書き出し算数 ― 受験算数に入る前の「手を動かす」24回

1. 優秀な子たちが低学年で夢中になった「濃い算数時間」を、ご家庭に

受験算数のはじめの一歩 書き出し算数

解き方を覚える前に、手を動かして「全部を書き出す」経験を。

対象:小学3年生〜小学4年生前半

道順を一本ずつすべて書き出す。

数字のカードで作られる数を、すべて書き出す。 図形を描いて、一つずつ数える。

この教材でお子様が経験するのは、「答えを教わる時間」ではなく、自分の手で書き出し、探し、数え、抜けや重なりに気づいていく30〜50分の濃い算数時間です。

まずは無料サンプルで、「これは読む教材ではなく、手を動かす教材だ」という感触をお確かめください。

2. この教材は何をする教材か

「書き出し算数」は、解法を暗記する教材ではありません。

「書き出す」という作業そのものを通して、受験算数に入る前の基本動作を育てる教材です。

3年生の時期にできる学習はいろいろありますが、私は、受験算数のはじめの一歩は「書き出し」であるべきだと考えています。

きれいな解法を先に覚えるのではなく、自分の手を動かして数え上げ、抜けや重なりを自分で見つける。

教わって理解するのではなく、書きながら気づく——

その経験こそが、後の受験算数を支える土台になるからです。

この教材は、学年の先取りをするものではありません。

単元を前倒しで詰め込むのではなく、考えるための「手の動かし方」をつくる土台づくりの教材として設計しています。

3. なぜ「書き出し」が大切なのか

受験算数の最重要単元のひとつに「場合の数」があります。

この単元でつまずく子の多くは、公式を知らないからではなく、「もれなく・重なりなく書き出す」という感覚が育っていないことが原因です。

「書き出し算数」で繰り返し経験するのは、まさにその感覚です。

  • 抜けに気づく——「まだ書いていないものがあるはずだ」と立ち止まれる
  • 重なりに気づく——「これはさっきと同じだ」と見分けられる
  • 分類する——「仲間ごとに分ければ書き出しやすい」とわかる
  • 順序で並べる——「順番に書き出せば取りこぼさない」と身につく

これらは、解説を読んで覚えられるものではありません。

自分の手で書き出し、間違え、間違い探しをして直す——

その往復の中でしか育たない感覚です。だからこの教材では、書き出す練習と同じくらい、間違えたあとの「間違い探し」を大切にしています。

4. 教材の中身

全24回。題材は多彩です。

道順/数列/図形を数える/図形と規則性/数をあてはめる/図形をつくる/ならべる/場合の数/方陣算/魔方陣/虫食い算/N進法/推理/立方体 など

題材は回ごとに変わりますが、貫いている軸はひとつです。

これらは「場合の数」を下地にしながら、題材だけをさまざまに変えている構成になっています。

いろいろな入り口から、結局は「もれなく・重なりなく書き出す」という同じ力を、飽きずに何度も鍛えられるようにしてあります。

単元を先取りするための教材ではありません。

多彩な題材を通して、ひとつの「書き出す力」を育てる——

それがこの24回の狙いです。

5. 学習時間の目安

1回あたりの時間は、お子様によって幅があります。

  • 難関校に進むような非常に優秀なお子様でも、1回30分前後かかります。
  • 普通のお子様なら、50分でも終わらないことが少なくありません。
  • ただし、60分を超えて無理に続ける教材ではありません。

ここで一点、はっきりお伝えしておきたいことがあります。

30分は「標準」ではなく、非常に速いお子様の目安です。

すぐに終わる軽いプリントではありません。

回によっては優秀な子でも苦しみ、50分近くかかることがあります。

途中で終わってしまっても構いません。

大切なのは、短時間で終わらせることでも、最後まで粘り切ることでもなく、その30〜50分のあいだ、しっかり頭と手を使うことです。

濃い時間を作れたなら、その回の役割は果たされています。

6. 保護者の役割

この教材は、保護者が算数を教え込むためのものではありません。

難しい解き方を説明できなくても、まったく問題ありません。

ご家庭でお願いしたいのは、次の三つだけです。

1.問題文の意味が読み取れずに止まっているときだけ、言葉をかみ砕いてあげる
たとえば手が止まっていたら、「遠回りしないで、AからBまで行く道を全部かいてみようか」と声をかける——
その程度で十分です。解き方そのものを教える必要はありません。

2.1問ごとに丸付けをする

3.抜けや重なりがあったら、再チャレンジや間違い探しに向かえるよう、遠回しに伝える
「この中に、同じものがあるわよ。まだ書けていないものがあるのね」とだけ。
「これとこれが同じ」というような決定的なポイントは伏せて、お子様自身が見つけられる余地を残してあげてください。

こうして、ご家庭のリビングや勉強部屋が、小さな算数教室になります。

ただし保護者は「教え込む講師」ではありません。

お子様が自分の手で書き出す時間を、そっと守る人——

それがこの教材での役割です。

7. どんな子に向いているか

  • 小学3年生〜小学4年生前半のお子様
  • 受験算数に入る前に、考える土台をしっかり作っておきたいお子様
  • 低学年のうちから単元を先取りするより、まずは手を動かす経験を積ませたいご家庭
  • 将来的に難関校を目指したいお子様

