男女によって良い講師の基準は違います

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それが今年に入り、なぜか名湯の温泉地のように高い泉温で湧き出してくるようになりました。

 

今回のブログは、いままでにない視点で、他の塾講師からも聞いたことがない内容です。

男女というのは、講師の性ではなくて、生徒さんの性のことです。

講師の性についても書きたいこともありますが、一般論や傾向に過ぎず、個々によって大きく異なりますので、それを書くことはないでしょう。

 

今回のブログは、元同僚と、チャットしているときにいきなり湧き出してきました。

潜在的な主張というものが湧き出してくる瞬間が新鮮でした。

 

私は、塾講師の後半は女子クラスを担当することが多かったです。

理由は簡単で、生徒に媚びることなく、厳しく指導できたからです。

残念ながら、小学生の女子の指導といっても、鼻の下が伸びているようで明らかに贔屓する幼い講師もいます。

かわいい子には旅をさせよの反対で、かわいい子にはクラス替えしない講師も残念ながらいます。

私くらい嫌われるのを恐れずにはっきりダメなものはダメと言えるタイプの方が、女子の成績を上げるという意味では向いていると思います。

というようなことを今回のブログで書きたいわけではありません。

もっと技術的なことです。

 

男子中と女子中の入試問題を見ると、明らかに異なります。

女子中では桜蔭が最難関ですが、男子中と比べると、例えば早稲田中と比べても、早稲田中の方が難しいですし、傾向は違いますが、芝中くらいの難度だと思います。

共学の渋幕や渋渋や早実の方が、桜蔭や豊島岡女子や女子学院よりも難しいです。

このように入試問題のレベルが異なりますので、講師も同様に異なっていることはおかしくないどころか自然なことです。

 

男子中の講師は、解法の魔術師というかテクニックを上手く伝えられる講師が向いています。

今回、大手4塾の入試報告会に行きましたが、四谷大塚と早稲田アカデミーの算数の講師は力量が十分のようで、エレガントな解法ができるタイプだと思いました。

そういう講師が男子の指導に向いています。

サピックスの講師は、大学の数学で学ぶような知識を盛り込んで話す傾向がありますが、それはあまりよく分かっていない保護者に向けて「サピ講師はすごいんです」アピールをしているだけであって、高度な知識を持っていることと男子の指導に向いているということは関係がありません。

しかし、一般の方は「やはりサピックスの講師は違う!」と好印象なのかもしれません。

 

ポイントは「板書が綺麗」、「手書きの解説が見やすい」、「簡単に解けるような気がする」「配付されている解説よりもその講師の別解の方が優れている」

このあたりで判断できると思います。

算数にある程度詳しい保護者様なら、この問題はどう解くんですか?と聞いてみても良いと思います。

「公式を言って終わり」、「まどろっこしい説明をする」講師は男子には向いていません。

塾側で適材適所の人員配置となっているわけではありません。

志望校対策で、男子中対策の講師でもこのようなテクニック重視の講師が揃っているわけではありません。

 

お子様が男子で、もしそういうテクニックのある講師に教わっていなければ、

市販の教材やネットで購入できる教材で、エレガントな解法をしているものを選択すると良いと思います。

今回は「ここにありますよ」ということは書かないようにします。

 

ちなみに大手塾で配付されている解説はオーソドックスなものが多いです。

テクニックのある講師は、その解き方で教えないことでしょう。

よくインターエデュで「予習シリーズが1番」という書き込みがありますが、決して良い解き方ではありません。

どうして良い解き方にしないかはお分かりだと思います。

使用する生徒さんのレベルが広いのももちろんありますが、それを使って教える講師がとてもたくさんいるからです。

どの講師にとっても扱いやすいオーソドックスなものにせざるを得ないわけです。

 

それに対して女子中は難しい問題が出ませんので、エレガントの解き方はそれほど必要ありません。

鈍臭く、馬力で解いていけば解ける問題が多いので、馬力をつけてくれる講師が最適です。

簡単に書きますと、厳しい講師です。

「とにかく、やれ~!」こんなタイプです。

 

ちなみに私はこういうことは言いませんでした。

「できるようにしてくれば、やり方はお任せ♪」と笑いながら言い、その代わりテスト漬けで鍛えていきました。

「笑いながら言うときが最も怖い」と言われたこともあったような、なかったような。

サピックス創生期の奥田先生のあの怖さや厳しさはとても女子向きで、やはり特に女子に慕われていました。

前職で強烈に印象に残っているN講師(現在他塾で活躍中)はテクニックがまったくなかったですが、女子の第一志望校合格率は高かったです。

上記しましたように、こういうことが潜在的に私の中に入っていましたが、それがいきなり湧き出したわけです。

 

怖くても優しくても、とにかく課題の要求水準の高い講師が向いていると思います。

テクニックの有無はあまり影響ありませんので、どちらでも良いです。

お子様が女子で、もし課題の与え方が甘い講師に教わっていれば、対処しなくてはいけませんが、これは男子よりもはるかに簡単です。

市販の教材やネットで購入できる教材で解けば良いだけです。

 

女子で共学の渋幕、早実を目指す人はテクニック系の講師に教わった方が良いです。

渋渋も最近はテクニック系でないときついと思います。

まだまだ基礎力がたりず、テクニックどころではない男子は、むしろ課題を多めに与えてくれる講師の方がいいかもしれませんが、私の経験上、男子は量で上達する子が少なかったと思います。

ちょっとできたらすぐに背伸びという方が上達しやすいので、家庭教師や個別指導でダイレクトに問題を出してくれる環境がベストかもしれません。

 

イメージとしては、男子向け講師は力強く馬力養成タイプで、女子向け講師は繊細でテクニック重視タイプの方がしっかりくると思います。

実際はそれは逆だと思います。

もちろん無神経な発言とか過激な発言などの次元の低い話ではありません。

それは男女とも控えた方がいい時代だと思います。

 

以上になります。

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