力は感じられないと思います。
解説無しなので、分からなければそのままですので。
しかし、真の力をつける学習はこういうものです。
タイトルにありますように、良い薬は飲みやすいものではなく、飲みにくいものです。
私がいま塾講師ならば、こういう教材は作れないでしょう。
すぐに解説はあるのか?と上司に問われます。
無いと答えると、じゃ、この教材は禁止!と言われると思います。
保護者に教材の意図を丁寧に説明し、納得してくださる方だけ利用してもらえば良いと思うのですが、塾となるとそうはいかないようです。
1人でも「解説が欲しい」と言う人がいたら、用意しなくてはいけないそうです。
こちらの意図したもにはならなくなります。
問題のレベルは高くなりますが、5年生で、開成、麻布、桜蔭、渋幕あたりを目指す生徒さんは30勝くらいできる問題にします。
小さい塾では、このような教材を用意して取り組んでいるところもあるかもしれません。
大手塾ではこういう練習はしていないでしょう。
市販教材から、こういう問題を厳選するのはとても難しいです。
このブログをお読みになり、そうだ!難問を考えるトレーニングをしよう!となった場合、小さい塾(算数塾など)でそういう方針でやっているところを探すか、探求教材を月400~500円で購入するかのどちらかです。
算数塾で同じようなコンセプトでやったとしたら、1時間1500円くらいだとして、1ヶ月6000円くらいになると思います。
同じようなコンセプトならヒントも与えず、解説もせずに月6000円です。
それならば、月400~500円で家で問題を解いた方がお得だと思います。
ブログで、今年はかゆいところに手が届く教材を用意したいとたびたび書いていますが、真の思考力をつけたいお子様へ、魅力は無いと思いますが確かな教材をお届けいたします。
近日中にこのブログにリンクを貼ります。
ご検討の程よろしくお願いいたします。