サピックスで伸び悩んでいる理由は?

タイサピの広報ブログです。

新5年生の510-01、510-03、それから新6年生の61-01、61-03の体験版を公開してから半月ほどたちました。

昨年度、お世話になったお客様の継続状況は順調です。

新規の方の体験お申込は昨年度よりも増えています。

ぜひお力になりたいと考えております。

 

タイサピをお薦めしていますのは、力がつくからです。

現在、完璧!と胸を張れるお子様には勧めようとは思いません。

 

もう少し成績を上げたいんだけど…

あるいは、

もっともっと成績を上げたい!

このようなお子様にお勧めしたいのです。

 

伸び代があるということは、授業の理解度が100%ではありません。

もちろん理解度100%というのはとても難しいことです。

算数がとても良く出来る人が、集中力MAXでなんとか成し遂げられることかもしれません。

 

小学生なので、集中力が途切れることもあるでしょう。

新しい単元なら、しっくりこないで噛み締めながら考えていたら、いつの間にか先に進んでいることもあるでしょう。

ノートをとっていたら、大切な言葉を聞き逃していることもあるでしょう。

 

それが普通のことですが、その普通が少なければ少ないほど優秀ということになります。

伸び悩んでいるとしたら、その普通のことが多いのでしょう。

授業で理解不足ならば、宿題もスムーズにできませんし、できないことはやりたくもないし、

ということで後手後手に回ります。

上昇気流に乗せるには授業の理解力アップが最重要です。

 

対話式算数TypeSは解説書です。

授業をもう1度受けるのと同じ効果があります。

実際の授業の理解力が不足しているのならば、対話式算数TypeSの解説書で補充できます。

 

四谷大塚では予習ナビとか復習ナビで授業を何回も受けることができます。

そのシステムを知ったときの第一印象は、

これは凄い!

と思ったものです。

 

しかし、冷静に考えてみると、時間が必要以上にかかって効率が悪いです。

分かっていることをゆっくり動画授業で見るほど受験生は暇ではありません。

やはり書物に優るものはありません。

分かっているところは足早で読み進めればいいのです。

分からないところは時間をかけて理解しながら読めば、そういう勉強をしないよりもずっとプラスでしょう。

 

復習で数値替え問題に取り組む前に1時間しっかり読むだけで十分な効果が表れると思います。

精読できれば、デイリーサポートかデイリーサピックスのどちらかは省いても問題ありません。

勉強時間を増やさずに、やり方を変えて効果を上げる作戦です。

算数の勉強時間の大半は考えて手の動いていない時間です。

タイサピを読んで理解が深まれば、手の動いていない時間が短くなります。

 

ところで、視点を変えて、どうして塾ではこのような解説書を配付しないのでしょう?

そういう解説を書く能力がないわけではありません。

一講師だった私が書いているくらいなので、このくらい書ける講師はウヨウヨいます。

作図ソフトを使える講師は少ないと思いますが。

 

解説が詳しくなると、授業を聴かなくなると言うかもしれませんが、それは違います。

授業を聴かなくても成績が上がるならば塾は大歓迎です。

 

理由は、退塾者が出るからです。

授業を受けなくても解説書があれば受験ができると分かれば、退塾者はかなり出るでしょう。

それも優秀な層ほど、そう考えるかもしれません。

 

塾の解説は詳しくない方が良いのです。

しかし、塾生はその論理で進めていく必要はありません。

詳しい解説書で成績が上がるのであれば、使うべきだと思います。

 

どちらか主でどちらが従になるかは分かりませんが、

優秀なお子様は、異なる捉え方をともに味わって欲しいです。

それで視野が広くなり、応用力が高まります。

 

サピックスの社長が、A授業、B授業、土特、SSで講師が違うのは、

様々な講師に教わった方がプラスになるからと言っていました。

額面通りには受け止められませんが、そういう面もあります。

 

優秀な子ほど、懐が深いので、いろいろな講師に教わることで効果があると思います。

授業とタイサピで算数を違った角度から捉えて欲しいと思います。

 

解き方は80%くらいは同じで、20%くらい違うと思います。

算数で苦戦しているお子様は、

サピックスのやり方では分からなかったけど、タイサピのやり方なら分かったというケースは多々あるでしょう。

ご感想のメールでよく書いてくださいますので、社交辞令と差し引いても、

そういったことは幾度となくあったと思います。

 

逆もあるかもしれませんが、それは問題ありません。

授業で理解できたわけですから。

授業またはタイサピのどちらかで理解できればいいわけです。

チャンスが1回よりも2回あった方が良いという考え方もできます。

 

対話式算数TypeSは超がつくほどのマイナーな教材です。

インターエデュでもまったく話題になりません。

でも、この存在を知った方は、ご利用なさった方がプラスだと思います。

もちろん、掲示板で書いたり、口外する必要はありません。

 

こっそり、我が子の学力向上のために使っていくというのが正しいと思います。

ご検討の程よろしくお願いいたします。

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