この教材は、実際に塾の小3クラスで使っていたものです。

桜蔭・開成・筑駒といった学校に進んでいったお子様たちも、低学年のころに嬉々として取り組んでいました。

合格体験記に「小3のときにこの教材が楽しかったから、この塾を選んだ」と書いてくれたお子様もいます。

お伝えしたいのは、合格実績そのものではありません。

非常に優秀な子にとっても、これは簡単すぎる教材ではなく、本気で頭を使える教材だった——

ということです。

優秀な子が低学年のころに経験した「濃い算数時間」を、ご家庭で再現できる。

そこにこの教材の価値があります。

8. 向いていないケース

正直にお伝えします。次のようなご家庭には、この教材は合いません。

  • 低学年のうちから、単元をどんどん先取りしていきたいご家庭…この教材は土台づくりであり、先取り教材ではありません。
  • 親が説明し、理解させてから進めたいご家庭…この教材は、お子様自身が書き出して気づくことを大切にしています。
  • 難問の解法を親が教え込み、解法力を上げたいご家庭…この教材にも歯ごたえのある問題はありますが、ねらいは解法を覚えることではなく、自分の手で書き出して見つけ切ることです。難しい1問は、教えて解かせるのではなく、時間をかけて書き出し、抜けや重なりを自分で直していく——その過程にこそ価値を置いています。

9. 受験算数OS本編との関係

「書き出し算数」は、受験算数OSシリーズの入口教材です。本編の代わりではありません。

本編は小5からの開始を想定しています。

その本編に入る前に——書く・探す・分類する・見比べるという経験を先に積んでおく。

いわば、本編で本格的に考え始めるための「手の動かし方」を作っておくのが、この教材の役割です。

順序に迷う必要はありません。

この入口教材で手の動かし方を育ててから、小5以降に本編へ進む。

その流れを想定して設計しています。

10. 購入前の不安に答える短いQ&A

Q. 親が算数を教えられなくても大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。保護者の役割は、問題文の意味が分からず止まったときに言葉をかみ砕くこと、丸付けをすること、抜けや重なりを遠回しに伝えることの三つだけです。解き方を教える必要はありません。

Q. 小3には難しすぎませんか?
A. やさしい教材ではありませんが、解き方の知識を前提にしていません。手を動かして書き出していけば、3年生でも取り組めます。少し苦しいところを、探して・見つけて乗り越える——その手応えこそ、この教材の中心です。

Q. 時間がかかってしまう場合は?
A. 普通のお子様なら50分ほどかかることはよくあります。それで問題ありません。ただし60分を超えて無理に続ける必要はありません。濃い30〜50分が作れていれば十分です。

Q. 全部解き切れない回があってもいいですか?
A. 構いません。途中で終えても大丈夫です。大切なのは完走ではなく、その時間しっかり頭と手を使えたかどうかです。

Q. 受験算数OS本編とどちらを先に使うべきですか?
A. 本編は小5開始を想定しています。それより前の小3〜小4前半の時期に、この入口教材で手の動かし方を作っておくことをおすすめします。

11. 最後に

この教材でお渡しするのは、問題が印刷された用紙ではありません。

優秀な子たちが低学年のころに経験した「濃い算数時間」を、ご家庭で再現するための設計図です。

価格は、PDFのページ数としてではなく、30〜50分 × 24回の算数体験として受け取っていただけたらと思います。

家庭のリビングが、算数塾の低学年クラスのような時間になる——

その価値です。

少し苦しいけれど、自分の手で探して、書いて、見つけられたときに「できた」と思える。

この教材で得られるのは、答えの出し方ではなく、考えるための手の動かし方です。

まずは無料サンプルで、その感触をお確かめください。

  1. 書き出し算数 第1~12回 4950円(税込)
  2. 書き出し算数 第13~24回 4950円(税込)
  3. 書き出し算数 第1~24回 8800円(税込)
  4. 小3教材3点セット(書き出し算数・小3模試の最後に出る思考力問題・小3からのよく読む算数)14300円(税込)

📦 【書き出し編】教材の詳細と使い方

  • 構成:全24回(1回につき、書き出し6問・思考力チャレンジ2問の合計8問)
  • 学習ペース:1週間に1回分のペースで、約半年(24週間)で完成します
  • お届け方法:PDFダウンロード形式(Googleドライブの共有URLからいつでも印刷可能)

お子様ができたときに、嬉しそうな表情をするかどうかを基準にしています。ぜひ、取り組んでください。

👉全24回の着眼点一覧(ブログ)

 📝カリキュラム

回数単元名学習日
第1回道順5.7
第2回数列①5.14
第3回図形を数える①5.21
第4回図形と規則性①6.4
第5回数をあてはめる①6.11
第6回図形をつくる6.18
第7回ならべる①7.2
第8回場合の数①7.9
第9回方陣算7.16
第10回魔方陣9.3
第11回虫食い算9.10
第12回N進法9.17
第13回道順②10.1
第14回図形を数える②10.8
第15回図形を数える③10.15
第16回数列②11.5
第17回図形と規則性②11.12
第18回推理①11.19
第19回ならべる②12.3
第20回ならべる③12.10
第21回場合の数②12.17
第22回推理②1.7
第23回数をあてはめる②1.14
第24回立方体1.21
学習日はモデルケースです
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